7月27日、きょうは「政治を考える日」。
1976年のこの日、ロッキード事件で当時の田中角栄首相が逮捕されたことにちなんで、みんなで政治について考えましょーと。
それはソレで重要なんだが、今回は歴史について知っていこう。
Wikipediaさんが言うにはきょうは、1549年にフランシスコ・ザビエルの船が鹿児島の沖合いに到達し、そこにイカリを降ろした日だ。
*日本上陸は8月15日。
単なる価値観や考え方の一致を越えて、魂と魂が共鳴するような、深いつながりを感じる相手を「ソウルメイト」という。
「ビビビッ」と電撃が走るような運命のヒト。
ザビエルにとってのソウルメイトは、マレーシアのマラッカで出会った日本人のヤジロウ(弥次郎)だろう。
にしても、なんでこんなところに日本人が?
薩摩か大隅出身のヤジロウは人を殺してしまい、ポルトガル船に乗ってマラッカまで逃げてきた。
その恐ろしい罪を告白するために、この地にいたザビエルを訪ねてきたという。
ザビエルと言葉を交わして「ビビビッ」ときたらしく、ヤジロウは日本人として初めてのキリスト教徒になった。そしてザビエルの片腕となり、日本で歴史に残る活躍をする。
彼はフランシスコ・ザビエルの通訳者、神(デウス)概念や聖句などの翻訳者として活躍し、日本の西日本地域で布教・宣教活動に従事した。
向かって左がヤジロー、右がザビエル
ヤジロウと出会う前か後かワカランけど、ザビエルはマラッカにいたころ、こんな思いを記している。
マラッカでたいへん信心深い、信仰のあついポルトガル人の商人から最近発見された幾つかの大きな島の話を聞きました。その国は日本と呼ばれていて、イエス・キリストの教えを広めるうえでインドより発展しそうなところです。なぜかというと、日本人はどの国民より知識に飢えているからです。
「ザビエルの見た日本 (講談社学術文庫)」
こんな思いを胸に、ザビエルはヤジロウと一緒に日本へやって来た。
そして今では日本中の小学生が歴史の授業で、初めてキリスト教を伝えた人物として彼について学んでいる。
フランシスコ・ザビエルは日本で最も有名な外国人なのでは?
マラッカでヤジロウというソウルメイトと出会って歴史がハジマタ。
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