ソウルに住んでいる知人のアメリカ人から先日、「Heyyy, happy lunar new year!」というメッセージをもらった。
韓国は日本とちがって旧暦の正月(lunar new year)を祝っているから、正月の時期が一か月ほどずれている。
そんなめでたいお正月、韓国放送公社のKBS(日本でいうならNHK)が「見せてはならないもの」を見せて国民の怒りを買ってしまった。
中央日報の記事(2021.02.18)
韓国放送局KBS、今度は倭色論争…韓国の魂見せるという音楽番組に登場した「日本の城」
正月連休中に放映した音楽番組で、演奏するミュージシャンのバックに「それ、どう見ても日本の城だろ」と言わざるを得ない映像が現れて、「倭色論争が浮上した」という。
具体的にいうとネットでこうたたかれた。
「大天守閣と小天守閣で構成された倭城の姿で姫路城スタイルだ」
「知っていて使ったとしても深刻だし、知らずに使ったとしても深刻だ」
「朝鮮ポップだと紹介しておきながら背景を日本様式建築物にするのが非常識」
「受信料の価値が売国だったのか」
「こんなものをするくらいなら、公営放送の看板を取れ」
非難が広がったためKBSは、「ポータルサイトやYouTubeなどにある関連映像を非公開に切り替えた」と記事にある。
「韓国の魂見せる」というフラグの立て方とこのオチは、日本中のすべてのマンガ家が参考にするべきだと思う。
ちなみに、日本の城が出てきたときに歌われていたのは『虎が下りてくる』という曲らしい。
KBS側は原因を調査中とのことだけど、まぁどうせ大した理由ではない。
この騒動自体はどうでもいい。が日本人にとっては、「倭色」という表現は見過ごせませんよ。
日本を「倭」と呼んだのは自国を世界最高の文明国と考えていた古代中国人で、周辺国を野蛮な国と考えた彼らはあえて侮辱的な漢字をあてはめた。
倭には「背が曲がっていて身長の低い人」といった意味があり、日本を侮辱する呼び方であることは間違いない。
だから古代の日本人はこのことばを嫌がって、同じ発音で良い意味の「和」に国名を変えたといわれる。
くわしいことはこの記事をプリーズ。
で「倭色(왜색:ウェセク)」というのは『日本風』や『日本的なもの』といった意味で、韓国ではよく使われることば。
しかしそこには『悪質、低質、退廃的』といった悪いニュアンスが込められている。
だから有名人が日本を連想させるアイテムを身につけたりすると、国民からぶったたかれてしまう。
この現象を「倭色論議」という。
主に、芸能人らが「日本」のもしくは「日本風」のファッションをしたり、役を演じたりした時に、韓国のネチズン達が捲き起こす反日バッシング。
韓国の文大統領は先月、韓日関係についてこう強調した。
「韓日両国は最も近い隣国であり、北東アジアや世界の平和・繁栄のために共に進むべき最も重要なパートナー」
「両国関係が未来指向的に発展しなければならない」
だったらまず、全国紙が「倭色」という侮辱的な表現を使うのをやめようよ。大手メディアがこんなことをするから、国民がフツーに「倭城」と言ってしまう。
「倭色」ではなく、「日本文化」でなぜいけないのか?
勝手に日本の城を使われて「倭色論争」がはじまったりと、日本にとってはもらい事故にもほどがある。
後日談
「あれは日本の城ではなくて架空の龍宮だ」とKBSが発表するも、すぐにそれが“ウソ”とバレて燃料になってしまった。
中央日報の記事(2021.02.19)
このような製作陣の説明とは異なり(中略)そのイラストは、各種写真やイラストを販売するホームページに「日本の城」「日本の寺」などの名前で登録されていた。
「想像の中の龍宮」と言っていた韓国放送局KBSの嘘…「日本の城」原本を発見
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2/19(金) 20:13 共同通信配信
文氏、解決は「日本の謝罪次第」韓国での元徴用工、元慰安婦訴訟に対して
いいかげんにしなさいよ。
左翼思想と自虐史観を植え付けられた団塊世代までの日本人のように、その後の世代は罪悪感を持っていません。両国間で「解決済みである」と合意した昔の話を何度も蒸し返すのであれば、そのうちにいくら穏やかな日本人であっても怒るからね。
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「韓日両国は最も近い隣国であり、北東アジアや世界の平和・繁栄のために共に進むべき最も重要なパートナー」
「両国関係が未来指向的に発展しなければならない」
用日は断固お断り。