日本に来るムスリム(イスラーム教徒)がすごく増えている。
今年2018年には、100万人を突破するかもしれない。
ようこそ、おこしやす。
それで日本ではいま、ムスリムをむかえ入れる用意が進んでいる。
とくに礼拝できる場所が全国各地に増えてきた。
今年4月には姫路駅前に祈祷室が設置されて、これはイスラーム教徒にはかなり好評らしい。
いろいろな食べ物も、イスラーム教徒用につくり変えられている。
イスラーム教徒は豚肉が食べられない。
理由は神様(アッラー)がそう言ったから。
信者には、「なんでダメなんですか?」と神様に聞く権利はない。
イスラームとは「神に絶対服従する」という意味でもある。
3年前のことだけど、栃木県にある有名ラーメン店がイスラーム教徒も食べられる「ハラール餃子」をつくって話題になった。
ネット通販もしているから、全国どこでも食べることができる。
「halalmedia」の記事( )から。
東京から1時間半、栃木県佐野市まで行かないと食べられなかった味を、是非ご自宅やモスクでお楽しみください。
「自宅やモスクでお楽しみください」という宣伝文句を初めて見た。
訪日イスラーム教徒のために礼拝所やハラールフードを用意するのはいいのだけど、気になることもある。
それをビジネスチャンスにする日本人はいいけど、そうではない一般の日本人には、この動きを歓迎しない人もいる。
ネットやボクの身近な人を見ていると、イスラーム礼拝所に反対する人がけっこういる。
”ムスリムおもてなし”をしている人たちは、イスラーム教徒ばかりを見ていないだろうか。
イスラーム教徒用の京都観光マップ
*2018年6月2日現在、リンクが切れている。
この地図を見て意外だったのが、京都御所のすぐ近くに祈祷室があること。
訪日イスラーム教徒の増加をうけて、観光庁がおもてなしの仕方を紹介している。
これは、仕事でイスラーム教徒を相手にする日本人のためのものだろう。
イスラーム教徒と接する場合、こんな注意が必要らしい。
異性に対しては、自分から握手をしない。
イスラーム教徒は犬が嫌いな人が多いから、犬を近づけない。
イスラーム教では偶像崇拝が禁止されている。だから、人形や人・動物のポストカードをわたすときには、本人に聞いてみたほうがいい。
訪日イスラーム教徒に快適な環境を整えるなら、こうした”ムスリムおもてなし”をする一方で、日本にいる日本人にも目を向ける必要がある。
イスラーム教に不安や抵抗を感じている日本人はたくさんいる。
こうした人に「あなたは排外的で、右翼っぱい」と言っても、その人を”イスラム嫌い”にするだけで、何も解決しない。
次回、そのことについて書いてきます。
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