【いまこそ買って応援】台湾人が日本で感謝・感激したこと

 

今回の話は日本のご近所つきあいについて。

「北斗の拳」では強敵と書いて「とも」と読むように、日本人なら台湾と書いて「とも」と呼んでもいいほど日台は強いきずなで結ばれている。

ちなみにこれがお隣さんのプロフィール

面積:3万6千平方キロメートル(九州よりやや小さい)
人口:約2,360万人(2020年)
主要都市:台北、台中、高雄
言語:中国語、台湾語、客家語等
宗教:仏教、道教、キリスト教

以上の数字は外務省ホームページ「台湾(Taiwan)基礎データ」から。

 

日本と台湾は東アジアの中で互いに支え合って生活していて、その様子は「A friend in need is a friend indeed」(まさかの時の友こそ真の友)という英語のことわざの具体例にしていいほどだ。
東日本大震災のときには台湾人が全力で支援してくれて、台湾で地震が起きたときには日本人がそうした。
いまでも日本人は東日本大震災で受けたサポートを忘れていない。
2021年の3月には、そのときの感謝の気持ちを伝えた「謝謝台湾!」の巨大掲示物が台湾の中心都市・台北の地下鉄にはられて、日台でニュースになった。

 

台北に住んでいる台湾人がこれに感動して写真を送ってくれた。
感謝・感激・拡散の3Kで日台のきずなは深まっていく。

 

つい先日も台湾で死者約50人、負傷者約180人を出す列車事故が起きたときも、日本は前首相と現首相があいついでお見舞いのメッセージをおくって、台湾の総統がそれに感謝で返した。

 

 

 

そんな台湾からやってきて、いまは日本ではたらいている友人(30代・男性)から、このまえ食事に誘われた。
がっつり食べたい系でうどん大好きの彼が、「はなまるうどん」をチョイスしたのはこの上なく必然。
うどんを食べながら話をしていると、「このまえ日本ですごく感激しました!」と彼が言いだす。
「落とした財布が戻ってきたんです!さすが日本ですね!」という来日外国人あるあるの鉄板ネタではなくて、彼が話したのは台湾産パイナップルのことだった。

つい最近、台湾産パイナップルの最大のお得意先だった中国から、とつぜん輸入停止措置を告げられて、台湾の農家が大ピンチにおちいった。
パイナップル農家は台湾南部にたくさんいて、そのへんの事情は南部の都市・高雄出身の知人がよく知っている。

「中国の輸入停止は政治的な動機からですよ。台湾南部には中国が嫌いな蔡総統の支持層がありますから、そこを狙い撃ちにして、蔡総統や与党にダメージを与えようとしたんです。」というのが台湾での一般的な見方だと言う。

でも、友人が困っていると知った日本人が立ち上がる。
「いまこそ買って応援」運動をはじめた結果、蔡総統が感謝のメッセージを公開するほど、台湾パイナップルが日本で爆売れ。

 

 

知人が目薬を買いに浜松市内のドラッグストアに行ったとき、そこで台湾パイナップルが売り切れているのを見た。
日本人が『買って応援』をしてくれているのは、ネットニュースで見たから知っていた。
でも実際にそれを目にしたのはこれが初めてで、台南人の彼は「本当にうれしかったです。感激しました」と言う。
空になった売り場の写真を撮って、SNSにアップしたのはいうまでもない。

彼と同じように日本のスーパーで台湾パイナップルが販売されているのを見て、台中出身の台湾人も「日本のみんなさん、ありがとうございます~」とSNSで日本語・中国語でメッセージを発信していた。
*“みんなさん”はその台湾人が書いたもので、こういうおしい誤記をする外国人がたまにいる。
別の台湾人はパイナップルを買ってSNSにアップした日本人に、「台湾農産物を応援してくれてありがとうございます😊謝謝,感恩!」というメッセージを送った。

いま日本中の台湾人がきっと同じことをしていて、それを見た日本人はきっとさらに“やる気”を燃やすはず。

日本と台湾のどちらかでピンチがあると、それをきっかけに感謝・感激・拡散の好循環できずなが深まっていく。
今回の件で、多くの日本人が芯まで食べられる台湾産パイナップルの味と良さを知ったことで、ブームでは終わらず、日本に定着するかもしれない。
正直、ほかの輸入パイナップルに比べると台湾産はちょっとお高いけど、「とも」のことを思えば痛みを感じない出費だ。

 

 

こちらの記事もどうぞ。

台湾 「目次」 ①

台湾 「目次」 ②

「感謝しきれない!」日本人の八田与一が台湾で愛される理由

日本を旅行した台湾人の話①違い・驚き・好き/嫌いなこと

台湾人がアニメを見て感じた「日本と台湾の学校との違い」とは?

 

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。