今回の内容
・ハイタッチ
・コスパ
・ハイテンション
・スキンシップ
・ハイタッチ
外国人と話をしていると、「これって和製英語なんだ」と気づく言葉がけっこうある。
日本人には通じるけど、外国人には「は?」という謎の言葉。
そんな和製英語には、たとえば「パワースポット」がある。
外国人に「パワースポットってどんな意味だと思う?」と質問すると、いろんな答えが返ってきて面白い。
「パワースポット?いや、分からない。wifiが飛んでる場所?」
「スポーツジムで筋トレしているような場所?」
知り合いのアメリカ人やイギリス人にきくと、そんな答えが返ってきた。
今回は、日本人にしか通じない和製英語を紹介したい。
外国人に質問してから、その言葉の意味を言うのもいいかも。
・ハイタッチ
最近ボクが知った和製英語に、「ハイタッチ」がある。
スポーツや飲み会で「イエーイ」と手を合わせる「ハイタッチ」は日本人が使う英語で、外国人は使わない。
アメリカ人やイギリス人は「ファイブフィンガー」と言っている。
・コスパ
「コスパ」もそう。
安いわりには多くのものを得られたときに、「コスパがいい」という。
でも、これがイギリス人には通じなかった。
「これは、『コスト‐パフォーマンス(cost performance)』のこと。それを省略して『コスパ』になるんだよ」
日本人はよく言葉を省略する。
ベースアップを「ベア」、「アパートマンション」を「アパマン」というように、日本人が自己流に省略することで、アメリカ人やイギリス人には元の意味がさっぱり分からないような言葉がたくさんある。
ボクは「コスパ」もその一つだと思っていた。
つまり、「コスト‐パフォーマンス」は外国人も使うちゃんとした英語だけど、それを日本人が「コスパ」と省略してしまって、外国人には理解できない言葉になったのだと思っていた。
そしたら違った。
そのイギリス人はこんなことを言う。
「『コスト‐パフォーマンス』って何?その言葉の意味が分からんのだけど」
あれ?
「コストパフォーマンス」という言葉自体が通じない。
これは意外。
「コスト‐パフォーマンス」という言葉が和製英語だったらしい。
じゃ、日本人が言う「コスパ」は英語だと何というのか?
そのイギリス人に言わせると、「リーズナブルかなあ」とのこと。
ネットでみると、「グッドバイ(good buy)」とも書いてあった。
日本人が使う「コスパ」には、いろいろな英語があるんだろう。
イギリスでは、みかんを「サツマ」という。
江戸時代にあった薩摩藩の「さつま」のこと。
・ハイテンション
感情が高ぶったり、強い緊張感で胸がドキドキする「ハイテンション」も和製漢語で外国人には通じない。
友人のアメリカ人は英語の「high tension」について、こんなふうに言う。
「『ハイテンション』は、高い緊張状態のことをあらわす言葉なんだ。たとえば、サッカーのPKを蹴るときは緊張するだろう?そういう状態を『ハイテンション』というんだよ」
国と国が対立して緊張した状態にあるときにも、「ハイテンション」というらしい。
日本人が使う「ハイテンション」とは、ずい分意味が違う。
下の写真は、アフリカの学校で撮ったもので、このとき子どもたちはハイテンションで大騒ぎになっていた。
この場合の「ハイテンション」を英語にしたら、「excited(興奮する)」という言葉になると思う。
・スキンシップ
「スキンシップ」という言葉も、外国人には理解できない。
でもウィキペデアの説明によると、「スキンシップ」はもともとはアメリカ人がつくった言葉で、それを聞いた日本人が日本に紹介したことから全国に広まった。
だから和製英語ではないけど、知人のアメリカ人やイギリス人もそんな言葉を聞いたことないから、「スキンシップ」を和製英語と思っていた。
日本では一般的でも外国人には通じないから、実質的には和製英語と考えていい。
では、「スキンシップ」の意味の英語はなにか?
これは「Physical intimacy」というらしい。
英語圏では、該当する行為はフィジカルインティマシー(英: Physical intimacy)というため、「スキンシップ」と言っても理解されないばかりか、性的な意味合いがあると誤解される事もある。
(ウィキペディア)
でも、友人のアメリカ人は「タッチング」でいいと言う。
この方が楽デスネ。
ちなみにこの「スキンシップ」という言葉は韓国にも輸入されている。
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