心を込めた接待やサービスを日本人は「おもてなし」と言う。
誠意を込めた接待に外国人観光客がヤラレて、また日本を訪れるようになる。
韓国の中央日報は、おもてなしを日本の「最高の武器」と呼んで畏怖していた。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
たしかに日本人の配慮や誠意は外国人に高い評価を受けているけれど、失敗することもある。
これから、そんな「かん違いのおもてなし」の例を書いていこうと思う。
まずは今年9月、日本の歓迎が外国人をドン引きさてしまった。
これがそのNHKニュース(2018年9月11日)
セーリングの大会でイルカショー 非難受け日本連盟が陳謝
セーリングの「ワールドカップ江の島大会」の開会式が水族館でおこなわれた。
その式でイルカショーを披露したところ、一部の外国人選手が「ショックを受けた」と顔を青ざめる。
イルカショーを「動物虐待」と見る外国人がいるのだ。それも例外とは言えないほど多く。
だから、問題はこれだけで終わらなかった。
国際セーリング連盟から怒られてしまう。
国際連盟は「開会式でイルカショーが行われたことに失望している。このようなショーが行われることは容認できない」と非難しています。
これには日本セーリング連盟も「イルカの扱いについては個人や国によって考え方が違い、イルカショーを披露したことは慎重さを欠いていたと思います。不快な思いをされた方にはおわび申し上げます」と平謝り。
こんなふうに、日本のおもてなしが通じないこともあるのだ。
配慮も誠意も相手の価値観や文化にもとづくものでないと、ドン引きさせたり怒らせたりする。
このニュースはネットの反応は?
・めんどくさすぎ
・外国人呼ぶ資格ないな
・その生物が泳ぐ海でそんなスポーツするなよ
・これって主催者側の国際センス皆無だね。
・こう言う外国人がいるって想定できなかった大会運営の落ち度やろなぁ
・狐を殺す方が残虐だと思うがな。
・つーかさ
犬猫やサーカスでの象やライオンの芸でショック受ける人っているか?
・イルカなのにシャークに触ったとはこれ如何に?
・なぜ謝る
「ごく一部の選手が」「個人的に」「不快に感じた」だけでしょ?
・東京オリンピック前にこれが分かって良かった。
これは日本側の失態だ。
国際大会のホスト国なんだから、イルカショーが世界でどう思われているかぐらいは知っておくべき。
外国人を日本人と同じように考えたのが間違いの始まりだった。
これは国際大会での失敗。
個人レベルでも、外国人の価値観を考慮しなかったことで、ヤラカシテしまうこともある。
以前、ホームステイでカナダ人の女子大学生(か女子高生)を迎えた日本人から、こんな失敗談を聞いた。
「彼女を日本的なイベントに招待したい」と考えていたところ、マグロの解体ショーが行われるという話を聞く。
もう想像はつきますね?
そのカナダ人は、包丁でさばかれるマグロを前に言葉を失ったという。
「やっちゃった」とその日本人もすぐ気づく。
「なんで私をこんなところに連れてきたのか?こんな残酷なものは見たくなかった」と抗議されて、今度はその日本人が言葉を失う。
その後の対応は、さっきの日本セーリング連盟と同じだ。
「マグロの扱いについては個人や国によって考え方が違い、解体ショーを見せたことは慎重さを欠いていたと思います。不快な思いをされたことにはおわび申し上げます」と平謝り。
そのカナダ人にとってはただの”グロ”だった、というオチ。
誠意や配慮があればいいわけじゃない。
おもてなしをするときは相手の価値観や文化を考えたうえでないと、両方にとってトラウマになってしまう。
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