韓国の「韓日は運命共同体!」に見る日本への甘え・軽視

 

10月30日をさかいに、日本と韓国はとても不快、いや、深い穴に落ちてしまった。
韓国の最高裁判所が日本側に敗訴を言い渡す。
新日鉄住金に、韓国人の元徴用工1人につき約1000万円の損害賠償を命じたのだった。

慰安婦問題や竹島問題では日本政府が非難されていただけ。
でも徴用工問題では、とうとう民間企業が巻き込れてしまった。
これは日韓関係にとって致命的。

徴用工問題は1965年の日韓請求権協定でもう終わっている。
韓国は日本から5億ドル(韓国の国家予算の約2倍)の経済支援金を受け取って、最終的な解決を確認した。はずだった。
これをいまになって「なし」にしてしまうのは国際法違反だ。

でもこのあと別の裁判でも、日本企業への賠償命令が続く。
日韓関係はどこまで落ちるのか、まだ底が見えてこない。

この事態を解決するため、韓国の康(カン)外相が河野外相と電話で話をした。
「互いに知恵を探ろう」と言う康外相を、河野外相は「この問題は100パーセント韓国に責任がある」とkick out。
でもこれは、一蹴されて当たり前。
韓国で起きた国内問題については、「互いに」ではなくて、全て韓国の責任で解決しないといけない。

 

でも韓国にはそれがわかっていない。
というより、受け入れようとしない。
ことの重大さや解決困難なことが十わかっているから、何とか日本にも責任を負わせようとする。
韓国外相が「互いに」と都合のいい発言をしたあと、韓日議員連盟の会長・姜(カン)議員も同じようなことを言っている。

聯合ニュースの記事(2018/12/12)

韓国と日本は「運命共同体」 知恵結集を=韓日議連の姜会長

知恵を結集?
でもこれはある程度は合っている。
北朝鮮の核・ミサイル問題では、日本と韓国が脅威を受けているから。
どこの国でも、政治家のもっとも大事な仕事は国民の命と財産を守ること。
だから北朝鮮の非核化など安全保障問題については、日韓は互いに知恵を集めないといけない。

でも、運命共同体はそこまでだ。
徴用工問題はちがう。
この問題の解決について会長は「これからは(韓日が)知恵を集めなければならない」と言ってる。
「互いに知恵を探ろう」とまったく同じ発想だ。

で、この具体例が「2+2」。
日韓の政府と企業が基金をつくって、そこから元徴用工にお金をわたすという案だ。
これに両国の市民が加わった「3+3」も韓国側は考えている。
互いに知恵を探ろうというのは、「日本も金を出せ」ということだった。なるほど。

だが断る。
この件は国際法に違反した韓国側に100%の責任がある。
だから資金も全て韓国が出さないといけない。
政府だけのオンリーワンでもいいし、韓国企業も加わったツープラトンでもいい。
でもこれがあまりに重すぎるから、いまになっても「互いに知恵を」なんて日本に寄りかかってくる。

「日本はそれほど頼りにされているのか!」という人の頭のなかには、きっときれいな花が咲いているのだろう。

自分の言いたいことだけを主張して相手を無視する。
これは舐めているのだ。
韓国メディア(朝鮮日報)の報道を見ても、韓国が日本を軽視しているのは明らか。
韓国政府の外交責任者は「日本はあってもいいが、なくても大した不便はない国」というぐらいに考えているという。
そのことはこの記事をどうぞ。

【日韓関係悪化中】韓国政府の認識「日本はなくてもいい国」

 

いまの韓国にとって大事な国は日本ではなく中国。

中国については現在、東北アジア局のなかで対応しているけど、来年早々にも「中国局(仮称)」の新設が決まった。
この局は中国だけに専念するのだ。
韓国の対中重視の気合いの入れ方が伝わる。

でも、これが日本とアメリカの軽視につながって、両国を不快にさせるという指摘もある。

朝鮮日報の記事(2018/12/11)

中国局を作って対中外交を大幅に強化したいというわけだ。現実になった場合、米国や日本などが懸念を表明する可能性もある。

韓国外交部が「中国局」新設を推進、米日が懸念を表明する可能性も

 

韓国の中国超重視の背景には、韓国のTHAADミサイル配備がある。
これが中国を激怒させて、韓国はすさまじい経済報復を受けた。
「対中外交を大幅に強化したい」という思いには、このときの痛みがある。

中国のサード報復はすごかった。
韓国のロッテグループは目の敵にされて、中国国内にあったロッテマート99店舗のうち87店舗が営業中断措置を受けた。そして中国市場から追放されている。
こんなこともあって、韓国は中国にたいしては細心の注意を払っている。

でも日本にこんなコワさはない。

だからこんなFNNニュース(2018/12/12)が出る。

北朝鮮と中国以外はどうでもいい? 韓国で進む「日本軽視」

いまの韓国外務省では「日本軽視」の動きが進んでいる。
慰安婦問題や竹島問題に徴用工問題が加わって、過去最悪といわれるほど日韓関係は悪化している。
でも韓国は関係改善を口にするだけで、具体的な対応をいまだに発表していない。
しかも来年「中国局」が新設されるため、日本担当は「西南アジア太平洋局」に組み込まれる予定だ。
インドやオーストラリアを担当する西南アジア太平洋局に日本が入れられるというのは、まあ、その程度の存在ということですわ。

日韓関係が前進しない理由に、日本軽視があるという。

悪化する日韓関係を改善する動きが鈍い理由の1つには、こうした「日本軽視」ともとれる韓国政府の姿勢があるのではないか。

北朝鮮と中国以外はどうでもいい? 韓国で進む「日本軽視」

 

「この問題は100パーセント韓国に責任がある」と突き放しても、「互いに知恵を探ろう」「韓日は運命共同体だから知恵を結集する必要がある」と甘えてくる。
韓国の仕事をなんで日本にもやらせようとするのか。
しかもそれが当然のように。
この理由にも日本軽視があるのだろう。
日本を怒らせても、痛みや恐怖を感じないから。

これについては100%日本の責任。
「バカにするな!」と言うとますます相手に舐められる。
この点で、中国先生の対韓外交には見るべきところがある。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。