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旭日旗が問題じゃない。
旭日旗を「問題だ!」と問題視するから、問題になってしまう。
韓国人のいつものアレですよ。
アメリカの有名歌手アッシャーSNSに投稿した写真で、「彼が着ているTシャツに旭日旗のデザインがある!」と韓国で騒ぎになった。
Record chinaの記事(2017年1月23日)から。
米国の有名歌手が旭日旗Tシャツでダンス練習、韓国で物議=「世界のスターとして軽率」「外国人にまで口出し?」
アッシャーは20日、自身のフェイスブックに1枚の写真を投稿した。写真にはTシャツ姿のアッシャーが鏡の前でダンスの練習をする様子が写っているが、Tシャツの背中側には大きな旭日旗がはっきりと描かれている。韓国で旭日旗は「日本の軍国主義の象徴である」としてタブー視されており、
そう、「韓国で」はね。
中国人でもここまで旭日旗を問題にしない。
旭日旗には問題ないけど、韓国人が問題視するから問題になってしまう。
「韓国人の問題視」というやっかいな問題は、今のところ解決のめどが立っていない。
なんせアルメニアの国旗にまで「旭日旗だ!」って、ケチをつけるぐらいだから。
バンコクのショッピングモールで売っていたTシャツ。
韓国人が見たら絶対に問題視する。
相手がタイ人なら、怒鳴りつけるかも。
反日に苦しむ韓国①いつから、なぜ自衛隊の旭日旗が問題なのか?
さて、どうも韓国の人たちは東南アジアの国々に対して、やや上から目線なところがある。
ぶっちゃけていうと、優越感を持っている。
たとえば、韓国に住んでいた日本人の女の子は、韓国人の「東南アジアへの見方」についてこう感じている。
・また意外なのが、韓国人が中国人を見下しているというまぎれもない事実。これは本当なんです。
中でも、多くの韓国人が見下す対象は、
中国人(漢民族)
中国人(朝鮮族)→基本的に韓国人は朝鮮族を同じ民族だと心から思っていません。
フィリピン人
タイ人
ベトナム人といった、意外と多い韓国への出稼ぎ労働者や留学生、そして韓国人男性と結婚しているそれら東南アジアの女性たちは見下されています。・韓国人って本当に東南アジア人や、黒人に冷たいんです。なぜか黒人や中東の人たちも彼らにとっては、見下す対象になっています。不思議ですね。
また、韓国人自身もこう言っている。
愛国主義と人種差別・・・・・・・・・・・・・・・・・・尹柱鉉(ユンジュヒョン)
韓国の経済成長の過程で主に東南アジア出身者が韓国へ移住するようになり、自然と経済力の低い東南アジア国家に対する韓国人の優越意識は差別意識へとなっていった。
韓国人の多くは貧困な国に対し優越感を持ち、黒い皮膚を持った東南アジア人は劣等民族であるという人種主義が形成された。さらに韓国社会の強力な単一民族主義は自然と他民族に対する排他的な人種主義にとつながった。
ということで、こんなテーマで記事を書いています。
「なんで韓国人は、東南アジアに対して優越感を持っているのか?」
結論から言うと、その理由は韓国の激しい競争社会と関係があると思う。
韓国人は人をランキング化する傾向が強いから。
その国内基準をそのまま外国に当てはめたら、韓国より「上と下の国」がでてくる。
そしてそれぞれの国に対して、そのランキングに応じた見方をする。
韓国人の友人の「スペック」の話もそうだけど、「韓国は人間をランキング化する社会なんだなあ」と感じていた。
だから2015年に、韓国で「スプーン階級論」が大流行したということを知っても驚きはなかった。
むしろ、「だろうなあ」と納得がいった。
「スプーン階級論」の背景には、人間をランキング化する韓国人の考え方や価値観があるから。
それは前々からあった。
ところで、この「スプーン階級論」って聞いたことある?
簡単に言ったら、「生まれた家の財力によって、人生が決まってしまう」ということ。
「今の韓国社会は、本人の努力よりも親の財力がものをいう」ということに、本当に多くの若い韓国人が共感している。
「金のスプーン」階級とは、財閥の家に生まれてきた人。
韓国では最も恵まれているとされる階級の人たち。
その下に「銀のスプーン」、「銅のスプーン」の階級が続く。
一番下の階級の階級は、「泥のスプーン」。
具体的にはこんな感じ。
金スプーンは、親の資産が20億ウォンまたは世帯年収が2億ウォン以上の場合、銀のスプーンは、資産10億ウォン以上または年収8000万ウォン~1億ウォン。銅スプーンは、資産5億ウォン以上または年収5500万ウォン以上の場合だという。
さて、最下層にあたる泥スプーンは、親の経済的な援助など望めず、かえって親を養わなければならない場合で、具体的には資産5000万ウォン未満または年収2000万ウォン未満の世帯の出身者である。
このスプーン階級論の話を読んだだけで、抵抗を感じない?
日本で、こんなスプーン階級論みたいなものが流行ったことがあるんかな?
日本では、一般国民に対する「上級国民」という言葉が流行ったけど、すぐに消えた。
日本人の価値観からしたら、ここまで人間を階級で分ける「ランキング化」という考え方は好きじゃないと思う。
でも、韓国人には抵抗なく受け入れられている。
だから、韓国で流行語になったわけだしね。
それにスプーン階級論は単なるブームに終わらずに、今でもこの言葉が韓国で使われている。
「どっちが良いか?」というわけでなくて、日本人と韓国人は価値観や考え方が違うからね。
当然、社会の構造も異なっている。
ハッキリ言ってしまおう。
韓国では、上のスプーンの階級の人は下のスプーンの階級の人に対して優越感をもっている。
すべての人じゃないよ。
でも、一般的な傾向としてそれは言える。
昨年、韓国の金のスプーンの階級のなかでも最高ランクにいた「チョン・ユラ氏」が名門大学に不正入学したというニュースがあった。
このときにも、「スプーンの階級論」が韓国人の口に上がっている。
たとえばこんな感じ。
The Huffington Postの記事(2016年11月18日)から。
裏口入学に「親を恨め」「金も実力」… 韓国の若者を怒らせた「陰の実力者」の娘とは
自分たちは何のためにこんなに苦労して勉強するのか、と思った。試験が迫ったときにこんな話を聞くと、本当に腹が立つ。結局、入試なんて、努力とは関係なく、『金のスプーン』(金持ちや有力者など、持って生まれた有利な環境)が『土のスプーン』を押しのける構造になっているんじゃないか」
この金のスプーン階級であるチョン・ユラ氏は、言うことがすごい。
こんなことを言って韓国中の若者を激怒させている。
チョン・ユラ氏がソーシャルメディアに「能力がないならおまえらの親を恨め。持ってるうちの両親をとやかく言うな、金も実力だ。不満なら出場レースを変えろ」と投稿していたことが報じられ、怒りに火をつけた。
繰り返しになるけど、金のスプーンの階級にいる韓国人は、下の階級の韓国人に優越感をもっているよ。
これは韓国人に聞いて確かめてほしい。
きっと同意してくれるはず。
その人が金のスプーン階級でない限りね。
こんなスプーン階級論のように、人間をランキング化する考え方を外国に当てはめたら、どうなると思う?
そのことは、次回に。
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