虚妄は事実で砕く:国際社会で日本が韓国を名指しで批判

 

「言い返さない」という態度は相手と同じ土俵にのらないという大人の対応で、日本では「沈黙は金」なんて美化されちゃっている。
もちろん必ずしもそうではないけれど。

でも海外では、特に欧米社会では相手に反論しないという態度は「状況がわかっていない、反論できない、相手の主張をすべて受け入れた」のどれかに解釈されるとことが多いと思う。
つまり沈黙があらわすのは無能か降伏。
だから国際社会では不当な主張には声を上げて応えたほうがいい。

このまえイギリス紙ガーディアンに、韓国の意見を代弁するような米教授の寄稿文が載せられた。
旭日旗に不満をもっているのは韓国だけでない。国際オリンピック委員会(IOC)は東京五輪で旭日旗の使用を禁止するべきという。

くわしいことはこの記事をどうぞ。

「旭日旗に不満があるのは韓国だけではない」は本当か?

 

するとそのあとすぐに、日本の外務省もガーディアン紙に反論文を載せた。(2019/11/12)

Japan’s rising sun flag is not a symbol of militarism
(日本の旭日旗は軍国主義の象徴ではない)

この中で日本側は、もともと旭日旗は出産のお祝いや季節の祭りなど日本の日常生活で使われてきた(the daily life of Japan for a long time)ことを紹介して、これが政治的主張や軍国主義の象徴とは関係ないと指摘する。
旭日旗は日本文化のひとつだから、「旭日旗=軍国主義」という単純な見方は正しくない。
でも韓国側はその見方だけを強調する。

さらに米教授は寄稿文の中で、旭日旗に不満があるのは韓国だけではないため、東京五輪に対する懸念とボイコット要求がこれから中国、シンガポール、フィリピン、ミャンマーに広がる前に、IOCは旭日旗の使用禁止をきめるべきと書いた。

こんなデタラメにはこんな事実をぶつけている。

We must point out the fact that vessels of the Maritime Self-Defense Force of Japan (MSDF) have been entering ports of Asian countries, recently in China (2019), Singapore (2019), the Philippines (2019), and Myanmar (2013), hoisting the flag without any objections from these countries.

 

We must point out the fact(私たちはこの事実を指摘しなければならない)として、旭日旗をかかげた海上自衛隊の艦船が、中国(2019)、シンガポール(2019)、フィリピン(2019)、ミャンマー(2013)といったアジア諸国に入港したことを書く。
そしてそのさい、これらの国ではなんの抗議活動も起きなかった。
韓国はその反対。
きょねん韓国軍が観艦式を行ったとき、海上自衛隊が旭日旗を掲揚することを最後まで認めなかった。
旭日旗については中国もネガティブなイメージをもっているけど、ここまで激しく嫌う国は世界で韓国だけだ。

ちなみに韓国は1998年と2008年には、旭日旗をつけた海上自衛隊の艦船が入港するのを認めている。
異議を唱えるようになったのはここ最近になってから。

日本の反論は韓国を名指しで非難して終えている。

Many of these objections against the rising sun flag are driven by political motives, and only in recent years has the ROK come to make them. The Olympic Games should not be used for such political manoeuvring.

 

戦後70年以上、国際社会から旭日旗への反発はなかった。
つい最近になってから、韓国が政治的に利用するために旭日旗への反発をつくった。
オリンピックを政治的に利用すべきではない。

印象操作には正確な知識、虚構には事実で対抗して、最後に五輪を政治的に利用する動機を否定する。
韓国の不当な主張には、日本がきっちり反論したり時には名指しで批判しないと、世界に無能か完全降伏したかのような印象をあたえてしまう。
旭日旗だけはなくて慰安婦問題や元徴用工問題でも、世界に向ってこうした主張をもっと早い段階でしてほしかった。

 

 

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近くて遠い日本と韓国 「目次」 ①

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ②

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ③

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。