先月、ドイツ人とインドネシア人と一緒に、焼津さかなセンター・清見寺・久能山東照宮へプチ旅行に行ってきた。
2人とも日本の大学で学ぶ男子留学生。
これからそのとき彼らから聞いた話を書いていこうと思う。
*これは彼らの意見や見方だから、別のインドネシア人やドイツ人に聞いたら違う答えが返ってくるかもしれない。
前回までのはこれっす。
・アウトバーン
ドイツといえばスピード制限のない高速道路「アウトバーン」が有名だ。
でも現役ドイツ人の彼に聞いたら、制限がないのは1~2割で8~9割の区間ではスピード制限がある。
アウトバーン起工式で演説するヒトラー
アウトバーンの生みの親はヒトラーだった。
ナチスの遺産:ドイツのアウトバーン「世界でもっとも有名な高速道路」
・お茶とコーヒー
日本人の国民的飲料はお茶だけど、ドイツ人やインドネシア人はコーヒーをよく飲む。
ドイツで抹茶ならスターバックスでそのメニューがあるけど、日本茶(緑茶)はあまり知られていない。
彼は味噌汁や汁物は好きだけど、緑茶は苦いから苦手でいまだに慣れない。
でも、ドイツのスーパーで茶筅(ちゃせん)が売られているのを見て驚いた。
抹茶をたてるのではなくて、日本に興味がある人が部屋の飾りとして買うかもしれないという。
日本でドイツのものはよくある。
フォルクスワーゲン、ビール、ソーセージは日本人に人気があるから、街で見かけることもある。
でも日本でインドネシアのものは少ない。
ボクはインドネシア料理店ぐらいしか思い浮かばなかった。
でもインドネシア人留学生は、世界一高いコーヒーと言われる「コピ・ルアク」を日本で見たという。
「コピ」はインドネシア語でコーヒー(韓国語の発音と似ている)、「ルアク」はマレージャコウネコのことで、コピ・ルアクはインドネシアのコーヒー。
インドジャコウネコ
マレージャコウネコが食べたコーヒー豆は消化されずに、そのまま排出される。これはもちろん、うんちのこと。
その糞の中からコーヒー豆を取り出して、きれいに洗って乾燥させて焙煎するとコピ・ルアクの出来上がり。
この製造過程から、「うんこコーヒー」と呼ばれることもある。
でもさっき書いたようにこれは「世界で最も高いコーヒー」といわれ、ウィキペディアの記述では、価格は500グラムで300~500ドル(500ドル=約50400円)とある。
*いまアマゾンで見たら、100グラムで7180円のものがあった。
コピ・ルアクは日本人に人気がある。
世界最大の消費地は日本や台湾、韓国などのアジア諸国である。ルアク・コーヒーは日本ではJAL、Garudaほか数社が、高級コーヒー豆として頒布を取り扱っている。
漢字ドリルといい、なんで日本人はうんこが好きなのか。
インドネシア人の彼が日本でコピ・ルアクを見たとき、あまりの値段の高さに言葉を失った。
彼の話では、インドネシアのコンビニでバイトした場合、時給は150円ほど。
日本のバイト代を750円とすると、5倍の開きがある。
これをそのまま先ほどの値段で換算すると、コピ・ルアク100グラムで35900円になる。
インドネシア人が絶句するのも納得だ。
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