「韓国は先進国じゃありませんよ」
3年前に、日本へ旅行にきた韓国人の友だちと話をしているときにそんなことを聞いた。
「韓国はまだまだです。韓国人は『先進国になりたい』って気持ちは強いのですけどね。韓国の経済力は韓国人の希望に追いついていません」
新宿の居酒屋で話をしてるときに、彼がそんなことを言ってたのが記憶に残っている。
それまでに何回か韓国旅行をしたことがあって、韓国は先進国だと思っていた。
街にはビルがたくさんあって発展しているし、物価も日本より少し安いていど。
物価はタイやベトナムとは全然ちがう。
そんなこともあったから、韓国は先進国の仲間入りをしているのだと勝手に思い込んでいた。
でもじつはそうではない。
「韓国人は韓国の先進国入りを強く願っているけど、なかなかそれが実現しない」
というのが、そのときの韓国の状態。
韓国人は、「世界の中の韓国」ということをすごく意識している。
「世界の人々(じつは欧米人)が、韓国にどれだけ注目しているのか?」
「韓国は国際社会でどのように認められているのか?」
そんなことを強く気にする。
そんな韓国人の気持ちがよくあらわれるのは、秋のノーベル賞のころ。
「今年こそ、韓国人がノーベル賞をとるのか?」
と韓国人はワクワクするけれど、毎年ゼロに終わってがっかりする。
そのことを中央日報の記事では、韓国の「秋の喪失感を刺激する定例行事」とやけくそのように表現している。
ノーベル賞受賞者の発表は、応援するプロ野球チームのポストシーズン脱落や冷たくなった空気が一年の終わりを予告するのと共に、秋の喪失感を刺激する定例行事となった。「国家的・国民的な自尊心が関わることではないか」。
ノーベル賞の発表の前、韓国人は期待に胸をふくらませている。
でも、結果を知ってとてもガッカリする。
これを「希望拷問」ということもある。
韓国の新聞で、この「希望拷問」という言葉を初めて知った。
韓国人はこれほどまでに、「世界のなかでの韓国」ということを気にしている。
とくに重視しているのは韓国の経済力で、「韓国の先進国入り」は韓国人にとって悲願といってもいいと思う。
2017年の3月、そんな韓国に悲報がもたらされた。
韓国はまたもや、先進国の仲間入りができなかったのだ。
「韓国、またもや先進国入りをのがす」
レコードチャイナにそんな記事(2017年3月31日)がある。
2017年3月28日、韓国の1人当たりの国民総所得(GNI)が昨年も2万ドル(約220万円)台にとどまったことが分かり、KBSなど韓国メディアは「また先進国になれず」「『中進国』の落とし穴にはまった」などの見出しを打ち報じた。「先進国」の基準とされるGNI3万ドル(約330万円)の「魔の壁」(KBS)を、また越えることができなかったのだ。
韓国、「魔の壁」に阻まれ先進国の仲間入りにまた失敗=韓国ネット「これが『失われた10年』か」「そろそろ身の程を知った方がいいかも」
思えば、韓国には昨年2016年に好材料があった。
国内総生産(GDP)が世界で11位を記録したことが韓国で明るいニュースになっていた。
2015年の韓国の名目GDPは1兆3779億ドル(約138億円)で、これは世界のなかで11位を記録している。
これは9年ぶりのことで、中央日報はこれを誇らしそうに伝えいてた。
韓国の国内総生産(GDP)規模が9年ぶりに世界11位に入った。
こんな良いニュースはありながらも、残念ながら韓国はまたもや「魔の壁」によって、先進国の仲間入りをはたせなかった。
2016年には、「韓国の経済力は9年ぶりに世界で11位になった!」と喜ばせておいて、2017年には「魔の壁を越えることができなかった」とガッカリさせる。
これも「希望拷問」のひとつだ。
それにしても、「希望拷問」や「魔の壁」といい韓国にはネガティブな言葉がたくさんある。
ちなみに、GDPの1位から3位は以下のとおり。
1位:米国(17兆9470億ドル)
2位:中国(10兆8664億ドル)
3位:日本(4兆1233億ドル)
日本は中国の半分以下。
だったら、そろそろ中国に対するODAもやめたらいい。
BLOGSにはこんな記事もでている。
中国に対する日本のODAは、少ないながらも続いており、批判的に語られることもあります。
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