神戸で最近、こんな”事故”が発生。
読売新聞の記事(2023/01/05)
ホーム停車中の電車運転席に女児侵入、機器を操作…照明や行き先表示が消える
ホームに停車していた電車の照明がとつぜん消えて、「何が起こった!」と車掌が運転席を確認したら、そこには小さな女の子がいた。
その直前、女の子がドアを開けて運転席に入って、機器をいじっていたら、車内の照明や行き先の表示が消えてしまった。
結果、電車23本が最大で18分遅れて、約3000人に影響が出たという騒ぎになる。
「運転士が内規に反して運転席の扉の鍵をかけていなかった」ということなんで、これは完全に運転士のミス。猛省するように。
この一件、ネット民はこう思った。
・女児「こいつ、動くぞ!」
・鉄オタの夢!
・児童運転か
・将来優秀な運転手になってくれれば良いよ
・女児「ATSよし、戸締よし、発車」
・これシャレにならんだろ
運転士に注意されて運転席から出ていった女児は、今度は別の電車の運転席に侵入しているから、運転士の内規違反は常態化していたということだろう。
もしこれで電車が動き出して、乗客全員が死亡する事故が起きたとしたら?
そんなまったくシャレになっていない事故が、1994年3月23日にロシアで起きたアエロフロート航空の墜落事故だ。
この日、乗員・乗客合わせて75名を乗せたアエロフロート航空のエアバスが、モスクワから香港へ向かって飛び立つ。
「父ちゃんのいいとこを見せてやるっ」とパイロットが思ったらしく、彼の2人の子供(16歳の息子と12歳の娘)をコックピットへ入れてしまう。(ハイ、不幸フラグ立ちました)
そして規則に違反して、子供達を操縦席に座らせる。
この時パイロットは娘と話をしていて、操縦桿(かん)を握った息子が、たまたまオートパイロットを部分解除したことに気づかなかった。
「あれ?」と異変に気づいた時にはもう手遅れ。
パイロットは何とか機体を持ち直そうとアレコレがんばったが、運命は残酷だった。
この時の高度は300〜400メートルほどであり、水平姿勢を上げても機体を制御できなかった。593便は現地時刻0時58分に墜落し、衝撃で搭乗者75名全員が死亡した。
パイロットである機長が子供をコックピットに入れ、操縦席に座らせて、さらに操縦桿をいじらせたことがこの悲劇につながった。
パイロットの操縦ミスで飛行機が墜落する事故は世界中であるとしても、ここまでお粗末なヒューマンエラーはまずない。
それで、この事故は一部界隈ではけっこう知られている。
こんなマンガみたいなことが原因で、亡くなった乗客や遺族の無念は想像できない。
どんなに技術が進歩しても、結局のところはヒトだ。
神戸の件では、背筋に冷たいものが流れた運転士は全国にいだろうし、ひょっとしたらあの女の子は、実は座敷わらしみたいな幸運のシンボルで、未来に起こる大事故を防いでくれたのかも。
日本人と韓国人の意見が一致!地下鉄や電車の乗り換えは韓国が上。
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