最近知ったマメ知識。
現在の世界で見つかっているもっとも古いトイレは、紀元前2200年ごろメソポタミア文明でつくられたものだという。
今から4200年前のトイレが残っているというのがすごい。
しかも水洗式トイレだとか。
くわしくはこちらを。
ということで(えっ?)、中学校のときに習ったメソポタミア文明の特徴についてチョイと学んでいきましょう。
メソポタミア文明は世界四大文明のひとつで、ティグリス河とユーフラテス河が流れている地域にあった古代文明のこと。
「メソポタミア」という言葉は、「2つの河の間の土地」というギリシア語からできたという。
*アジア (Asia)・ロシア (Russia)・ カリフォルニア (California) ・ユーラシア (Eurasia)などの地名で使われる「-ia」に興味がある人はこちらを。
がんばってよ~く見てみたら、「ティグリス」と「ユーフラテス」の文字が見える。
ここでクエスチョン。
世界四大文明ってどこだっけ?
エジプト文明・メソポタミア文明・インダス文明・中国文明の4つでした。
この中でメソポタミア文明が世界最古の文明といわれている。
メソポタミア文明には何があったか?
ハンムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」という言葉は有名だから、どこかで聞いたことがあると思う。
粘土板に刻んだくさび形文字が人類最古の文字とされる。
このメソポタミア文明で生まれたもので、現在世界中の人たちが使っているものがある。
それが「60進法」で1時間=60分、1分=60秒という60進法はメソポタミア文明で生まれている。
現在の60進法とまったく同じかは分からないけど。
それと7日で1週間にしたのも、このメソポタミア文明だと言われる。
トイレは遺跡として残っていないけど、60進法や7日=1週間というのは今の世界でも使われている。
タイヤ(車輪)もメソポタミア文明にあったらしい。
車輪は、四大文明の中でメソポタミア文明にだけ出現し たとあります。そこで高度な文明を営んだシュメール人が、 約5000年も前の壁画に車輪付の乗り物を描いているので す。
「車輪は いつどこで生まれたか – 中国経済産業局 – 経済産業省」
個人的には、メソポタミア文明とキリスト教の関係に興味がある。
始祖アブラハムはメソポタミアの都市ウルの出自とされている。エデンの園はメソポタミアの都市を、バベルの塔はジッグラトを、ノアの洪水は当地で突発的に起こる洪水を元にした逸話との説がある。
(ウィキペディア)
「日本の歴史書である『日本書記』は日本人の独創ではなくて、『淮南子』といった中国の古典が元になっている」
なんて話を聞くことがある。
たしかに天地開闢はそうだろうし、他にも中国の古典が元になっている話もあると思う。
でも日本書記が日本人の独創ではないとしても、それは大したことでもない。
歴史的にみたら、キリスト教の聖書もキリスト教徒による独創ではないし。
「古事記や日本書記は中国の古典の影響を受けている」という話を聞くと、聖書とこの時代の話の関係が頭に思い浮かぶ。
つまり、聖書とギルガメシュ叙事詩の関係のようなものだと思う。
「ジッグラトは旧約聖書に出てくるバベルの塔だった」という話で記事を書いたことがある。
よかったらどうぞ。
聖書のバベルの塔の物語①神の怒りと世界の人間の言葉が違う理由
メソポタミア文明には、「世界最古」というキーワードが多い。
トイレ・文明・文字などがそう。
だから、メソポタミア文明はとても高度に発達していたことがわかる。
これはたしかにすごい。
でも四大文明のなかでは、中国文明が別の意味ですごい。
この文明でつくられた漢字(甲骨文字)は、今でも中国や日本で使われている。
世界の「四大文明」の中で、エジプト、メソポタミア、インダスの文明は滅亡・断絶したが、唯一中国文明だけは、数千年にわたってほぼ同じ地域で同じ文明を維持してきた。
古代四大文明のなかで、中国文明だけが今でも生き残っている。
これは本当にすごいことだと思う。
海外に広がる日本文化(国際化)③中国やタイで見たアニメ・相撲
ツイッターしてまんがな。
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@amamatsushizuo3
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