前の記事で、こんなエラそうなことを書いた。
人がもつ長所は反対から見たら大きな欠点にもなる。
韓国はインターネット速度が世界最速の国だ。
この輝かしい業績を可能にしたのは、韓国人の「パリパリ(早く早く)」気質だろう。
これはすばらしい!
でも同時に、韓国人の悲願である「ノーベル賞受賞」を不可能にさせている原因にもこのパリパリ気質があるという。
今回はそのことを書いていきます。
韓国の伝統文化村
韓国の新聞を読んでいると、「もう、この時期になったか」と気づかせてくれることがある。
それが秋のノーベル賞のシーズン。
ノーベル賞の発表前になると、韓国中がソワソワしだす。
韓国ではノーベル平和賞を受賞した人はいる。
でも、韓国人が欲しいのは科学分野でのノーベル賞。
秋になると毎年、「今年こそ、韓国人の受賞なるか?」とワクワクして発表を待つけど、いつもそれはかぬわぬ夢に終わっている。
「今年も韓国人の受賞はなし」という知らせに、国民はみんながっかり。
そのことを中央日報の記事(2015年10月07日)では、韓国の「秋の喪失感を刺激する定例行事」と表現している。
ノーベル賞受賞者の発表は、応援するプロ野球チームのポストシーズン脱落や冷たくなった空気が一年の終わりを予告するのと共に、秋の喪失感を刺激する定例行事となった。「国家的・国民的な自尊心が関わることではないか」。
そして2016年には、「希望拷問」という新しい言葉が登場した。
したがって今までメディアで取り上げられた「最もノーベル賞に近い科学者」「受賞の可能性が高い科学者」というのはすべて虚言であり、自己欺まんであり、国民に対する「希望拷問」(相手に希望を持たせて苦痛を感じさせること)だ。
「韓国人がノーベル賞を取ってほしい!」
そんな願いをすべての韓国人がもっている。
そう言ってもいい。
その期待にこたえるように、韓国のマスコミは「今年は~という韓国人が受賞する可能性が高い!」と報道して国民に希望をあたえる。
そしてその後に、「韓国人のノーベル賞の受賞者は、今年も0」という厳しい事実を伝える。
希望をあたえられた後に苦痛をあたえられる。
あたえられた希望が大きいほど、その後の失望や苦しみも大きい。
これはまさしく拷問だ。
それにしても、「希望拷問」という言葉を初めて知った。
こんなネガティブな意味の韓国語は本当にたくさんある。
その創造性が評価されて、ノーベル賞ではなくて別の賞が取れないもんだろうか?
水原のお城。
日本からの攻撃を意識してつくられた。
さて、「秋の喪失感を刺激する定例行事」というさみしい言葉が新聞にのったのは、2015年のこと。
今年2016年には、すさまじい衝撃波が韓国をおそった。
それは、韓国人の顔から一切の笑顔を吹き飛ばすほど。
今まで「格下」と思っていた中国が自然科学分野でノーベル賞を受賞したのだ。
今回は中国までも登場した。それでも産業化ではまだ韓国に遅れているとみていた中国が科学分野のノーベル賞をもらい始める現実を目の前で見ることになったのだ。
「科学分野で中国に追い抜かれた」
韓国にとってこれ以上のショックなんて、なかなかない。
この現実を「目の前で見ることになったのだ」という韓国人からは、笑顔を浮かべる余裕なんて消し飛んだだろう。
とくに最近では、韓国の電機メーカーが中国の電機メーカーに追い上げられている。
そんな現状も考えあわせると、韓国人の背中には冷たいものが走ったはす。
こうなると、「秋の定例行事」なんて言っていられない。
まさに緊急事態。
まあ、がんばってほしい。
韓国の神様。
村の入口などに置かれていた。
この記事についてボクが伝えたかったことは、韓国がノーベル賞を取れない原因について。
記事では、その理由として韓国人の「パリパリ」をあげている。
韓国人は陸上競技でいえば100メートル、200メートルの短距離選手が多いのではないか。その瞬発力、爆発力はすごい。パリパリ(韓国語で「早く早く」)と目標に邁進していく。しかし、長距離競争となると事情は異なる
「韓国人がノーベル賞を取れない理由」については、どこよりも韓国のマスコミが熱心に分析して伝えている。
その理由のひとつには、やはり「パリパリ」がある。
2016年10月5日の中央日報の記事では、日本人と比較している。
「他の人から認められようが認められまいが、黙々と研究一筋に生きてきた人たちだ」と日本人ノーベル賞受賞の秘訣を伝えた。
ここでは直接「パリパリ」という言葉をつかってはいない。
けれど、韓国人は「黙々と研究一筋」ということが苦手なことやすぐ「目に見える成果」を求めるというのはパリパリ気質によるものと考えていい。
韓国人の研究者も、すぐに成果が出るような研究ならする。
でも、結果が出るのに何十年もかかるような研究はやりたがらない。
韓国の研究者はそんなに待てないから。
研究者であっても韓国人。
やっぱり、パリパリ気質が染みついているらしい。
でも、がんばってほしい。
来年こそは、希望を持つことがそのまま「拷問」にならないように。
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