【人とヘビ】日本人の想像を超える、東南アジアの日常

 

トイレにいたらこわいモノ。
「花子さん」的な怪異じゃなくて、現実にあるものならゴキブリぐらいなものか。
盗撮用の小型カメラがあったら最低最悪。

タイのように家の便器から、こんなモノが出てくるというのは日本人にはアニメの世界だ。

 

 

タイ中部のノンタブリ県でウィートンさんが「よっこいしょ」と便座に座ったら、お尻に激痛を感じて「くぁwせdrftgyふじこlp!」と叫んで、トイレから飛び出して転んでしまった。
それはニシキヘビのしわざ。
ニシキヘビにお尻に噛みつかれたウィートンさんは病院に運ばれて、手当を受けて特に問題はないもよう。
どちらかというと、これは精神科に診てもらうべき案件だ。

このヘビーな出来事には日本のネット民の感想は?

・水に流せよ
・どこだよ?群馬?
・来月タイに行くのに・・
・二匹ヘビ状態
・日本でも昭和の時代は風呂の排水口からどじょうが入ってきたりしたよな
今の時代はこういうワクワク感がない
・ガチのヘビかよw
隠語かと思ったわw

先月もこの家の便器からヘビが顔を出したというから、めんどくさがりのタイ人が対応を後回しにして、尻に火がついてようやく動き出したらしい。

 

自宅のトイレへ入ったらヘビに襲われたーー。

日本だとマンガ家でも出てこないような発想がタイでは現実に起きて、子供から大人まで、いろんな人が下半身を噛みつかれる事案が発生している。
ヘビの生息状況でいえば、隣国のカンボジアもあまり変わらない。
いつの間にかヘビが家の中へ侵入していて、人間に嚙みつく事故がたまに発生するという話をカンボジア人に聞いたことがある。
ネットで調べたら、上と同じケースがすぐに見つかった。
でも、今度はニシキヘビじゃなくてコブラだ。

 

 

カンボジア旅行でお世話になった日本語ガイドの話では、雨季になって雨が降り続くと洪水が発生し、大量の水によって街が水びたしになる。
「そんなことなら、日本でもたまにあるわ」と内心でつぶやいたら、カンボジアの場合、そこから広がる世界がまったく違った。
おびただしい雨の水で地面の土が洗い流されて、ヘビ、サソリ、ムカデといった生き物が住宅街に入り込むから、雨季になると、カンボジア人はいつも以上に身の回りに注意しないといけなくなる。
*このへんの事情には地域差があって、全土でこんなオソロシイ状態になるわけではないはず。

 

雨季になるとタイも同じだ。

 

「この時期ならではの事情です。」
「ならしょうがないですね。」

…と日本人だったらならないだろう。
ユーチューバーならネタが向こうからやってくるようなものだけど、こんな日常にふつうの日本人が慣れるとは思えない。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。