今、安倍首相がインドを訪問中。
首相がインドで訪れたのは本場インドカレーの店、じゃなーい。
そうではなくて、ガンディーが独立運動の拠点にしていた施設。
ガンディーのことは中学の歴史で習いましたね。
当時イギリスの植民地だったインドを独立させるために活動した人で、「インド独立の父」とも呼ばれている。
お札にも描かれている。
安倍首相はモディ首相の案内でその施設に行き、ガンディーの像に花を供(そな)えた。
これはそのNHKニュース(9月14日)。
インドに到着した安倍総理大臣は日本時間の13日夜、モディ首相の案内で、西部のグジャラート州にあるインド独立の父、マハトマ・ガンジーが10年以上にわたって暮らし、独立運動の拠点にしていた施設を訪れました。
「安倍首相 インド独立の父ガンジー像に献花」
この施設は、ガンディーがおこなった独立運動の1つ「塩の行進」の出発点として有名らしい。
グジャラート州は能登半島のところにある。
ここから新幹線が走る予定。
以下、このニュースに対する日本のネットのコメントに突っこんでみた。
今って「ガンジー」よりも「ガンディー」が主流っぽくないかい?
そう!
ボクもそう思った。
ウィキペディアでも世界史用語集でも、「ガンディー」になっている。
今はこれが主流だと思う。
なんでNHKが「ガンジー」表記なのかは謎。
イギリス怒ってこないの?
んなことはない。
「ガンディーがインドをイギリスから解放した。安倍首相がその像に献花した」
そんなことで、イギリスが怒るはずがない。
そもそもイギリスはガンディーに敬意をはらっている。
イギリスの議会広場に、ガンディーの像を建てるほど。
イギリスの首相がインドを訪問したら、同じようにガンディーの像に献花をしてもおかしくない。
日本からみたら
安重根の像に献花されるようなもんだからなこれ
んなこたぁない。
ガンディーは非暴力の人。
安重根は銃で伊藤博文を射殺したから。
やっていることがまったく違いまっせ。
それに日本政府(菅官房長官)は安重根を「テロリスト」と呼んでいる。
ロンドンに像を建てたイギリスが、ガンディーを「テロリスト」と呼ぶことは絶対にない。
東京で安重根の像が立つことはありえない。
ガンディーと安重根はまったく違う。
ガンディーがチャーチル首相を射殺していたら、同じような見方になるかも。
以下ガンジーはカーストを肯定していた云々
今は知らないけど、前はこんな話が出回っていた。
「ガンディーはカーストを否定した」
ボクがインドを旅行していたときにも、インドの“事情通”からそんなことを何度か聞いた。
でもそんなことはない。
ガンディーもインドの憲法もカーストは認めていた。
くわしいことはこの記事を↓
現在のインドでカースト制度とは?憲法とガンディー(ガンジー)
たまにはボースの事も思い出してあげて下さい
インドの独立の父はチャンドラボースだぞ。 インド人が言ってた。
インド独立の父ってチャンドラ・ボースじゃないのか
完全同意。
チャンドラ・ボースが「インド独立の父と呼ばれている」という話は初めて聞いたけど、インドでボースがとても尊敬されていることは事実。
コルカタの空港の名称は「ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港」という。
チャンドラ・ボースの名前からこの名がつけられた。
空港で見たボース。
非暴力のガンディーとは違って、ボースはイギリス軍とたたかって独立を達成しようとした。
武力による独立を目指し日本の支援でインド国民軍を組織した(世界史用語集 山川出版)
ガンディーと違って、チャンドラ・ボースは日本との関係が深い。
1943年に東京で開かれた大東亜会議にも参加した。
その会議に先立って、ボースはこんな声明を出している。
「NHK映像の世紀 11集」のキャプチャー
日本こそ19世紀にアジアをおそった欧米の侵略を食い止めんとしたアジアにおける最初の強国であった。
アジアが復活するには現在においても強力な日本が必要である。「ボースの声明(NHK映像の世紀 11集から)」
ガンジーを思い出したらジョブズがでてきた
メガネといい思想的なものといい
出どこはガンジーだったのか
ジョブズとは、アップルをつくったあのスティーブ・ジョブズのこと。
そのメガネのどころがガンディーなのかは分からん。
でも、ジョブズが日本の禅に思想的な影響を受けたのは確かで、具体的には「乙川弘文(おとがわこうぶん)」や「山下良道(やましたりょうどう)」などがいる。
モディ首相
出迎えの時に熱いハグをしていてワロタw
パレードもなんか凄いwSPの人大変そう
たしかに。
安倍首相もとまどっているような。
ではその様子をどうぞ。
こちらの記事もいかがですか?
日本とインドの関係(歴史):チャンドラ・ボースは知っておこう。
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