タイのバンコクへ行くと、「ティールームゲストハウス」という安宿に泊まっていた。
バンコクの繁華街にあって、冷房つきで1泊500円という安さはまさに破格。
ほかの宿と比べる気持ちすらなくなる。
でも残念ながら、今はもうこの宿はない。
Time goes by(時はすぎ去る)ですね。
この宿は日本人が経営していて、その人からタイ人の話をよく聞いた。
「マイペンライ」というタイ人の国民性を教えてくれたのも、この日本人オーナーだったと思う。
日本に来た外国人は、すぐに「すみません」という日本語をおぼえる。
友人の外国人の話では、日本人がよく使う言葉で自然におぼえてしまうし、「他人に迷惑をかけたくない!」という日本人の国民性がよくあらわれているらしい。
日本語の「すみません」と同じような言葉をタイ語のなかで探すと、きっと「マイペンライ」だ。
タイ人が日常的に使っている言葉で「気にしない」とか「大丈夫」といった意味。
これがタイ人の国民性をよくあらわしているのだ。
これは日本でもけっこう知られているタイ語で、「はてなキーワード」というインターネット辞書にものっている。
マイペンライ
難しいこと・細かいこと考えずに、気楽にいこう。という雰囲気がにじみ出て来る言葉。
タイ語が喋れなくとも、気にして聞いていると意外と沢山聞ける。
ここにも、タイが人気な理由があるのかもしれない。
ティールームゲストハウスの日本人オーナーは、このマイペンライにイラついていた。
「タイ人は自分に都合が悪いことがあると、すぐマイペンライを使うんですよ」
たとえばタイ人と待ち合わせをしていて、相手が遅刻したとする。
こちらが待たされたにもかかわらず、そのタイ人は「マイペンライ(気にするな)」と言う。
「なんで待たせた側がマイペンライを言うんですかね?逆でしょ!」と、その日本人が怒るのはもっともだ。
タイ人の日本語ガイドは、飲酒運転や信号無視も「マイペンライ(気にするな、問題ない)ですませてしまうことがある」なんてことを言っていた。
でも、日本人オーナーがタイで気に入っているのは、そんなユルさでもあった。
タイのパスポート
ガルーダというヒンドゥー教の神様がデザインされている。
「タイは仏教の国じゃなかったっけ?」というのはマイペンライだ。
バスの運転手
客が博物館に入っている間、ハンモックにゆられて携帯をいじっていた。
これもマイペンライ。
タイはいろいろとユルイし、何でも基本マイペンライ。
そもそも、タイという国名は「自由」という意味だから。
「学研キッズネット」から。
タイ族の名称に由来するが,現在は「自由の国」(ムアン=タイ)という意味。
おまけ
バンコクでおこなわれていた日本の祭り。
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