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日本政府が怒っている。
韓国の慰安婦像に対する抗議で韓国大使を日本に帰国させたまま、まだ韓国には戻らせていない。
韓国に対しては、前にも大使の一時帰国をさせたことがある。
李明博元大統領が竹島に上陸したときにも、抗議の意味でそれをした。
でもそのときは、12日間で韓国に帰っている。
今回はもう、その12日を超えている。
これは「ただ今、記録更新中」らしい。
Record china(2017年1月24日)から。
慰安婦像めぐる日韓の対立、「駐韓大使帰任は韓国の予想を超えた」―中国メディア
2017年1月23日、韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像をめぐり日本が駐韓大使らを一時帰国させた問題について、環球網は「2週間たっても帰任兆候なし。韓国の予想を大きく超えた」と題する記事を掲載した。
「韓国の予想を大きく超えた」ってことは、見方を変えたら韓国は「日本はここまではしないだろう」と考えていたことになる。
日本を舐めていたな?
でも、日本はいつも怒りを示さなかったのだから、韓国に舐められても仕方がない。
これからの日韓関係のためにも、今回は厳しく対応してほしい。
雨降って地固まるとも言うしね。
同じく植民地支配を受けた台湾は日本と仲が良い。
前に、こんな記事を書いた。
韓国人は東南アジア諸国に対して、やや上から目線なところがある。
ぶっちゃけていうと、優越感を持っている。
たとえば、ウィキペディアにはこう書いてある。
日本などの援助で経済発展を目指した東南アジア諸国に対し経済的優越感を抱き、さらに韓国人は『優秀な単一民族』と言う自負心の強い教育を受けているために、自己優越主義が促されている。
(ウィキペディア)
「このウィキペディアの表現は厳しいなあ」と思ったら、韓国人がもっと激しい言葉で書いていた。
愛国主義と人種差別・・・・・・・・・・・・・・・・・・尹柱鉉(ユンジュヒョン)
韓国の経済成長の過程で主に東南アジア出身者が韓国へ移住するようになり、自然と経済力の低い東南アジア国家に対する韓国人の優越意識は差別意識へとなっていった。
韓国人の多くは貧困な国に対し優越感を持ち、黒い皮膚を持った東南アジア人は劣等民族であるという人種主義が形成された。さらに韓国社会の強力な単一民族主義は自然と他民族に対する排他的な人種主義にとつながった。
ということで今回と次回で、
「なんで韓国人は、東南アジアに対して優越感を持っているのか?」
その理由について書いていきたい。
当たり前だけど、すべての韓国人がこう思っているわけではない。
韓国人には、東南アジアへに対してそうした見方をする傾向があるということ。
実際にどうなのかは、自分で調べてほしい。
この記事はその参考になればいいなあ、と思っている。
5、6年前、韓国人の友人と一緒に京都旅行していたときのこと。
そのときに「スペック」という韓国の言葉を初めて聞いた。
そのとき韓国人が言っていたスペックとは、就職戦争に勝つための武器のこと。
韓国では大企業に入るための試験がとても厳しい。
その厳しい就職戦線を勝ち抜くためには、スペックという武器が必要になるという。
スペックとは具体的にいえば、就職で有利になるような経歴や資格のこと。
海外の留学経験やボランティア活動、難しい英語やコンピューターの資格試験に合格すること。などなど。
スペックとは、その人の能力や経歴、保有している資格のこと。
就職するにあたっての重要な要素とされており、履歴書の経歴以外にもTOEICの点数などの語学力や海外経験、ボランティア経験などを記入し、それが採否に大きく影響するといわれている。
韓国の学生たちはこのスペックを上げるために必死に勉強したり、海外経験を積んだりする。
このとき一緒にいた韓国人は、スペックを手に入れるためにオーストラリアか日本への留学を考えていた。
結局、どっちもしなかったけどね。
日本にはスペックという言葉はないけれど、就職に有利になるようにいろいろな資格を取ったり、ボランティア体験をしたりすることはある。
実質的にこれがスペックになっている。
でも韓国人の話を聞いていると、韓国社会でのスペックの重要性は日本とは比較にならない。
それで、こんなことを聞いてみた。
「日本でも就職試験のときに、スペックのような条件は大事にされるから、それはわかる。けど韓国の就職試験では、人間性はあんまり重視されないの?」
そしたら文字通り、鼻で笑われた。
「韓国で『就職は人間性で勝負!』なんて言ったら、バカにされますよ。現実をまったくわかってない。スペックがすべてなんです」
別の韓国人もこう言う。
「韓国では、人間性が一番役に立たないスペックなんです」
「そうそう」と言って彼らは笑っていた。
どこまで冗談なのか、わからなかったけど。
案外、本気でそう言っていたのかも。
京都御所の紫宸殿
ここで天皇が即位式をあげていた。
いろいろな経験や資格というスペックを次つぎ手に入れることで、自分のレベルが上がっていく。
韓国ではそうして自分をレベルアップさせることで、就職戦争に勝つことができるらしい。
こういう考えは日本にもある。
けど、「韓国では行き過ぎだなあ」とよく感じる。
韓国の受験戦争を見ても、「韓国は競争が激しく過ぎる!」とよく思う。
大学入試試験の会場前で、先輩が良い得点をとれるように、後輩たちが膝をつけて頭を下げて祈っている写真で見たことがある。
集団で土下座しているようで、異様の一言しか出てこない。
あれはやり過ぎだ。
そう思うのは、韓国での受験の大切さが分かっていないからかも。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
「韓国人は情を大事にする」とよく言うけど、それは家族や友人関係の中だけだと思う。
就職試験で人間を判断するときには、中身(人間性)をまったくといっていいほど見ていないように思う。
「どんなスペックがあるか?」という条件で、その人の価値を決めてしまうところが日本より強い。
「と思う」ではなくて、「日本より強い」と言い切ってしまう。
就職や受験だけではなくて、韓国の新聞や本を読んでいると韓国は人間を「ランキング化」する社会だと感じることがある。
韓国が日本よりも競争が激しい社会なのは間違いない。
これはネットで調べてたらすぐわかる。
人間をランキング化するという考え方は、競争が激しい社会とも深く結びついているはず。
2015年に、韓国で「スプーン階級論」という言葉が流行語となった。
この考え方が多くの韓国人の共感を呼んだから。
この背景には、人間をランキング化する韓国社会の価値観があると思う。
そのランキング化という考え方で外国を見れば、韓国よりランキングが低い国には優越感を持つようになると思う。
そのへんのことを、次回書きますよ。
おまけ
ボクが韓国人からスペックの話を聞いたのは、大学生が就活で使うためのものだった。
でも今の韓国では、小学生までスペックを手に入れようとがんばっている。
朝鮮日報の記事(2017/01/29)から。
「高スペック」を目指して資格取得を狙う小学生が増えていることが分かった。
目指せ高スペック! 韓国の小学生は検定・資格試験に大忙し
韓国では、英語や中国語、韓国史をはじめエクセルやパワーポイントなどの実技を「スペック」として身につける小学生が増えている。
果たして、その先に幸せが待っているのか。
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