いま日本にまん延する“大麻汚染”/台湾人が感謝する理由

 

新型コロナだけじゃなかった。
いま日本の社会で、20代の若者を中心に大麻が広がっているのをご存じか。

大麻取締法違反で検挙された人の数は2014年から6年連続で増えていて、なかでも30歳未満の人たちが約60%を占めている。
そーいや最近、大麻に手を出した大学の運動部員が逮捕されて、試合ができなくなるってニュースをよく見るわー。
「大麻はじつは健康に悪くない」とかいうネット情報を信じ込むアホが多いのだろう。

日本で大麻がまん延しないよう、厚生労働省は有識者による検討会をつくって本格的な対策にのり出した。
東京新聞の記事(2021年1月21日)

大麻は覚醒剤など深刻な薬物の乱用に結び付く「ゲートウエー(入り口)ドラッグ」と位置付けられており、大麻取締法に「使用罪」を創設することを含めて検討する。

大麻の「使用罪」創設で取り締まり強化を検討 若者にまん延で危うい現状 厚労省、有識者会議で議論開始

現状では大麻を「所持」しているとアウトだけど、使用することは法律で禁止されていない。

 

アヘンを吸うタイの少数民族

 

ネットの反応を見ると、やっぱり「大麻ダメ、絶対!」という意見の人が多い。
大麻を肯定するようなコメントもあったけど、それを載せるとグーグルからペナルティーを受けるらしいから、ここではNG。

・本気で合法にしたいなら政治家になって大麻解放を公約に掲げれば良い
・世界の流れに、逆行しているように見える。
・世界で解禁され始めてる所は大麻より凶悪な薬物が蔓延してて
大麻解禁するからそれで我慢してねって意味だぞ
・それより若者が未来に絶望しない世の中を作りなさいよ
・新たに使用罪を創設→その必要はないんじゃね?
便乗して合法化とか騒ぎ出すやつ→うるせーからお前らが騒ぐなら使用罪創設されていいわ

 

注意一秒、ケガ一生
たしかシンガポールにあったポスター

 

前に3人の台湾人と話をしていたとき、戦前・戦中の日本統治が話題となった。
その台湾人の印象だと、その時代の日本は悪いことより良いことのほうを多くしていた。
そう思った理由のひとつに、当時の台湾社会にまん延していたアヘンを追放したことを挙げる。

「ここにそれが書いてある」と言って見せてくれたのが台湾版ウィキペディアの説明。

總督府致力廢除「三惡」,即鴉片、纏足與辮髮。同時加強衛生體制,改造下水道并進行捕鼠工作。。

日治時代

 

大麻とアヘン(鴉片)では種類が違うといっても、身体と人生を破壊する危険薬物であることには変わらない。
むかしの日本人がそれを駆逐したことで“感謝”されているのに、いまの人間がそれで日本を汚染させてはいけない。

 

 

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1 個のコメント

  • 昔読んだ薬物中毒の専門書で、「海外ではヘロイン、コカインなどの『ダウン系』の麻薬が蔓延する傾向にあるが、日本では覚せい剤のような『アップ系』の薬物中毒者が昔から多かった」ということを読みました。明治に生まれ、いくたびの戦争時代を経て、昭和末期まで生き抜いた私の祖母も、時にはヒロポン(覚せい剤)の力を借りて働いたことがあったとの話を聞きました。
    最近、日本でも海外と同様に「大麻(マリファナ)」が流行しつつあるのは、単純に海外の影響もあるのでしょうが、何か日本社会の傾向に変化が生じているのかもしれません。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。