きょねんイギリス人の女性とガストへ行って、食べ物と飲み物をタブレットで注文した段階では何の驚きもなかった。
が、それをネコ型ロボットが持ってきたのを見て、「これは未来だっ!」と興奮したイギリス人は席から立ち上がって何枚も写真を撮る。
人間とロボットの関係が、
人「やれ」
ロボット「はい」
というのならいいけど、ロボットが知能を持って、自分で考えて行動するとこれがどう変わるのか?
過去のぼう大なデータをもとに、当日の天気、そのときの店内の様子、スタッフのスペックなどから状況を正しく判断して、「Aさんはコレをしてください」「Bさんはアレを用意して」と指示をあたえる「AI店長」が登場する未来はそう遠くない気がする。
人間の意のままにに動く単純なロボットとは違って、高度な知識や技術を持つ人間と同じような仕事のできるAI(人工知能)はとても便利で、人間の生活を快適でラクにしてくれる。
でも一方で、それによって人類は滅びるだろうと予言する7人の賢者もいる。
GIZMODO(April 21, 2023)
7 Times Smart People Said AI Would Spin Out of Control and Destroy Us All
AIはもはや人類にとって危険で「文明を滅ぼしうる」とイーロン・マスク氏は警告した。
ほかにもAIを良く知る世界中の研究者などが、こんなオソロシイ未来を予言する。
・AIには人類を滅ぼすほどの能力があるから、核兵器と同じように規制しないといけない。
・AIは核戦争レベルの世界的な惨事をもたらしかねない。
・コントロールを誤ると人類には破滅が待っている。
2014年にはスティーヴン・ホーキング博士が、AIは独自の自己改革をおこなって進化していき、やがて人類は追い抜かれて終わりを迎えるだろうと話した。
人間がロボットさまに食べ物(燃料)を持っていって、「オマエ、ヤルコトオソスギ」と怒られる未来がくるとか?
にしても中国には「竹林の七賢」、日本には「佐賀の七賢人」がいるし、7は賢者のマジカルワードか?
人類の滅亡まではいかなくても、対話型AI(ChatGPT)などによって、多くの人が仕事を奪われる可能性は指摘されていて、これはきっと近いうちに現実となる。
人間が新しい何かを開発することで、別の人間が職を失う現象は歴史上では何度も起きてきた。
19世紀にはヨーロッパで産業革命が起きて、新しい機械が現場に導入され時には失業をおそれた手工業者がその“悪魔”をぶっ壊す。
高校世界史でならう「ラッダイト運動」だ。
1811年2月、イギリス政府は機械破壊を死罪にする法案を改めて提出した。上院での第二議会では、出席した詩人バイロンは熱弁をふるってこの法案に反対し、労働者を弁護した。
機械を破壊する労働者
いまはまだ「人間>AI」という状態らしいのだけど、人間の上位互換の超高機能AIが出てきたらどうなるのか。
裁判官の代わりにAIが判断して、死刑判決を下す世界がやってくるかも。
人類の滅亡から個人の失業まで、人間の生存を脅かすいろいろ可能性がでてきたことでついにEUが本気になった。
朝日新聞(2023年5月12日)
欧州議会委員会がAI規制案を承認 主要国で初、来年以降施行めざす
世界の主要国・地域では初めて、欧州がAIの使用に規制をかけることにした。
具体的にはChatGPTや、顔認証技術を使った警察捜査などに厳しい規制をもうけるらしい。
「先んずれば人を制す」で、このEUルールがこれからの世界標準になるかもしれない。
こうやって人類がAIにしっかりブレーキをかけてコントロール下に置けば、人類が支配される未来はマンガで見るだけになる。
と油断させたところで、姿の見えない何者かがAIを使って、世界中の人を支配するアニメみたいな世界がいつか現実になりそう。
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日本と世界の進化論①人は猿から進化 VS イスラム教では神が創造
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