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今年の1月9日、韓国軍に緊張が走った。
10機の中国の軍用機が、韓国の防空識別圏を侵犯したから。
この事件がおきて以来、韓国軍は警戒態勢をとっていた。
そんななか、またとんでもない事件がおきる。
韓国の西に未確認飛行物体があることを知った韓国空軍が戦闘機を出撃させた。
そしてそこで戦闘機のパイロット目にしたのは!
「ドラえもん風船」だった。
朝鮮日報の記事(2017/02/08)から。
韓国西海上空に未確認飛行物体、その正体は「ドラえもん」の…
当時の状況は、大邱空軍基地を飛び立ったF15K戦闘機の編隊が、西海上空で未確認の飛行物体を捉えたことで始まった。
戦闘機のパイロットは、物体について「関心航跡」(航空機が通過した痕跡をつなげたライン)を宣言し、韓国空軍の中央防空統制所(MCRC)に追跡を依頼した。
韓国軍は「当時、防空統制所は飛行物体の存在を全く把握できておらず、F15Kが肉眼で判別するため近接飛行に乗り出して初めて『ドラえもん風船』だったことが分かった」とコメントした。
ドラえもん風船のために、どれだけの燃料費(税金)を使ってしまたのか?
韓国軍のみなさん、壮大なコントをありがとう。
誰だって、つき合うのが難しい相手が1人や2人はいると思う。
その理由はいろいろあるけど、自分と感覚が違う相手とはつき合いづらい。
相手の「ふつう」の感覚が自分にとっては「全然ふつうじゃない!」というとき、相手の言動にストレスを感じてしまう。
「あんた、最近太った?ダイエットした方いいんじゃない?」なんて言われたら、悪意がなくてもイラッとなっても当然。
そう言われても、「それぐらいなら、ふつうのこと」と感じるのなら、その相手と感覚が合うということになる。
だからつき合っていても、気持ちの摩擦はそれほど感じない。
「いや、それは言い過ぎだろ?」「もっと言い方があるだろ!」と思ってしまうのは、相手と「ふつう」の感覚が違うからで、これでは一緒にいるとストレスがたまる。
相手は「これぐらいはふつう。ひどくはない」と思っている限り、態度も考えも変わることがない。
自分と「ふつう」の基準が違う相手とつき合うのはけっこうやっかい。
日韓関係がなかなかうまくいかないのも、というか悪いのも、こんな「ふつう」という感覚の違いがあるからだと思う。
韓国人が思う「これぐらいふつう」が、日本人にとっては「やり過ぎ」や「言い過ぎ」に感じてしまう。
だから、韓国人の言葉や行動に対してストレスがたまってしまう。
逆に韓国人からしたら、「このていどはふうつうでしょう?なんで『言い過ぎ』って感じるんだ?」となってしまって、イライラしてしまう。
たとえば、聯合ニュースにこんな記事(2017/02/08)がある。
急浮上の安熙正氏 「日本と戦略的協力を」=韓国大統領選
安氏は先月、記者団に対し、釜山の日本総領事館前に慰安婦被害者を象徴する少女像が設置されたことについて、「日本の政治家たちが少女像問題に過敏に対応することは理解できない」と批判。
この安氏は大統領選挙の候補者だから、韓国人の常識的な考えに合ったことを言っているはず。
日本人からしたら、日本領事館前にあんな慰安婦像を置かれたらイラッとする。
でも、韓国人のふつうの感覚からしたら、そんな日本人が「過敏」で「理解できない」となる。
韓国人は日本に対して嫌がらせや挑発をしているのではなくて、「ふつうのこと」をしているだけ。
日本人は韓国人とは「ふつう」の感覚が違う。
それを互いに理解しないまま行動してたら、日韓関係が悪化してもおかしくはない。
日本人目線のボクから見たら、韓国人は被害者意識が高すぎるように感じる。
日本の植民地時代、苦しい思いをした朝鮮の人たちがいたことは事実。
さらに、「自分たちは被害者だ」と感じるような学校教育を受けている。
だから一般の韓国人は、「自分たちは日本の被害者だ」という意識を常識として持つようになると思う。
でも、被害者意識からくる韓国人の「ふつう」や「当然」は、日本人からすると「やり過ぎ」や「言い過ぎ」に感じてしまう。
こうなると、つき合えばつき合うほどストレスがたまってしまう。
日本と韓国の新聞を読んだり韓国人の話を聞いたりしていると、日韓の「ふつう」の感覚には、かなりのギャップがあるのを感じる。
「感じる」というより、確実にある。
前に、大阪でおきた「わさびテロ」のことを書いた。
これは2016年に、日本を旅行した韓国人が旅行掲示板に「わさびテロにあった」と書き込んだことに始まる。
そのことから、大阪の寿司屋が韓国人のお客さんに大量のわさびが入った寿司を出していたことがわかった。
これを韓国人は「テロ」と呼ぶ。
たとえば、中央日報はこう書いている。
韓国人客に出すすしにわさびを必要以上に入れた大阪寿司店の「わさびテロ」が問題になっている
(中略)情報提供者のAさんは「最近、韓国人客を対象にした『わさびテロ』事件に接して遅まきながら情報提供することになった」と話した。
わさびテロの騒動を受けて、この寿司屋は謝罪している。
でもこれは、韓国人への嫌がらせではなくて「サービス」のつもりだったという。
外国人観光客からわさびの増量を求められることが多く、1、2年前から韓国人など外国人観光客には確認せずにわさびを通常の2倍程度に増量していたという。
でもまあ、そんなに大したことでもない。
なのになんで「テロ」って、強烈な言葉を使うんだ?
日本のことについて、韓国人は強い表現をよく使う。
東日本大震災のときには、「日本沈没」と書いた新聞紙もあった。
「それは、言葉が過ぎるのではないか?」と思うのも日本人だからだろうか。
韓国人がテロと感じたなら、テロなんだろう。
こんな極端な表現をやすやすと使うことができるのも、韓国人の被害者意識が高すぎるからだと思う。
このわさびテロ騒動には、後日談がある。
わさびテロのことが韓国に広まったとき、たくさんの韓国人がこれに怒った。
韓国人が好きな言葉なら「公憤」といったところ。
そんな韓国の空気を読んで、「これは視聴率を稼げる!」とみた韓国のジャーナリストのイ・ヨンドン氏が、このテロ現場(すし店)に突撃取材をしている。
もちろん、アポなし無許可で。
東スポwebの記事(2016年10月16日)にそのことが書いてある。
ヨンドン氏との会話で、板前は「ここの店ではないので詳しく分かりませんが、韓国の方はわさびが好きなので、ほとんどの方がわさびを増やしてくださいと言っていたようです。騒動以来、韓国人客にはわさびを別に盛ってお好みでつけてもらうようにしているようです」と話した。
すると納得しないヨンドン氏は「わさび抜きという新たな差別行為」と騒ぎ立てた。
ヨンドン氏が「これを見てる世界の人たちが、不買運動をしようとしていますよ。謝ってくれたら、また韓国人がたくさん来ると思います。
謝りのひと言お願いできますか」と責め続けると、板前は「今回の件に関しましては、大変申し訳なく思います。差別的なこととかでやったのではないので、そこのところは分かっていただきたいと思います」と頭を下げた。納得したヨンドン氏は店を出た。
この突撃取材に対しての日韓の反応について、次回書いていきます。
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