今回の内容
・それはマナー違反
・韓国の「IMFショック」
・慰安婦問題が解決して良かった
・それはマナー違反
むかし、韓国人の友人(20代の女性)に悪気は1ミリもなく、
「韓国では女性が整形手術を受けるのは一般的で、よくあると聞いた。なんでそんなに整形をするの? 抵抗はない?」
いま考えるとこの質問はマナー違反だった。だから彼女が、
「整形手術をしたらいけないんですか? 私もしましたよ」
と怒り、後は黙ってしまったのも仕方ない。
韓国人の男性に同じ質問をしたところ、彼はその理由を説明してくれたが、異性には聞かないほうがいい。
・韓国の「IMFショック」
相手が韓国人の場合、整形手術の話題よりもキケンなのは歴史問題、特に慰安婦問題だ。
これについては、ボクも韓国人の友人とは一度も話したことがない。これは、触れられない「アンタッチャブル」な話題だ。
韓国人にとって、慰安婦問題はどれだけ深刻なものなのか?
1997年に韓国が通貨危機(国家破綻の危機)を経験し、国際通貨基金 (IMF) の支援を受けた。この「IMFショック」を受けた時、韓国社会からは「反日の声がほとんど姿を消した」という。(IMFによる韓国救済)
この「IMFショック」によって、韓国では政権が変わったり財閥が解体されたりして、社会が激変した。
財閥解体といえば、日本では太平洋戦争に負けてアメリカに占領されていたときに、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が行っている。それぐらい大きな変化だ。
韓国での「IMFショック」の衝撃の大きさは、韓国出身の評論家・呉善花によると「この百年間の歴史に起きた三度目の亡国体験」というレベル。
ちなみに、1度目の「亡国」は1910年の「日韓併合」、2度目は1950年の「朝鮮戦争」、そして3度目がこのIMFの管理下に置かれたことだ。
さすがの韓国でもこのときばかりは反日を叫ぶ元気もなく、「沈黙の国」になったらしい。
いまでは反日の声がほとんど姿を消している。
毎年、日本支配下の植民地からの独立運動が起きた日を記念する三月一日の独立記念日には、反日の声がとくに高らかに唱えられたものだ。が、九八年の三月一日は、それは静かなものだった。「「反日」を捨てる韓国 (PHP研究所) 呉善花」
そんな「反日が消えた韓国」においても、従軍慰安婦問題だけは例外だった。
ただ従軍慰安婦問題についてだけは、金大中大統領が「人間以下の扱いをしたことに対して日本にきちんとした賠償の要求をしていく」という声明を発表したこともあり、依然としてその姿勢に変化はみられない。
(同書)
「人間以下の扱いをしたこと」というのは、国内の韓国人に向けたメッセージで、実態がどのようなものであったかは慰安婦をクリックして確認してほしい。
・慰安婦問題が解決して良かった。
「従軍慰安婦」についてはいろいろな見方があるけど、一番大事なことはこの問題はすでに解決した問題だということ。
従軍慰安婦問題、両国政府が解決で合意
岸田外相は慰安婦問題が最終的・不可逆的に解決したことを確認したと述べ、さらに日韓両国政府は国連など国際社会で慰安婦問題に関して互いに批判・非難しないことで合意したと語った。
(ロイター 2015年12月28日)
日韓の最大の外交問題で、それぞれが努力に努力を重ねてやっと解決した。
この問題をまた持ち出してきて、再び問題化させることだけはしてはいけない。
ボク個人としても、韓国人の友人と竹島や伊藤博文のことは話したことはあっても、慰安婦問題だけは触れたことがなかった。
この問題は、ボクらにとっては地雷のようなもので、下手に触れたら爆発して友人関係が気まずくなってしまう。
だから、これだけはお互い触れずにいた。
この問題が解決したと知ったときは、ちょっと信じられない気持ちだったけど、ボクにとっても本当にうれしかったよ。
日本と韓国とでは、「話せば、違いわかる」という関係だと思っていたから、こんな難問を話し合いで解決したというのは、本当にすごいことだと思う。
これで日韓が良くなる!、と簡単にはいかなくても最低最悪の関係からは抜け出したはず。
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