いきなりですが、クイズです。
日本で初めてコンビニが登場したのはいつでしょう?
答えは1971年(昭和46年)。
「コンビニとはどんな店か?」という考え方によって違うけれど、一般的には、愛知県にオープンしたココストア1号店が日本発のコンビニと言われている。
その3年後、1974年に王者セブンイレブンの1号店がオープンした。
そこから、今へと続く。
ちなみに昭和46年には、日本初のマクドナルドも銀座にオープンしている。
日本では、コンビニとマクドナルドが同時にはじまったということ。
では、続いてクエスチョン。
お隣の韓国では、コンビニはいつ登場したでしょう?
韓国で初めてコンビニが現れたのは、1989年(昭和64年/平成元年)のこと。
セブン-イレブン1号店がソウルに誕生した。
これが韓国のコンビニの始まり。
ちなみに、日本ではこの年から消費税がはじまって、韓国ではソウルオリンピックが開かれている。
そういえば、このときの消費税は3%だった。
もうすぐ10%になるんだろうなあ。
コンビニの始まりでは、韓国は日本よりも遅かったけど、今では日本を抜いている面もある。
それはコンビニの数。
韓国を旅行した人なら感じたかもしれない。
韓国には、コンビニがメチャクチャたくさんある。
「コンビニの数では、日本より韓国のほうが上」とはいっても、もちろん総数ではない。
そうではなくて、人口当たりのコンビニの店舗数のこと。
今の韓国でコンビニの数は3万店を超える。
「人口当たりの店舗数」にあると、日本の1.5倍。
日本では、だいたい2200人に対してコンビニが1店舗ある。
でも韓国では、およそ1491人に対してコンビニが1店舗ある。
だから、韓国のほうが生活の身近にコンビニがある。
その点では、日本よりもコンビニエント(便利)だ。
*今回の記事は、産経新聞の記事(2017.10.23 )を参考にした。
韓国コンビニ店舗数は日本の1.5倍 ネットで日韓コンビニ比較、質と接客は…
今の韓国にコンビニはたくさんあるから、当然、コンビニ同士の競争は激しい。
「コンビニ戦国時代」といったところ。
韓国には、なんでこんなにたくさんのコンビニがあるのか?
今の韓国でコンビニを始めるオーナーは20~30代が増えている。
韓国には、若い人がコンビニをオープンするというす特徴がある。
韓国の聯合ニュース電子版によると、この動きは「韓国社会の就職難や雇用不安を反映」している。
要するに、今の韓国には仕事がないのだ。
「自分が望む会社で働けないのなら、自分がオーナーになって仕事をはじめてしまえっ!」というベンチャー精神で、多くの人がコンビニ経営をはじめる。
韓国でたくさんの人がコンビニをオープンする理由には、こんなことがある。
・比較的少ない資本で始められる。
・本社から店の運営システムや経営ノウハウを利用できる。
・特別な事業経験がなくても挑戦しやすい。
それで気づいたら、店舗数は日本の1.5倍。
コンビニ戦国時代に突入した。
ところで、今の韓国人は韓国のコンビニについて、どう思っているのか?
どうも、あまり良く思っていない。
店に個性がなく、どこのコンビニでも商品の種類や値段がほとんど同じ。
こんなことに不満を持っている韓国人は多いという。
韓国に行ったとき、これはボクも感じた。
韓国のコンビニは他店との違いがあまりない。
さらに日本を訪れる韓国人は最近、本当に増えている。
日本を旅行したら、イヤでも日本のコンビニと韓国のコンビニとを比べてしまう。
その差に不満を感じる韓国人は多い。
韓国のコンビニが人口当たり日本の1.5倍もあるということが報じられると、韓国のインターネット上では、日韓のコンビニ比較が話題になった。
「韓国のコンビニは特色もないし、質が悪い」「韓国の店員はスマホばかりみている」と韓国のコンビニの批判はもとより、「日本のコンビニは店員のサービスもいい」「面積が広いし、駐車場もある」と日本のコンビニをうらやましがる書き込みもあった。
今、一般的に韓国人はコンビニの数が増えることより、店の「質の向上」を求めている。
遠くに出歩くことがむずかしい高齢者は、もっと身近に店ができることを望んでいるだろうけど。
日本のコンビニは、人口当たりの店舗数では韓国に負ける。
でも、1店舗当たりの質の高さでは韓国より上。
これは日韓のコンビ二を知っている韓国人に聞いてほしい。
いくら愛国的な韓国人でも、この日韓の差は認めざるをえないと思う。
これからの韓国のコンビニで伸びていくのは、数ではなくて、コンビニの1店舗当たりの質の高さだと思う。
旅行者としては大歓迎ですね。
ソウルの安宿
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