いまの日本人は韓国をどう思う?77%以上が「信用できない国」

 

いま日本人は韓国についてどう思っているのか?

産経新聞の記事(2019.2.18)を見てみよう。

【産経・FNN合同世論調査】韓国国会議長の発言「撤回すべき」82%

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が2月16日と17日におこなった世論調査の結果について、これから書いていこうと思う。

韓国の国会議長・文喜相氏が米メディア・ブルームバーグとのインタビューで「慰安婦問題の解決には天皇の謝罪が必要」と言い、さらに天皇陛下を「戦争犯罪の主犯の息子」と呼びやがった。
ちなみにこれがその全文。

「一言でいいのだ。日本を代表する首相かあるいは、私としては間もなく退位される天皇が望ましいと思う。その方は戦争犯罪の主犯の息子ではないか。そのような方が一度おばあさんの手を握り、本当に申し訳なかったと一言いえば、すっかり解消されるだろう」

発言の一部を悪意を持って切り取る報道がときどきあるけど、今回のばあいは、文議長に情状酌量の余地はない。
世論調査では、この発言を「撤回すべきだ」と答えた人が82・7%に上った。
圧倒的多数の日本人はこの無礼を許していない。
日本政府は謝罪と発言の撤回を求めているけれど、文議長はこれを“一蹴”したという。

くわしいことは朝鮮日報の記事(2019/02/13)をどうぞ。

韓国国会議長 日本の抗議に「謝る事案ではない」=天皇に謝罪求める発言

天皇陛下には「一言でいいのだ」と言うけれど、自分は絶対に謝らない。
これが大韓民国の政治家ってやつ。

 

この世論調査では、慰安婦問題についてもきいている。
この問題が終わらない原因は、「韓国側」「あえて言えば韓国側」にあるという回答は67・7%。
「両国ともに問題がある」は26・7%で、「日本側」「あえて言えば日本側」は3・7%という結果。

慰安婦問題について言えば、これが収まらない原因は韓国側にある。
2015年に日韓両政府は、「この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」と国際社会に向かって宣言した。
これは前政権ではなく、韓国という国家と結んだ合意なのだから、いまなになって「この問題はまだ終わっていない」なんて言い出してはいけない。
「最終的な解決」が終わったら、今度は「真の謝罪」を要求するなんてまさに問題外。

日本は慰安婦合意で約束したことを全て実行したけど、韓国はまだやっていない。
約束を守った人間と守らない人間を前にして、「おまえたち2人に責任がある」と言うのは見当違いの中立で、ひどい不平等だ。
だから慰安婦問題が終わらない原因は「韓国側にある」が正解で、「両国ともに問題がある」ではない。

 

さて上の世論調査では、いまの韓国を信頼できるかどうかもたずねている。
徴用工問題、慰安婦問題、レーダー照射問題などがあって、最近の日韓関係は終わってる。
韓国紙・中央日報は「最悪の韓日関係が奈落に落ちている」なんて表現するほど。

これらの問題をひっくるめて、いまの日本人は韓国をどう見ているのか?
今回の世論調査では韓国を「信頼できない」は77・2%で、「信頼できる」は13・9%という結果が判明した。
77%という数字を高いと見るか低いと見るかは人によって違うけど、ボク個人としてはこんなものだと思う。

慰安婦・徴用工・レーダー照射問題だけで日韓関係はひん死の状態だったのに、文喜相(ムン・ヒサン)議長の「(天皇は)戦争犯罪の主犯の息子」発言でもはや絶滅寸前だ。
文字どおり、ヒサンな結果を招いてしまった。

 

日本人の3分の2以上が「韓国を信用できない国」と考えていることは、韓国にも衝撃をあたえたらしい。

中央日報にこんな記事(2019年02月19日)がある。

日本メディア「日本人77% 韓国人信用できない」

でも、的外れの解釈をしているところはさすがの韓国紙。

世論調査をした産経新聞は極右性向の読者が多いとはいえ、慰安婦問題をめぐる安倍政権の批判攻勢が世論に影響を及ぼしていると分析される。

別に産経新聞の読者に調査したわけでない。

それに慰安婦問題については、合意を守らない韓国が悪い。
約束違反を批判するのは世界のあたり前。

 

ついでのおまけ

徴用工問題に対する日本政府の対応については、日本人の64%が「評価する」と答えている。
くわしいことは中央日報の記事(2019年02月18日)をどうぞ。

日本国民64%、「安倍首相の徴用工問題対応‘評価する’」

この結果も「極右性向」や「安倍政権の批判攻勢」のせいにするかどうかは韓国の好きにしたらいい。

 

 

こちらの記事もどうですか?

韓国の「韓日は運命共同体!」に見る日本への甘え・軽視

【日韓関係悪化中】韓国政府の認識「日本はなくてもいい国」

【最悪の日韓関係】在日外国人が驚いたその実態

 

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。