人間だれだって1人や2人、嫌いな相手はいるもんだ。
イヤな人間について考える必要はないけど、嫌いな理由を考えることは自分のためになる。
「自分は相手のどんなところにムカつくのか?」ということを理解するのは、自分を発見することにもつながるから。
ということで今回は素晴らしい反面教師に登場してもらって、日本人が嫌う発想や行動について知っていこう。
こういうことをしたら、あなたも確実に嫌われる。
まず最初の「しくじり先生」は、韓国・李首相の秘書室長を務めるA氏。
このA氏は最近、日本の長嶺駐韓大使とソウルの山に登っている。
そして自分のフェイスブックに、大使と肩を寄せ合って仲が良さそうな写真を投稿した。
いま日韓関係は連日最低を更新していて底が見えない。
だからこういう影響力のある人たちがプライベートでハイキングを楽しむことは、客観的に見て必要なことなんだろう。
山登りの写真だけなら何の問題もなかったのだけど、このA氏は余計なことをしてくれて、日本人を激怒させた。
写真と一緒に、韓日関係について「いやが応でも背を向けることのできない隣国だ」と書き込む。
つまり、日本は韓国と向き合わないといけないらしい。haha。
でも仲良しハイキングはここで終了。
A氏の投稿は政治的メッセージになっていく。
韓日両国で「最終的な解決」を確認した歴史問題について、「過去の出来事にとどまらず現在進行形だ」と終わりを認めない。
なるほど。だが待て。
歴史問題が現在進行形なのは、韓国側が過去形にしないからだ。
「あれで解決したと言ってはならない」と言い出すからエンドレスなのだ。
それにもかかわらず、A氏は日本にボールを投げてくる。
くわしいことは、時事ドットコムニュース(2019年04月14日)をご覧あれ。
徴用工問題は未決着=「日本の努力必要」と韓国高官
「きちんと解決されなかった過去の歴史は現在の出来事としてよみがえり」とA氏は言うけど、韓国相手にそれは無意味。
きちんと解決したところで、最終的な解決を確認したところで、次の政権になったらまた白紙に戻されてしまうから。
そうなったら日韓は、合意→破棄→やり直し→合意→破棄→やり直し‥の無限ループに突入だ。
日本はそれが嫌だから、「慰安婦問題も徴用工問題もすでに解決済み」という姿勢を絶対に崩さない。
それでも百歩ゆずろうじゃないか。
もし不満があるなら、それはすべて合意を結んだ前政権に向けるべきで、約束をすべて守った日本を巻き込まないでほしい。
自分が問題を起こして、相手に解決の責任を押し付ける。
日本人はこういう発想が大嫌いだ。
さらに友情を利用するやり方にヤフコメは大爆発した。
およそ「170:1」という圧倒的比率で、A氏の言動は日本人に不快感をあたえてしまった。
先ほどの「日本人を激怒させた」の根拠はこれ。
韓国関連のニュースで日本人が怒ることはよくあるけど、「170:1」はめったにない。
日本人の感情を逆なでする行為はまだ続く。
さいきん韓国の最大野党「自由韓国党」の代表と長嶺大使(また!)が韓国の国会で、韓日関係について意見を交換した。
野党代表は韓日関係の悪化を指摘して、「このような時こそ両国の指導者は関係に関する言動に慎重にならなければならないとの見解を示した」という。
長嶺大使も認識もこれとほぼ同じだ。
いまの日韓関係はとても厳しい状況にあるから、両国の政治家は発言に注意しないといけないし、協力することも必要だ。もはやこれはテンプレート(決まりきった文章)。
とはいえ大使はむずかしい顔をしながら、「いやいやいや。関係悪化の原因はお宅にあるんだから、関係改善を考えるなら、まずはそちらが誠意と努力を見せてくれなきゃ」と内心あきれ顔だったと想像する。
でもまあ、ここまではいい。
問題はまたしても、「事後」に起きた。
聯合ニュース(2019/04/24)に、話し合いを終えたあとの野党代表の言葉がある。
両国の指導者が言動に気を付けるべきだとの発言については、「日本の指導者の適切ではない部分について言った」と説明した。
韓国野党代表と駐韓日本大使が会談 韓日関係で意見交換
結局これだ。
日本大使と意見交換をしたときは「両国ともに」と言ったけど、「日本が気を付けるべき」が本音なのだ。
韓国は、最後は結局「日本が悪い」に行きつく。
どんなスタートをきってもゴールは同じ。
この記事にはコメント欄がなかったけど、ネット掲示板を見れば日本人の怒りの大きさがわかる。
先ほどのA氏と同じく、本人がいないところで好きなことを言う。
こういう「後出しじゃんけん」的な行為を日本人はとても嫌うのだ。とても卑怯だから。
ということで本日のまとめ。
・終わったことを蒸し返す。
・自分で問題をつくって、相手に解決を求める。
・お互いの非を認めたフリをして、あとから「悪いのはあいつ」と言って自分は無罪放免知らん顔。
日本人はこういう発想や行為をめちゃくちゃ嫌う。
ということで、この逆を行こう。
・無念でも残念でも、終わったことは終わりにする。
・自分の問題は自分で解決する。相手に協力を求めても、責任を押し付けない。
・最初から最後までフェアでいる。
こういうすがすがしい人は日本人から好かれる。
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日本「韓国は約束を守らない」 VS 韓国「正義を実現している」
では韓国から見た日本の対応も考える必要があるのだと思います。
それは被害者である韓国に加害者である日本は従う必要があるというものではないでしょうか。韓国が日本を無視するのは良いが、日本が韓国を無視してはいけない論理が彼らにはありそうですから。
日本の保守である櫻井女史は韓国の保守とは話が通じると仰っています。しかし朴槿恵も李明博も保守層からの大統領。韓国は保守もリベラルも反日です。そんな彼等とは断交こそが双方の幸せではないでしょうか。
今夜のBSフジのプライムに櫻井女史がゲスト登場します。
彼らの論理ではそうでしょうね。
独善と一方的だから日本は話もできない状況ですが。
断交は最終手段で、その前に経済制裁などをして様子を見るのもいいと思いますよ。