同じ浮気でも、自分がしたら甘いロマンスで、他人がしたら不倫という悪行になる。
そんな二重基準にすごく敏感な韓国は、いま国際オリンピック委員会(IOC)に対して怒っている。
中央日報日本語版の記事(2021.06.02)
日本の「独島挑発」を傍観するIOC…平昌五輪の時とは違う態度
2018年の平昌五輪での「竹島挑発」でIOCはすぐに韓国を注意したのに、いまの東京五輪での「独島挑発」に対しては何も言わない。
同じことをしたのに、なんで韓国には怒って日本は黙認するのか?
その理由をひと言で言ったら、IOCは反日感情で物事を判断しないからだ。
3年前の平昌五輪で韓国は、強化試合のときに独島(竹島)の描かれた旗(朝鮮半島の統一旗)を使ったことで、政治的中立の点から問題があるとIOCから指摘を受け、統一旗から独島を削除した。
なのにIOCは日本には甘い。(ように見える)
日本がいまホームページ上で公開している聖火リレーの日本地図には竹島が含まれていて、韓国がそれを指摘しても、IOCは何も言わないし動かない。
韓国メディアの質問にIOCの返事は、「東京五輪組織委で提起されたイシューはそちらの立場を参考にしてほしい」とそっけない。
つまりIOCは、「(竹島のある日本地図は)純粋に地理学的な表現であり、政治的な意図はない」という日本の立場を支持ているのだ。
大会組織委員会の武藤事務総長は「IOCからは100%理解を得ている」と言っているから、韓国の言う“傍観”はその具体的な表れになる。
韓国側はIOCに積極的な仲裁を要請したというが、いまのところIOCはこれも”傍観”している。
試合で、不自然なほど大きな独島(竹島)の描かれた旗を使ったら、政治的主張とみられて怒られるのは当たり前で、日本も試合でこれをしたら同じように注意される。
日本はそんなことをしないだろうけど。
でも、ホームページ上にある竹島は一目ではわからないような小さな点だから、これは政治的主張ではなくてただの地図でしかない。
それを問題視して怒る韓国と静観するIOC。
「平昌五輪の時とは違う態度」といっても、日韓ではやってることがそもそも違うし、一番の違いはIOCは反日感情ではなく五輪憲章にしたがって判断するという点だ。
韓国の国内基準と国際基準の違いでもある。
同じことはこの記事でも当てはまる。
中央日報日本語版の記事(2021.06.03)
韓国サッカー選手の独島パフォーマンスで大騒ぎしたIOC、日本の独島地図には沈黙
IOCはどっちも、政治的中立を尊重する五輪憲章を基準にして判断しただけのこと。
でも基準を反日感情におくと、大騒したり沈黙しているようにみえる。
「なんで態度が違うのか?」を考えた時に、「自分たちの見方が間違っていたかも」という発想が出てこない。
自分と世界が矛盾したときに、世界を否定して問題視するのは隣国さんの悪いクセだ。
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> つまりIOCは、「(竹島のある日本地図は)純粋に地理学的な表現であり、政治的な意図はない」という日本の立場を支持ているのだ。大会組織委員会の武藤事務総長は「IOCからは100%理解を得ている」と言っているから、韓国の言う“傍観”はその具体的な表れになる。
あれは単なる地図です。もしも朝鮮半島南部とかが入ってしまう縮尺だったら、彼らはそれにも反対するんですかね? ああそう言えば、実際、ソウルオリンピックの時には「日本が存在しない」地図をホームページに出していたようですが。
> 「なんで態度が違うのか?」を考えた時に、「自分たちの見方が間違っていたかも」という発想が出てこない。
いやいや、実は韓国人の側も(少なくともこの件を問題化して煽っている者達は)、「自分達の方がむちゃな言いがかりをしている」ことを、分かってやっているのですよ。(分かってないのは、煽られて、まんまとその尻馬に乗せられて騒いでいる韓国人だけです。)
その証拠に、日本を非難する書き込み等に、その地図を出しているものはほとんど一つもない。具体的に地図を示すと、「一般的な地図と同じくいかに小さな点であるか」がひと目で分かってしまうからでしょうね。