日本人よ、これが韓国教育だ。中学生の手紙内容が絶望的な件

 

きのうの記事で、韓国の中学校から島根県の中学校へ手紙が届いたことを書いた。

「今年もあと少しで終わりですね。いかがお過ごしですか?」ではじまる中学生交流を思い描いた人は、日本と韓国につてい勉強し直す必要がある。
そんなに甘くはないのだよ、日韓関係は。

「竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに日本固有の領土です」というのが政府の主張だから、日本の学校でもそういう教育がおこなわれている。
でもこれは「独島は、歴史的にも、地理的にも、国際法上も明白な大韓民国固有の領土です」という韓国政府の立場とは違う。
「正しい」は国家の数だけあるのだから、領土教育の内容は違って当たり前。
韓国人の悪いところは「“正しい”はひとつだけ。それは私の考えだ」と思ってしまうこと。
そうなると「自分と違っていれば、それは間違いだ」と認識してしまう。

 

韓国の中学生が送った手紙からも、そんな独善的な発想が見てとれる。

なんでそんなことが言えるのかと言えば、いまはネット時代だから。
島根県がこんな資料を公開している。

韓国の中学校から県内の中学校へ届いた竹島教育に関する葉書への対応について

手紙から、いくつか言葉を拾ってみよう。

・島根県○○中学校の友達へ
・私が少し教えてあげます。
・独島が初めにわが領土になったのは西紀512年です。
・どうか教科書をそのまま信じないで。
・独島の真実について教えてあげたい。
・あなたの国の政府は「独島は日本の領土」と言っている。でもそれは事実ではない。
・あなたが学んできたことと多く異なる私の話が嘘だと思わないでください。
・「一日も早く日本が誤りを謝り(韓国が)手にすればよい」

「真実を知りたければまず嘘を知れ」という貝木泥舟のセリフが頭に浮かんできた。

韓国の中学生はこれを親切心から言っているのだろう。
内容は間違っているけど、悪意は感じられない。

これが韓国教育の成果か。絶望と断絶しか感じない。
手紙には教員の名前が一言も書かれていないけど、これをそそのかしたのは、まず間違いなく教員だ。
子供を政治の道具にするのは教育ではない。

 

上の言葉には驚かされたけど、これには言葉を失った。

・あなたたちは「市民的不服従」って知っている? 「もし、あなたたちの政府が間違っていたら、市民はそれに逆らうことができる」っていうこと。

日本の主張は間違っている。なぜなら韓国の主張と違うから。
誤っている政府に逆らうことは市民の権利って知っている?

さすがろうそく革命の国。
先生から言われたことをそのまま書いたのだろうけど、こういう認識をしていると日韓の中学生交流が大変そうだ。

 

自国の中学生がこんな手紙を送ったことについて、大人たちはどう思うのか?
ネット時代のいまは、そんなことも簡単に分かってしまう。

レコードチャイナの記事(2018年12月17日)によると、韓国国民は笑顔で手をたたいている。

韓国の中学生、島根の中学に歴史教育批判の手紙=韓国ネットから称賛の声

「頼もしい」
「立派だ。安心して彼らに韓国の未来を任せられそう」
「歴史をしっかり学ぶ韓国の子どもたちが誇らしいね」
「日本に抗議すらできない国会議員より素晴らしい」
「国会議員らはこれを見て反省してほしい」
「日本ではなく韓国大統領府に送るべき」

ちなみに朝日新聞は「韓国の女子中学校の生徒を名乗る人物から」と書いていたけど、YTNという韓国メディアの報道で、この手紙を書いたのは韓国の中学生と判明している。
「独島の日」に受けた授業から、「ウソを教えられている日本の友達に手紙を書こう」となったらしい。

実際、そんな言葉が手紙に書いてあった。

・10月25日の「独島の日」 を迎えて、お伝えしたい話があり、こうして手紙を書いています。

こういうピュアな心に触れると、教員の腹黒さに腹が立つ。

日本のネットを見ると、中学生に怒っている人はほとんどいない。
批判の対象は、生徒の後ろに隠れている人間だ。
今回は竹島問題だけだったけど、一方的で独善的な教え方は慰安婦問題や他の問題でも変わらない。
この出来事は韓国教育を象徴している。

韓国の教員に自分のしたことを後悔させるよう、もっと大きく騒いでこれを問題化したほうがいい。
こんなことが続けば、韓国嫌いの日本人を量産するだけ。

貝木泥舟風に言えば、今回の件から日本が得られる教訓は、教育とネットは本当におそろしいということだ。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。