「韓国と聞いたら、何を思い浮かべますか?」
と質問されたらどう答えますか?
ためしにネットで「韓国」と入力して検索すると、「ファッション」「旅行」「料理」といった言葉が一緒にでてくる。
では、世界の人たちは韓国と聞いたら何を想像するのか?
そんなことがレコードチャイナの記事(2015年7月)にある。
「What do you think about Korea?(韓国といえば何を思い浮かべるか)」
という質問に対する世界の人たちの答えにはこんなものがある。
「good food(おいしい食べ物)、good music/tv(優れた音楽やテレビ)、bad education system(悪い教育システム)、bad cars(悪い車)、bad old people(悪いお年寄り)、Samsung(サムスン)」など
「悪いお年寄り」ってのがよく分からないけど、他のものはわかる。
これらとは別にこんな答えもあった。
「fake girls(整形女性)」
fake(ニセ)という言葉はなかなか強烈。
「韓国といえば整形」というイメージは世界的に広がっている。
実際そのイメージは間違っていない。
2011年に整形手術を受けた人の割合は、韓国が世界最高を記録した。
整形大国・韓国、死亡事故相次ぐ 「術前→術後」過剰広告を禁止
国際美容外科学会の報告によると、2011年に韓国で美容整形手術を受けた人は、人口1000人当たりで13.3人と世界トップ。
2017年の今でも、韓国が世界NO.1かトップクラスにいることは間違いないだろう。
ただ整形手術を受けた人の人数なら、日本は韓国より多い。
美容整形手術の件数が多い国は1位から順にアメリカ、ブラジル、中国、日本と続き、韓国は7位でした。
「韓国で整形手術を受けたほうが安いから」ということで韓国へ行く日本人もいる。
世界的にみたら、日本も整形大国になる。
なんで韓国では整形が多いのか?
単刀直入にいうと、なんで韓国の女性は整形手術を受けるのか?
そんな疑問をもっていて、今まで何人かの韓国人に聞いてみたことがある。
この答えは聞いた相手によってもちがう。
今回は韓国のおばちゃんに聞いた答えを紹介したいと思う。
15年ぐらい前の韓国旅行で、日本語を勉強をしていた韓国人の女の人にソウルを案内してもらった。
2017年の今だったら、50代のおばちゃん。
話の流れから、「韓国には整形手術をする女性がたくさんいますよ~」となったので、その理由を聞いてみた。
「それは韓国が男尊女卑の社会ですからですよ」
その人は最大の理由として、韓国に広くある男尊女卑の考え方をあげていた。
その具体例として、韓国社会にある暴力行為を話しだす。
その人自身、昔つきあっていた韓国人の男性から殴られた経験があった。
まわりでも、男性からの暴力に苦しんでいる女性がいたらしい。
そんな話をしながら、韓国人男性の女性への見方や男尊女卑の社会について熱心に説明する。
個人的に辛い経験をしていてその恨みがあるから、かなり主観的な意見だとは思う。
その人から見れば、韓国の女性が整形手術を受ける背景には、韓国社会の男尊女卑の空気があるという。
「韓国の女性が整形をするのは、自分のためではなくて男性のためだと思いますよ。男尊女卑の韓国では、男性を喜ばせたほうが女性はいろいろな面で得をしますから。一緒にいる女の人がきれいだったら、男もメンツをたもつことができます。だから、女性が整形手術を受けることには反対しません」
「日本にもそういう考えはある」とボクが言うと、その人は言下に否定してこう言う。
「美へのプレッシャーは、韓国と日本とでは比べられませんよ」
韓国の社会では女性の立場は低いし弱い。
だから女性が韓国で良いポジションを得ようとするなら、男性に受け入れられる必要がある。
こうした男尊女卑の空気が韓国社会に広く蔓延しているから、女性を整形に走らせている。
このガイドさんはそんな考え方をしていた。
これはボクの個人的な感想。
韓国の女性アイドルやゴルファーを見ていると、肌の露出がかなり多い気がする。
これも、韓国人のガイドが話していた「韓国は男尊女卑の社会ですから」ということに関係しているような気がしてならない。
ちなみにこの韓国人の女性とは、韓国観光公社の「グッドウィル・ガイド」で知り合った。
韓国観光公社のホームページにあるから、興味がある人は見てください。
このガイド制度は、韓国のことを知りたい日本人にとってはとてもありがたい。
制度があっても利用者がいないと、この制度がなくなってしまうかもれしない。
だから積極的に利用したらいいと思う。
韓国社会の男尊女卑については、日本と韓国の事情にくわしい呉善花(オ・ソンファ)さんが講演でこんなことを話している。
韓国社会では結婚後、「夫は天である」絶対的存在となり、イスラム社会を除けば、世界最強の「男尊女卑」社会であり、DVなども珍しいことではないという。
このため、韓国政府は「女性省」を設け、DV対策に乗り出したが、結果はまだまだはかばかしくなく、
また、日本のネットで「韓国 男尊女卑」で検索すると、いくらでもそれについての記事が出てくる。
たとえばこんなものがあった。
見ざる3年、聞かざる3年、言わざる3年。
男尊女卑社会の韓国で、新婚女性の立場を示す言葉である。要するに9年は夫や姑に尽くすということ。
「新婚女性の立場を示す言葉」という言葉を見て、昔の日本にあった「女大学」という言葉が頭に浮かんだ。
「女大学」は中学校の教科書には出てこないけど、高校の日本史で習う。
女大学は江戸時代の中期に広まった書で、「結婚したら女はこうしなさない!」ということが書いてある。
「良妻賢母主義教育の典型とされる(日本史用語集 山川出版)」という書。
具体的な内容はこんなもの。
(五) 嫁いだら夫の両親を実の親以上に大切にせよ。
(六) 妻は夫を主君として仕えよ。
この女大学の考え方は儒教にもとづいている。
今の韓国社会にも儒教の影響は強く残っているから、これと通じるところはあるだろう。
おまけ
ソウルの明洞(ミョンドン)の様子
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