日本で生まれ育った黒人女性が「人種差別」について話しています。
初めて偏見や差別の経験をしたのがアメリカだったというのは意外でした。
では動画を見てみましょう。
*これは「外国人と英語で会話ができればいい」というスタンスです。
本当に正確な日本語訳はお近くの英語マスターに聞いてみてください。
外国人が書きこんだコメントですから、日本の教科書にあるような正しい英文とは限りません。
でも、意味は通じるはずです。
・(アメリカは)虐殺、移民そして奴隷制の国だ。 黒人のアメリカ人は1967年まで法の下での平等な権利がなかった。レンディング(特定警戒地区指定)は1998年まで続いた。いまは人種差別的な大統領が公然といる。
It is a nation of genocide, immigrants and slavery. Black Americans did not have equal rights under the law until 1967. Redlining continued until 1998. We currently have an openly racist president.
・犠牲者でいるのはやめろ。
stop being a victim.
・大統領は人種差別的ではない。笑。
The president is not racist lol
・アジアへ行ってみろよ。ナイトクラブには「外国人お断り」というサインがあるぞ。
Go to Asia and they have signs on nightclubs that say “ no foreigners”.
・日本は人種差別的ではない。悪意がない。知識に欠けているだけ。
そういうわけで彼らはジロジロ見る。
そういうわけで彼らは、電車であなたの(外国人の)隣に座りたくない。
japan isn’t racist. just ignorant. it’s not an evil intent. just a lack of knowledge.
that’s why they stare.
that’s why they don’t want to sit beside you on the train.
・ここは、「わたしはあなたの迷惑になりたくない。そういうことで数日の間、あなたと距離を置きます」というロジックを聞くところだぜ。
this is where you get the logic, “i don’t want to be a bother to you, that’s why I stayed away from you for several days.”
・その間ずっと、あなたの思う「日本人の友だち」がなんで自分を避けようとするのかとても不安でいる。
all the while, you’re worried so much why your supposed “japanese friend” is trying to avoid you.
・この女の子に怒ったり辛辣になる理由は誰にもない。
わたしはときどき辛辣になる人間だけど、この女の子は好き。
No reason for anyone to be mad or harsh towards this girl.
I’m someone who can be harsh at times but i like this girl.
・なぜかって?
彼女は日本の社会にとてもなじんでいるように見える(彼女はかわいいし日本語を上手に話す。日本文化を大切に思っていそう)。
Why? She seems to fit in Japanese society quite well(she is nice and speaks Japanese well, seems to care about Japanese culture).
・わたしは沖縄で一度、日本語だけしか話せない黒人のハーフの女の子と会った。
I met a half black girl once in Okinawa who didn’t speak any language other than Japanese.
・この世界で生きる限り、人種差別はいつも存在している。
Racism will always exist as long as we live in this world.
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日本人の行動は、「人種差別(racism)」というよりは、「外国人嫌悪・恐怖症(zenofobia)」じゃないですかね。主に欧米で問題になる人種差別は、差別する側が差別される側を「排除し(社会的・物理的に)虐げる」というという行動の形をとるものです。これに対して、日本人のは、どっちかって言うと「見た目が自分たちと違う者」を「怖がって遠ざけ離れる」という行動形式だと思うのですよ。
昔、自分の母親が大阪万博会場で、「顔が真っ黒なのに、握手した掌だけが白かった!」と驚いていたのを思い出します。また、今でも英語コンプレックスゆえに、見た目が「外国人」とわかると、話しかけられそうになると逃げ出す人も多いですし。電車の席の隣に座るのも、見た目や体格によっては、怖がられるかな?
さらに、中国人や韓国朝鮮人の場合は、喋らなかったら日本人とほとんど見分けがつかない、見た目だけでは差別のしようがない。その辺も欧米の人種差別とはちょっと事情が異なる点です。
まあでも、今後は徐々に徐々に、日本人も身近な外国人の存在に次第に慣れていくことでしょう。社会で外国人の存在が当たり前になった時、本当の人種差別問題が新たに起きる可能性も無いとは言い切れないですが・・・。そんなことが無いように。差別行為と、差別行為に対する客観的非難を、ちゃんと識別できるようにこれからの若い人たちには学習してほしいと思います。
人種差別というか~島国でほぼ単一民族なので日本人とそれ以外という差別はあると思います。
ご指摘の通り外国人に慣れていないため、日本人には外国人への抵抗感が大きいと思います。
人種に対する憎悪とは別でしょうね。