【日本料理と中国料理の差】世界では和食に高級感がある理由

 

いまや世界中で食べられている日本と中国の料理。

同じ東アジアの料理だけど海外での見方は違っていて、日本料理には高級感がある一方、中国料理には庶民的なイメージがあることが多い。

ということに疑問を感じた中国メディアの「快資訊」が「なぜ中国料理の地位は日本料理にかなわないのか」という記事で、世界でこの“差”がついた理由について分析している。

サーチナの記事(2018/09/20)

日本料理はなぜ「世界で中華料理より高い地位を確立」できたのか=中国メディア

 

歴史的に海外へ渡った中国人はたくさんいるから、いまでは華僑や華人が世界中で暮らしていて各地に中華街や中華料理店がある。
中国料理の知名度は世界的にもかなり高いけど、それと高級感は別問題。

「なぜ国際的には、日本料理が中国料理よりも地位が高いと感じるのだろうか?」という疑問に中国人記者は、その最も大きな理由として「見た目」を挙げる。

和食は美しさに定評がある。多くの小鉢に少しずつ盛り付けられたおかずは、芸術品のように美しく、世界中の人々に「精緻」と称賛されている。

 

美しく繊細な和食に対して、中国料理には大ざっぱに大皿に載せた物が多いから、中国人から見ても「筆者も和食の美しさにはかなわない」という。

それに外国人のイメージでは「衛生問題」も大きく関係しているという。

これは中国人自身も認めるところであり、衛生面では信用が置けないというのが共通の認識となっている。一方の日本料理は、食材の新鮮さ、安全面で安心感があるようだ。

 

これは基準の問題で、高級感なら見た目と清潔感から日本料理のほうが世界でのイメージは高いだろうけど、親しみやすさや食べられている量なら圧倒的に中国料理が上だろう。

さてこの記事にネットの声は?

・中華料理はもう生活に馴染んでる
・いやまともな中華料理なら地位が低いってことないだろ
・和食はお洒落で洗練されていて味も旬の素材を活かして美味しいし盛り付けも美の競演
・言うほどか?
海外で外食っていえばチャイニーズ、その次に寿司始め日本食だろ
・焼魚に納豆、味付け海苔、漬物とご飯と味噌汁
これが日本人にとって最強の和食だろ?
こんなの世界で流行るわけない
・ラスベガスのバイキング形式の店に行ったら、寿司はサラダコーナーにあったぜ

 

日本料理にとって見栄えは命といえるほど重要。

日本を代表する美食家で料理研究家、さらに優れた芸術家で、おまけに「美味しんぼ」に登場する海原雄山のモデルになった北大路 魯山人は「美的価値のない料理は、よい料理とは申されないのであります」と言う。

美を追求した魯山人は「食器は料理の着物だ」と表現し、食器についてこう語る。

食器の上等、下等も、分相応に考えなければなりませんが、大きさ、深さの形、いろどり等を料理に合わして調和を計ることを考える必要があります。

「料理する心 (北大路 魯山人)」

この細部へのこだわりが中国料理に差をつけているのでは。

 

北大路 魯山人(明治16年 – 昭和34年)

 

日本料理と中国料理、どうして差がついたのか…慢心、環境の違い。

見た目がイケメン、さらにキレイということの他にも、いま世界的に健康志向が高まっていることもきっと関係している。
海外では、寿司をサラダコーナーに置く店もあるらしいから。
この点、油を多く使う中国料理にはマイナスのイメージがもたれやすいから、ヘルシーな日本料理との差はさらに広がる。

これまで日中の料理の違いについては、いろんな外国人にきいてみた。
もちろん高嶺の花の高級料理もあるけど、やっぱり中国料理にはファストフード的な手軽な印象があると言う人が多い。
だから世界での「実用性」なら中国料理のほうが圧倒的に上だろう。

数が多けりゃ、それだけ庶民的になって高級感からは遠ざかるから、これはもう人気者の宿命ですね。

 

中国旅行で参加した現地ツアーで出てきた昼食。
日本料理にはない豪快さ。

 

 

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1 個のコメント

  • 「中国料理」と一口に言っても、日本料理(和食)なんかよりはるかに多様ですからね。「中国」とは広いのです。だけども、北京ダックのような「中国宮廷料理」だったらかなり高級感ありますけどね。

    高級感がなくたって旨いものは旨いですよ。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。