シェークスピアの作品「ウィンザーの陽気な女房たち」には、こんな言葉があるそうだ。
「もともとあまり好きではなかったが、よく知り合えば知り合うほど、ますます愛情が薄れてゆく」
いまの韓国を見て、たくさんの日本人が似たようなことを感じている。
理由はもちろん、韓国の約束破りだ。
韓国との友好を期待していた人ほど愛情が薄れると思う。
もともと韓国嫌いの人は愛情ゼロだから、薄れることもない。韓国の「異常性」が表面化する展開はむしろおいしい。
Korea is always right(韓国のやることはいつでも正しい)と盲目的な人は、今回のことでも韓国への思いは変わらず、日本への愛情が薄れただろう。
日本政府や外務省はというと、韓国の不誠実な態度を見て「韓国パッシング(無視)」の空気が広がっている。
これからそれを見ていきませう。
ところで「シェークスピアって誰?」と思った人はこれを機会に覚えておこう。
高校世界史でならう重要人物で、世界では知っててあたり前の有名人だから。
シェークスピア 1564~1616
エリザベス1世の時代から17世紀初めに活躍した、イギリス最大の劇作家。ロンドンに出て俳優兼劇作家として活動し、四大悲劇「ハムレット」「オセロー」「マクベス」「リア王」や、喜劇「ヴェニスの商人」など、合作を含め37編の喜劇・史劇作品を残した。
「世界史用語集 (山川出版社)」
ちなみに徳川家康もシェークスピアと同じ1616年に亡くなっている。
歴史に興味のある人は、1616年に中国最後の王朝・清が始まったことも知っておこう。
本当にイロイロなことが起きた年だった。
日本と韓国も1616あるけど。
韓国の約束破りとは、きのう10月30日に韓国の最高裁判所がくだした判決のこと。
戦争中、日本に強制的に働かされたと主張する韓国の元徴用工が、新日鉄住金に損害賠償を求める訴訟を起こした。
これについて最高裁は原告の訴えを認め、新日鉄住金に1人あたり約1千万円を支払うことを命じる。
ワオ!アメージング・コリア!
でもこれは国際社会の常識では考えられない。
日本と韓国は1965年に日韓請求権協定を結んだことで、徴用工の問題は解決されたはず。
このとき日本は5億ドルの経済協力資金を韓国に支払った。
そして韓国は日本への請求権をすべて放棄すると約束した。
日韓両政府が請求権問題は「完全かつ最終的に解決された」と確認している。
それなのに、53年後にひっくり返してしまった。
国と国が交わした約束すら、一方的になかったことにする。
国民感情(反日感情)によってコロコロ態度を変える韓国に、日本政府はいま疲れ切っているという。
安倍首相が「法の支配が貫徹されている国際社会の常識では、考えられないことが起こっている」と言うのもあたり前。
産経新聞の記事(2018.10.30)によると、日本は協定違反の韓国をまともな相手と見るつもりはない。
これからは、無視(放置)の塩対応をするらしい。
判決は、韓国が国際協定を守れない前近代国家だと自ら宣言しているに等しいからだ。政府は北朝鮮問題に関して韓国との連携は維持するが、本音では韓国を相手にしない「戦略的放置」(政府高官)を強める考えだ。
日本政府、対韓国「戦略的放置」強める 徴用工判決、国際司法裁判所への提訴も視野
でも日本のネットでは、政府の態度を消極的と見る人が多い。
・要するに何もしないとw
・どういう対応が正解なんだろう?
・日本怒りの無視wwwwwwwww
・慰安婦、竹島に次いでこれ
もう金輪際スワップ頼むとか抜かすなよ
・無視とか遺憾の意より効果ないな
・野党は何と?
・制裁じゃないと駄目だって
慰安婦像世界中で建ったのは日本が放置してきた結果だろ
・無視と言ったって差し押さえられたらアウトじゃん
韓国の最高裁は日韓請求権協定を否定したけど、韓国政府はまだ立場をハッキリさせていない。
日本の対応はそれ次第で、いまは静観するしかない。
国際社会の常識が通じる相手とは考えず、様子を見つつ韓国を放置する。
新日鉄住金の資産差し押さえとか、韓国側があり得ない暴挙に出ようとしたときには、国際司法裁判所への提訴などをしていくのだろう。
でも日本(外務省関係者)は去年の12月にも、慰安婦合意を検証した韓国に「相手にしない方がいい。放置だ」と言っていたんだけど。
そのことはこの記事をどうぞ↓
ホントに困ったお隣さんだ。
門は閉ざされた。
ならば日本は放置だ。
「もともとあまり好きではなかったが、よく知り合えば知り合うほど、ますます愛情が薄れてゆく」
シェークスピアなら、いまの韓国をどう表現するんだろう?
・生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ。
・神は、我々を人間にするために、何らかの欠点を与える。
・人の成すことには潮時というものがある。うまく満ち潮に乗れば成功するが、その期をのがすと、一生の航海が不幸災厄ばかりの浅瀬につかまってしまう。
・愚者は己が賢いと考えるが、賢者は己が愚かなことを知っている。
こんな言葉が頭に浮かんだけど、やっぱりこれが一番いいか。
・期待はあらゆる苦悩のもと。
国際社会の常識では考えられないことをする。
国際協定を守れない前近代国家だと自ら宣言している。
そんな国に期待してはいけないのだ。
その結果、「戦略的放置」がある。
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