「ながら作業OK」に見る、韓国人と日本人の考え方の違い

 

自動車をつくる工場で、従業員がスマホでサッカーの試合を見ながら作業をしていた。
また別の従業員は作業台にスマホやタブレットを置いて、ユーチューブで好きな動画を見ながら組立作業をする。

韓国を代表する自動車メーカー「現代自動車」の工場でこんな勤務態度は当たり前。
何度も動画のダウンロードをすると高いデータ通信料金を払わないといけないから、「福利厚生」のひとつとして工場にWi-Fiが設置されていて、作業員は映画などを見ながら仕事をしていた。

とはいえ韓ならこれは特に問題ない。
要は事故なく一定水準以上の車を製造したらそれでいいのだから。

さすがにそんなことはなくて、韓国紙が怒ってあきれていた。

朝鮮日報の記事(2019/12/11)

西江大のキム・ヨンジン教授は「動画を見ながら作業する工場がこの世のどこにあるのか。現代自の国内工場は世界のどこにもない『おかしな工場』だ」と指摘した。

現代自動車工場内でスマホを見ながら作業、Wi-Fi提供中止されるや労組反発

 

会社側は勤務中の動画視聴を禁止しようとWi-Fiの使用を制限しようとしたら、「Wi-Fiの接続を遮断したからといって、費用削減や品質向上にはつながらない」と労働組合側に大反発された。

このWi-Fi騒動は日本人の価値観や一般常識、労働倫理からかけ離れているから、ネットの反応を見るともはや理解不能という人がほとんど。

・会社のWiFiを私用で使うってのがもう理解できないんだが
そういうもんなのか?
・仕事しながらスマホ見てんのかよw
・えっなんでそんな勤務許されてんの
・やり方を動画で確かめながらやるんだろ?
安心じゃん
・映画観ながら車作れるってことはむしろスキルが高い証拠なんだよ

会社のWi-Fiを使って映画やスポーツの試合を見ながら作業をおこなうとか、日本だったらあらゆる工場で禁止が常識。
個人のスマホを持ち込むこともできないだろう。
流れ作業は分かるけど、「ながら作業」はバイトレベルでもありえない。
工場内にラジオ放送が流れているのなら、まだ可能性はある。

ただこれほどひどい勤務態度は韓国人にとっても驚きで、朝鮮日報は社説(2019/12/12)で厳しく批判した。

国民はスマートフォンで動画を見ながら組み立てられた車に乗りたいとは考えないだろう。現代自動車労働組合の態度を見ると、この企業が没落する日もそう遠くはないように感じる。

映画を見ながら組み立て作業、国民はこんな車に乗らなければならないのか

 

で、会社と労組との争いは結局、「労働者の権利を侵害するな!」という主張が通ってしまって、会社側が求めていたWi-Fi禁止は保留になってしまう。
つまり、いまでも作業員は好きな動画を見ながら自動車を作っているわけだ。
韓国でも例外的なこととはいえ、日本だったらそんなことは例外でも認められない。
この違いは大きい。
それにこれは決して個人の問題ではないし、韓国人の考え方や方法を反映していると言うことはできる。

自分中心のわがままな要求でも、大声で何度も言えば常識がデタラメに負けてしまう。
本当は法律違反なのに平気で慰安婦像が建てられることなどを見ても、韓国社会には感情優先の「言ったもん勝ち」の風潮がある。

このまえ読売新聞が特集記事(2019/12/07)で書いていたこともこれだろう。

[日韓の現場]宣伝戦<5>司法 法より世論迎合…歴史問題 蒸し返しの素地

だから韓国あいてに安易な妥協は禁物だ。

 

 

こちらの記事もどうぞ。

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ①

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ②

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ③

 

2 件のコメント

  • 小さい工場や事務所、お店関係のところはラジオや有線流してるところがあります。
    実際そういうところに行ってました。
    さすが韓国~日本人の常識の斜め上いきますね(*^^*)
    なるほど! 失業率や自殺率が高いのに国民の60%が韓国は幸福な国だと答えるだけあります!
    現代自動車はぜったいに買わないことにします。 てか現代自動車は日本からたしか撤退してたような?

  • 日本の限界はラジオや有線までですね。
    良い意味でも悪い意味でも自己主張が強すぎ。
    あんな実態を知れば韓国人でも現代自動車を買いたくないでしょう。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。