きのうのW杯・サッカー「日本 vs ポーランド」戦を観て、日本人はどう思ったか?
試合終了直後のアンケート(yahooにあったもの)では、圧倒的な人が日本代表に不満を感じていた。
まあ、しょうがないかな。
試合終了10分前の時点で、日本とセネガルは「勝ち点、得失点差、総得点」の3つでまったく同じだった。
でも、フェアプレーポイント(警告数)がちがう。
日本が受けたイエローカードは3枚で、セネガルは5枚。
イエローカード2枚分だけ、日本はセネガルの上に立っていた。
このとき日本はポーランドに0-1で負けていたけど、このままであれば、日本がセネガルを上回って、決勝トーナメントに進むことができる。
ここで西野監督はポーランドに勝つことより、日本が決勝トーナメントに進出することを選ぶ。
残り10分、日本はパスを回すだけで、ポーランドに攻め込まない。
無気力にパスをくり返していて、そのまま試合終了。
時間稼ぎで終わらせた日本には、スタジアムからブーイングが起こる。
日本人でさえ、80%が日本代表の戦いぶりを0か1点と酷評した。
こんな日本代表を世界の人たちはどう見たか?
これから、海外メディアの反応を見ていこう。
いろいろな海外メディアの反応を見ると、「やっぱりね」という感じ。
日本代表の無気力ぶりには、あきれたり怒ったりする反応が多い。
イギリス「BBC」の解説者は「残念な試合で、茶番になった」と言う。
ドイツメのディアは「ばつが悪いぞ、日本」と伝える。
北アイルランドの監督をしていたオニール氏は、「あ然とさせられる」と不快感をしめす。
この試合を中継していたロシアのテレビ番組では、司会者が「もうロシア人は日本を応援しない」と言う。
日本はまさに四面楚歌。
周囲をアンチに囲まれた状態だ。
でも、先ほどのアンケート結果を見ると、国内にも怒っている人がたくさんいる。
だから、この海外の反応も仕方ないか。
でも、ポーランドも悪いんですよ。
日本がダラダラとボールを回すことができたのは、ポーランドがそれを許していたから。
ポーランドとしては、このまま1-0で勝てたらそれでいい。
それで、積極的にボールを取りに行かなかった。
海外メディアのなかには、そんなポーランド代表を批判する声もあった。
日本もポーランドもダブルで無気力だった。
だから、それ以外の国の人が見ると不愉快になる。
おそるおそる、きのうの試合を伝えるFIFAのユーチューブ公式ページを見てみた。
そしたら、まあ、ヒドイことが書いてありましたわ。
Japan don’t deserve any respect for this. It was just embarrassing.
「日本はいかなる尊敬にも値しない。ただ恥ずかしいだけ」
Japan is a disgrace.
「日本は名誉をうしなった」
でも、こんなコメントもある。
he maybe is chinese pretending to be korean. sorry 🇯🇵🇰🇷
「そいつはたぶん、韓国人のふりをした中国人だ。悪いね」
more respectful than what Korea did in 2002 ㅋㅋㅋ
「2002年に、韓国がしたことよりはマシ」
でも、日本がとった選択を認める海外メディアもあった。
サッカーダイジェストの記事(2018年06月29日)では、パス回しを「日本の戦術」と評価したスペインメディアの意見を紹介している。
ベスト16に進出するための条件が変わり、槙野智章がイエローカードを提示されてしまったため、これ以上もらうわけにはいかなくなった。(中略)そして、コロンビアとセネガルの試合状況を把握したうえで、彼らはリスクを冒さずにボールを回すことを選んだのだ
だからこのスペインメディアは、にしきのあきら、じゃなかった、西野監督は「自分たちが勝者だと胸を張っていい」という。
残念なことに、今回のことで日本は海外から「サムライ失格」なんて言われている。
でも、日本人よりもサムライらしい人がいた。
セネガル代表を率いたアリウ・シセ監督。
セネガルは、イエローカード2枚の差で決勝トーナメント進出を逃したのだけど、シセ監督はとてもいさぎよい。
「ゴール」の記事でこう話している。
フェアプレーによって敗退が決まったが、私はこのチームを誇りに思う。これもルールの一つだ。ルールをしっかりと頭に入れ、予想しなければならなかった。
そう、これもルールのひとつ。
フェアプレーによって勝利するというのも日本らしい。
「自分たちが勝者だと胸を張っていい」とまでは思わないけど、下を向く必要はない。
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