第二次世界大戦のとき、ナチスの迫害を受けていた約6000人のユダヤ人の命を救った杉原千畝。
その功績が認められて、イスラエルのエルサレム市で「チウネ・スギハラ広場」がつくられた。
という話をきのう書いたのですよ。
杉原千畝
この日本人の誇りを韓国メディアの朝鮮日報が取り上げていたから、不吉な予感はした。(2021/10/14)
エルサレムに「日本のシンドラー」の名冠した広場誕生
数千人のユダヤ人を助けた杉原千畝は「日本のシンドラー」と言われる。
その名を冠した広場がエルサレム市に誕生し、その記念式典には杉原の遺族や、彼からビザをもらったユダヤ人とその家族、イスラエルの日本大使、エルサレム市長などが参加した。
そこでエルサレム市長は、今回の広場の命名は「彼の高尚な行動に対し感謝の意を表したもの」と杉原を賞賛。
杉原に救出されたユダヤ人の一人で、後に外交官となったヨシュア・ニシュリは1968年に杉原と再会し、28年前に発行されたボロボロのビザを手にして涙を流した。
イスラエル政府は杉原に勲章を授与するなど、「イスラエルは杉原を格別に礼遇している」と朝鮮日報はいう。
また2000年に杉原の故郷・岐阜県に「杉原千畝記念館」ができて、日本を訪れるイスラエル人がよく行く観光スポットになっている。
韓国メディアが日本の過去について語るとき、こんな絶賛・称賛で終わるワケがない。
やっぱり最後には、日本を非難せずにはいられなかった。
「人類愛を示した彼の行動を、日本の政権は政治的に利用している」という指摘もある。2015年1月に当時の安倍晋三首相はイスラエルのホロコースト記念館を訪れた時、第二次世界大戦における自国の戦犯の蛮行に言及せず、杉原について語った。これに対して、「歴史問題をうやむやにするためではないか」という批判が出た。
たしかに「スギハラの政治利用」という批判はある。韓国では。
でもイスラエル側が「日本のシンドラー」の遺族らを招いて行った今回の記念式典に、そんなネガティブな声はなかったし、そもそもこの広場と韓国は1ミリも関係ない。
「日本の政権は政治的に利用している」という指摘は韓国のもので、ユダヤ人にとってはまったくの圏外だ。
2015年にイスラエルを訪問した安倍首相が、「自国の戦犯の蛮行に言及せず、杉原について語ったこと」に対して批判が出たのも韓国国内の話。
日本やイスラエル、世界には関係ない。
そもそも安倍首相がイスラエルの首相に会って、自国の「蛮行」について話し出すという発想は韓国人以外からは出てこない。
日本や日本人が海外でホメられると、不満に思って余計なひと言をいう韓国人はめずらしくない。
サッカーW杯やオリンピックで競技が終わった後、日本人の観戦客がゴミ拾いをすると海外メディアが、「これが日本人だ!」「われわれも見習わないと!」とよく絶賛する。
ツイッターやユーチューブにアップされたそんな動画のコメントを見ると、「日本人には脱帽だ」「心から敬意を表するね」といった称賛にまぎれて、「でも彼らはまだ、第二次世界大戦での蛮行を片づけていない」「アジアに対して心からの反省や謝罪をしていない」という韓国人のコメントがチラホラある。
もちろん、「日本人のこういうところはとても素晴らしい」と他の外国人と同じように称賛する韓国人もいるけど、ひと言いわずにはいられない人もいる。
「高尚な行動に対し感謝の意を表したもの」と外国人がホメると、「歴史問題をうやむやにするという批判が出ている」と言いたくなるのも、これと同じ心情によるものだ。
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そうですね。私は韓国を心の底から許すことはないでしょう。
残りあと何年、何十年かわかりませんが。
それでも、隣国人としての付き合いはしますけれども。
私は野球に関するブログを運営しているので韓日のマスコミの野球についてニュースを見ています。
その中で韓国のスポーツ新聞に報道される日本野球や日本人選手たちのニュースはほとんど否定的なものです。
例えば、原辰徳巨人監督が屈辱を味わっている。田中将大が今はファンも見向きもしない。
菊池雄星が自分の年俸ほど活躍できないと大リーグで非難されている。などです。
まったく非難できる根拠がないほど完璧な大谷翔平選手を除いては、ほとんどすべての日本人選手が韓国マスコミの非難を避けられない。これは、韓国人の反日意識の表れだと思います。
いまではそういう国内向けの報道が翻訳されて日本のネットで広がります。
韓国メディアが国内の読者に向けて書いた記事を日本人が読む。これも日韓関係が悪化した大きな原因と思います。