外国人が驚く日本の治安の良さ。でも席取りは平和ボケ

 

2019年のいま、世界で最も住みやすい都市の4位は大阪で7位は東京だった。
日本の都市は文化活動や環境保護の取り組みではイマイチだけど、治安の良さ道路や鉄道などのインフラで高い評価をうけた。

くわしいことはこの記事をどうぞ。

2019年、世界で最も住みやすい都市。東京と大阪は何位?

 

知ってたけど、やっぱり日本は安全だ。
外国人と一緒にいると、よくそんな話を聞く。

たとえばフィリピン人と浜松の街中を歩いていて、日本とフィリピンとの違いを聞いたら「日本は別次元で治安がいい。こうして街を歩けばわかる」と言う。
見た目で治安が分かるか?と思ったら、彼はこう話す。

「フィリピンの都市も同じようにビルがあるけど、だいたいそういうビルには銃を持った警備員がいる。でも日本でそんな人を見たことがない。その必要がまったくないからだ」

インド人とケンタッキーに入ったとき、「あれはなんだ?」とインド人がテーブルを指さす。
そのテーブルにはバッグがある。それだけで、誰も座っていない。
どう見ても関取だろう、いや席取りだろうと思ってそう答えると、「インドでこれはあり得ない」と彼は感心する。
「トイレに行っているかもしれない」と言ったけど、どっちにしてもインド人にとってこの現象はミラクルらしい。

「インドでこんなことをしたらすぐに盗まれる。盗まれて当然だ。日本はやっぱり違う」と言う。

彼から見たらこれは自殺行為。それかボランティアだ。

最後に、あるアメリカ人はイオンのフードコートで目を疑う光景を見た。
アメリカ人の友だちと長崎ちゃんぽんを食べていると、ひとりの日本人男性が隣のテーブルにやって来てイスに座る。
彼はスマホをいじりながら、料理ができるのを待っていた。
しばらくして、「ブー、ブー」とブザーが鳴る。
驚いたのはこのあとだ。
その日本人はスマホをテーブルに置いたまま、料理を取りに行った。
それを見て、その場にいたアメリカ人全員の手がとまった。

 

でもこれからの日本では、バッグやスマホで席取りをするのはただの「平和ボケ」になりそうだ。

NHKニュース(09月03日)

置き引き被害相次ぐ チリ人逮捕

最近、名古屋市内の飲食店などで置き引きが多発していて、警察はこう呼びかけた。

かばんを脇に置いたまま買い物やスマートフォンの操作に夢中になっていると置き引きに遭うおそれがあるとして、注意を呼びかけています。

 

このニュースにネットの声は?

・もう日本は安全じゃないと気付けよ
・日本人の手荷物に対する注意力の無さは異常
ここは置き引き天国だよ
・ソフマップ画像は?
・置き引きくらいでは報道されなくなるんだろうなw
・日本はもうバック置いたらだめだよな昔の日本は終わった

 

8月にもNHKでこんなニュースがあった。

都内のカフェでスリ被害相次ぐ 注意を

カフェで友だちと話をしていたり、ひとりで本を読んでいると、いつのまにか足元の荷物がなくなっている。
そんなスリ被害がよく発生しているから、警視庁は「コーヒーを飲んでくつろぐ中でも注意するよう呼びかけています」という。

どうやら日本は、周囲を警戒しながらくつろがないといけない国になったらしい。
今後こうした犯罪は減るか増えるかといえばきっと後者だ。

ネットの意見を見ていると、「もう日本は昔の日本じゃない。これからは気を付けよう」という人に対して、「それは犯罪を認めたことにならないか?そんな社会はダメでしょ」と批判的な人がいた。
でも、個人が怒っても泣いても社会は変わらないし、スリの被害は自己責任・自己防衛で防がないといけない時代になったと思う。
それでも外国人から見たら、日本の治安の良さは群を抜いているだろうけど。

一人だったら、ドリンクバーで飲み物を取りに行くときにも、スマホやバッグを置いて行くのは危険だと思う。
少なくとも、そういうもので席取りするは「平和ボケ」と認識しよう。

 

これはタイのゲストハウス
海外で日本人宿に行くと、ついつい警戒心が下がる。
気がゆるむとやられてしまう。

 

 

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2 件のコメント

  • 店内にしても、公共の場にしても、荷物を席に放置しておくことのリスクを掲示物で警告しているのであれば、その場所の管理者としてはそれで十分でしょう。にもかかわらず失敗するような人間は、自己責任ですから、損失を被っても仕方がない。その結果が嫌だったら、学習して、次からは行動を改めるでしょう。教育の本質と同じことです。

  • 店は責任をとってくれないでしょう。
    警察の捜査に協力するぐらいで。
    自分の身は自分で守らないといけない時代に突入ですね。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。