【最悪の日韓関係】在日外国人が驚いたその実態

最近、日本人と付き合っているバングラデシュ人やイギリス人と話す機会があった。

彼らは日本に長く住んでいて日本人と話す機会も多いから、日本と韓国の複雑な関係は知っていた。
慰安婦問題や徴用工問題などで、いまの日韓関係は1965年の国交正常化以来、最悪といわれいてる。
この２つに加えて昨年末には、韓国軍の駆逐艦が自衛隊機に射撃用レーザーをあてる「レーダー照射問題」が起きた。

産経新聞の記事（2018/12/21）によると、韓国軍がしたことは、アメリカ軍だったら許さない暴挙だ。

「米軍なら即座に撃沈」レーダー照射、日韓関係さらに冷え込み

アニ・レオンハートが聞いたら、「韓国…、自衛隊があんたのいい人でよかったね」とたぶん言う。

日韓関係について在日外国人の彼らに話を聞くと、「関係悪化の原因は韓国にあります。彼らはやり過ぎですよ」なんて日本の肩を持つことはない。
韓国との関係がどうなっても自分の生活には影響ないから、日韓関係については特に関心も興味もない。
ただ外野の立場で話を聞いているだけ。

産経新聞の記事に対するヤフコメの反応

大体どこの国にも仲の悪い国はあるもんだ。
たとえばバングラデシュとパキスタンの関係はとても悪い。
もともとパキスタンの一部だったバングラデシュは、1971年の戦争によって独立を達成した。
でも、この独立戦争によって、9ヶ月で300万人が死亡したといわれる。

くわしいことはここを。

バングラデシュ独立戦争

これは昭和46年のことだから、このときのことを覚えているバングラデシュ人はまだたくさんいる。
だからパキスタンに対するバングラデシュ人の憎悪は深いし、両国の関係も悪い。

でも意外なことに、知り合いのバングラデシュ人は日本と韓国の関係はもっと悪いと思っていた。
日本で韓国関連のニュースを見たり日本人から話を聞いたりしていて、日韓関係は相当ヒドイことになっていると思い込んでいた。
少なくとも、バングラデシュとパキスタンの関係よりは悪い。

そんなイメージを持っていたから、去年、互いの国を訪れた日本人と韓国人の数を伝えるとめちゃくちゃ驚いていた。

2018年に韓国を訪れた日本人は約300万人で、訪日韓国人は約750万人。
日韓関係は政治的には最悪でも、民間ではそうでもない。

だから聯合ニュースのような記事（2019/1/27）が出る。

韓日関係悪化も訪韓日本人客は増加　免税店購入額が急増

それにK-popファンを中心に、「韓国人になりたい」という日本人も多いらしい。
「#韓国人になりたい」で検索したら、「韓国に占領されて国籍変えられたいよね笑笑」というツイートがあって衝撃を受けた。
レーダー照射で「非常に屈辱的で、悔しい」と思う日本人がいる一方で、別世界に住んでいる日本人もいる。

韓国は韓国で、若者の就職先として日本企業が大人気だ。

デイリー新潮の記事（2/11(月)

日韓関係が冷え切る一方、日本企業を目指す若者を国が支援する事態となっているのだ。

韓国のお寒い就職事情　新卒採用は10人に1人、大学・政府をあげて日本へ「輸出」

「日韓関係はいまとても悪い」と何度か聞いていたイギリス人も、上の実態を聞いて驚いていた。
1000万人が旅行や仕事で互いの国を行き来していて、日本ではK-pop、韓国では日本食の人気が高い。
バングラデシュで「パキスタンに占領されて国籍変えられたいよね笑笑」なんてツイートしたら、逮捕されるかもしれない。
特定されたら、冗談じゃなくて家に火を点けられる。

日韓関係は過去と比べればヒドイけど、いままでが異常に良すぎたようにも思う。
日本にいる外国人に上の話をして反応を見てほしい。
「最悪の日韓関係」の実態がコレなら、日本と韓国の絆の深さに驚くと思う。