見たい、やりたい、行ってみたい。
そんないろんなタイがあるタイランドで、今度はタイマが加わった。
2018年から医療大麻が解禁されると、タイではどんどん規制が緩和されていって、気づけば街のいろんなところで大麻入りの料理が気軽に食べれるようになったとさ。
ネットには、タイの食堂で大麻料理を食べる食レポが山のようにある。
タイの人たちはこの現象を好意的に受けとめているようで、大麻を入れた食べ物に「ハッピー」や「良い気分」といったポジティブな単語を付けている。
ちなみにそんなハッピーガパオライスのお値段は50バーツ(約170円)と格安。ただし目玉焼きを付けると10バーツ増だから注意が必要だ。
食堂によっては、注文すればほかの料理にも大麻を入れるサービスを提供しているところもある。
これを目当てに「コロナが終わったらタイへ行こーっと」と言う人もいる。が、タイの日本大使館は、国外の日本人にも大麻取締法が適用されることもあると警告する。
同法は国外犯処罰規定が適用され、タイを含む海外に居住する日本人が大麻の栽培、輸出入、所持、譲渡等を行った場合には、同様に処罰対象となることがあります。
常識的に海外でも大麻には手を出さないほうがいい。
いまアメリカやヨーロッパなどいろんな国で大麻が解禁されつつあるから、「ハッピーガパオライス」を知っても時代の流れとしか思わない。
でもこれには驚いた。
タイランドハイパーリンクス(2021年12月24日)
タイの大麻はユネスコ「無形文化遺産」登録を目指す、2023年に申請予定
健康のために大麻をハーブのように使っているタイでは、最近は海外でもタイの大麻の人気が高いことから、文化省がこれをユネスコの「無形文化遺産」への登録を目指すと発表。
いまからその準備を進めて、2023年には登録申請を予定しているとか。
2019年に登録された「タイ式マッサージ」は分かるとして、日本でいえば和食、歌舞伎、和紙が登録されているユネスコ無形文化遺産に、まさか大麻が加わるとは思わなかった。
もちろんいまは走り出したばかりけど、タイがこれを世界的に評価される文化と考えていることは間違いない。
世間で大麻料理が広がっているのも、こういう認識が背景にあるはず。
「不倫は文化」というコトバは知ってたけど、大麻の消費も文化になるというのは想像を超えていた。
もしこれが本当にユネスコから認められたら、大麻に対する日本人の見方も変わりそうだ。
おまけ
首都バンコクの街並み
タイだけでなく、欧米各国で、大麻に対する許容度が高いのはちょっと信じがたいですね。
あれほどタバコを嫌って世の中から追放したのにも関わらず。マリファナですよ?
タバコの害なんて、麻薬による害に比べたら微々たるもの。何か迷信でもあるのかな?
大麻に限らず麻薬・覚醒剤を安易に許容しない日本の社会は、欧米に比べて、まだ「健全」だと思います。つまり、「一人一人が真面目に働いて自分の暮らしを立てていくことが大切」だという価値観が根本にある。
ベーシックインカムなんぞ配ったって、健全な社会にはなりませんよ。あの考え方は一種の差別だ。たとえ能力が低い者であっても、自分なりに労働する義務および権利があります。(憲法には書いてないけど。)