きょうの中央日報の記事(2019年02月26日)で、「近隣諸国条項」ということばを久しぶりに見た。
「女版安倍」稲田氏「歴史教科書『周辺国配慮』基準から韓国を除外するべき」
日本が教科書を記述するばあい、「韓国・中国・北朝鮮の近隣諸国に配慮する」という約束がある。
それを「近隣諸国条項」という。
くわしいことはここを見てほしい。
これには賛否が真っ二つ。
隣国とのお付き合い上、こういう配慮が必要という人がいれば、これは過剰な配慮で「日本の義務教育に対する“内政干渉”では?」と疑問を感じる人もいる。
ボクの立場は後者。
世界中にある国の中で、中国・韓国・北朝鮮の3国だけに配慮するのは公平だろうか?
どうも「特別扱い」している気がする。
それに「教科書を記述するときは、隣国に配慮セヨ」なんてルールがあるのは日本だけで、この3国にこんなものはない。
でも全体的には、この条項は有名無実化していると思う。
6年前に、共同通信がこんなニュース(2013/04/24)を報じていた。
自民、「アジア配慮」見直しへ 領土の教育強化も
安倍内閣のもと、自民党が「アジア諸国への配慮を求める「近隣諸国条項」を見直す方針を確認した」とある。
改正教育基本法に「他国に敬意を払う」という記述があることから、萩生田党総裁特別補佐が「近隣諸国条項は役割を終えた」と指摘した。
いまの日本の教科書では、竹島は日本固有の領土で韓国が不法占拠していると書いてあるし、「近隣諸国条項」なんてのは消えたものだと何となく思っていた。
でも実は、そうではないことを中央日報の記事が教えてくれた。
稲田朋美自民党総裁特別補佐が、「韓国はでたらめなことを言う。日本は大人の対応をやめ、条項から韓国だけは除外すると宣言すべき」と主張したという。
もちろんこれは韓国からしたら「ふざんけんな!」で、中央日報は「日本の極右政治家」「極右寄りの稲田氏は「女版安倍晋三」と呼ばれる」とレッテルを貼って稲田氏を集中攻撃。
記事には「歴史に対する韓国側の立場を認めることはできないという発言だと解釈できる」という記述があるけど、改正教育基本法に「他国に敬意を払う」と書いてあるから、実際にはそんなことはない。
さて、この日本の配慮は適切なのかそれとも過剰か?
近隣諸国条項から韓国を除外するべきかどうか?
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