さて、今回もレーダー照射問題ですよ。
韓国海軍の駆逐艦が自衛隊機に射撃用レーダーをあてたことでこの問題が発生。
さらに韓国側の説明が二転三転してことで、問題はより複雑・解決困難になってしまった。
この問題での韓国側の反応を見ていると、日本が“あること”を指摘したとき、韓国が強烈な拒否反応を示す。簡単に言うとキレる。
韓国の説明はコロコロ変わるのだけど、「韓国は人道主義的な救助作戦をしていた」という主張は一貫している。
これは、遭難した北朝鮮の漁船を韓国海軍が救助していたことをいう。
でもそれなら、「救助作戦」でいい。
これに「人道主義的」という表現をつける善行アピールが気になっていた。
善意を強調する動機はなんだろう?
もちろん、そんな大げさな表現こそ韓国人らしいと言えばとても“らしい”。
証拠映像にBGMや加工サムネイルを加えるなんて発想は日本人にはない。
遭難した漁船を救助していたという「韓国の人道主義」を日本に否定されると、韓国側は激しく反発する。
中央日報の記事(2019年01月08日)を見てみよう。
「韓国、北への接触を見つけられたためレーダー照射か」 日本自民党の暴言
自民党の国防部などがおこなった会議で、「うそにうそを重ねている韓国を絶対に信じることはできない」「韓国側がレーダー照射を認めていないので、さらに強力な証拠を出すべき」といった意見が飛び出す。
でも韓国側を怒らせたのはこの指摘だ。
「韓国が北朝鮮の漁船を救助していたというのは「ウソ」で、実は国連制裁決議を破って北朝鮮と接触していたのではないのか?」
その場面を自衛隊機に見られてしまったから、射撃用レーダーで追い払ったという。
韓国が叫ぶ「人道主義的な救助作戦」を疑う声は前からあった。
たとえば読売新聞はこんな記事(2018年12月28日)を載せている。
北漁船を普段から救助か…知られたくなかった?
これも何度も言われていることだけど、自衛隊機が「行動の目的は何ですか」などと度も問い合わせたのに韓国側は一度も応答しなかった。
これについて韓国側は、「自衛隊員の英語発音が悪かったから」という小学生レベルの言い訳をして日本中をあきれさせたのだけど。
韓国海軍がこのとき呼びかけに答えなかったのは、「ヤバいことをしていたから」ではないか?
読売新聞の記事では、日本政府関係者が「韓国軍は北朝鮮漁船の救助に普段から関わっている可能性があり、日本に知られたくなかったのではないか」と分析している。
というのは、韓国の駆逐艦と北朝鮮の漁船が接触していたところは、「大量の北朝鮮漁船によるイカの密漁が問題となっている」ところだったから。
自民党の会議では、この見方を一歩進めて「韓国軍は国連制裁決議を破っていたのではないか?」という意見が出る
これに韓国側が怒った。
韓国軍の人道的救助活動を不法な北朝鮮接触に包装しようとする暴言まで飛び出した。
もともと韓国人は正義が大好き。
だからそれを日本に「不法行為」なんて否定されると激怒する。
元防衛大臣の小野寺議員もこう言っている。
「日本のEEZで日本の哨戒機が普通に飛んでいた。本来そこで操業してはいけない北朝鮮の漁船がいて、そばに韓国の軍艦と海上警察の船がいた。おかしいじゃないですか」
韓国側はこういう疑問に答えようとしない。
沈黙するかキレる。
韓国が「人道的救助活動」を説明したりその証拠映像を公開したりすると、日本では「韓国はウソをついている」という確信がますます強くなっている。
なんという逆神。
最近も「jbpress」にこんな記事(2019.1.8)があった。
レーダー照射:国際法違反を知られたくなかった韓国
韓国は説明を変えたり論点をすり替えたりしているけど、「軍事知識がない人は騙すことができても、軍事知識がある人を騙すことはできない」と指摘する。
この記事では、韓国側が国際法に違反して、北朝鮮の船と接触していた可能性が高いとみている。
くわしいことは記事を読んでほしい。
それに北朝鮮船が遭難して助けを求めたのなら、日本がその救難信号に気づかず韓国軍だけが受信できた理由も不可解だ。
でもこういうことを言われると、韓国は「暴言」と反発する。
感情的に反発するのだけど、「人道主義的な救助作戦」の証拠をいまも出していない。
こうなると、事実は「韓国が激怒したことにある」という気がしてならない。
韓国がくり返し言う「救助作戦」とは、北朝鮮の密漁船との接触か「国連法違反」ではないか?
韓国側が怒って強く否定すると、ますますそれが真実に見えてくる。
そう疑われるのが嫌なら、韓国は「人道主義的」の証拠を出すべきだ。
真実を声の大きさで証明しようとする態度は間違っている。
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