韓国人が怒っている。
イギリスのサッカークラブ・トッテナムで活躍している孫興民(ソン・フンミン)選手が人種差別の被害を受けたから。
孫興民選手はサッカーファンの枠を越えて、いまでは国民の英雄にありつつある
中央日報の記事(2020.01.19)
<サッカー>孫興民にまた人種差別…「細い目」の絵文字でSNS埋まる
欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグの公式インスタグラムに、誰かが孫興民選手の写真と一緒に「絵文字を使ってこのトッテナムのスターを描写してみよう」という内容の投稿をする。
すると韓国人に対する人種差別行為が発生。
孫興民選手を表す絵文字に「細い目」を選んで、それを投稿する人が続出したことで韓国人が激怒した。
このように絵文字を通じた差別行為が続くと韓国のネットユーザーは該当投稿に「細い目の絵文字が本当に腹が立つ」「2020年なのに人種差別している」「管理しないならこうした投稿をなぜ上げるのか? 選手とファンは心が痛い」「人種差別する人は恥ずかしいと思え」などのコメントを残した。
<サッカー>孫興民にまた人種差別…「細い目」の絵文字でSNS埋まる
まったくの正論で完全に同意するしかない。
なのだけど、ことが“反日愛国”になると、韓国社会ではそんなまともな価値観が吹き飛ぶ人間がでてきてしまうのだ。
きょねんの夏、ノージャパン運動が盛り上がって、反日感情が高まっていたころのこと。
韓国に住んでいる外国人記者が街中のレストランの入り口に、「日本人は立ち入り禁止」と書いたあるのを見て「これは人種差別だ」とツイートした。
そしたらそのあと、「韓国の歴史を十分に勉強しろ」といった内容の人種差別を指摘した記者を非難するメッセージがたくさん寄せられる。
日本人と韓国人は人種的には同じだから、これは人種差別ではないと正当化する人もいた。
こんな理屈は国際社会では絶対に通じない。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
他にも日本車にはガソリンを入れないという給油所もあったし、「日本人はお断り」という博物館もあった。
さらには観光船の乗車賃で、日本人には別料金を請求するという自治体まで現れた。
もっともこれは市民にそうアピールしただけで、実際には日本人から割増賃金を取っていないと思う。
こういう反日の行き過ぎを批判する人はいるし、日本人への人種差別行為をする韓国人なんてごく一部だと願っているけど、「人種差別する人は恥ずかしいと思え」という言葉をつつしんでお返ししたい。
この背景には、政治家やマスコミが反日感情を盛んにあおっていたことがある。
日本の対韓輸出の管理強化に対して、文大統領が「(日本には)二度と負けない」と言えば、「独立運動はできなかったが、不買運動はする」とマスコミが書いて反日ムードを形成していく。
上の人種差別行為はその延長で起きた。
いまは反日ムードが収まりつつあって、かわりに台頭しているのが反米感情。
するとまた人種差別をはじめる韓国人がでてくる。
でもアメリカは日本とちがって、「大人の対応」という見て見ぬふりなんてしない。
次回そのことを書いていきます。
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