いま界の関心は、ワールドカップ・ロシア大会に集まっている。
きのうは、デンマーク vs オーストラリアの試合がおこなわれた。
結果は1-1の引き分け。
オーストラリアは高さをいかした攻撃で、優勢にゲームを進めていたけど、勝ちきれなかった。
試合を観てないから、テキトーに書いてるけど。
でも、試合を観た人はこんな感想をネットに書きこんでいる。
・意外と面白い試合だったわ
・B級同士の熱い戦いだったな
・オーストラリアは勝てたろ
・オージーの10番ひでえなw
・最後のとこの精度が相変わらず酷いオーストラリア
・俺たちのサッカー!
俺たちのパス!
点入らねええええええええええええええええええええええええ
どこかで見たな・・・
・アジア調子いいな
サウジ以外
・OGには頑張ってもらいたい
日本の健全なライバルでいてほしいわ
きのうオーストラリア戦があったということで、今回は、日本とオーストラリアについて書いていこうと思う。
日本にとって、オーストラリアはサッカーの健全なライバル。
では、サッカー以外はどうか?
これから、オーストラリアの基本データや日本と関係を紹介しようと思う。
日本とオーストラリアは経済的に深いつながりがあって、国民も友好的。
ところで、日本にとって「健全ではないライバル」ってどこだろう?
いまの日本では、オーストラリアとの関係をサッカーで考える人が多い。
まず、オーストラリアってこんな国。
面積:769万2,024平方キロメートル(日本の約20倍、アラスカを除くアメリカとほぼ同じ)
人口:約2,460万人(2017年6月)
首都:キャンベラ(人口約41万人 2017年6月)
*オーストラリアの首都をシドニーと思った人は、廊下で立ってるように。
民族:アングロサクソン系等欧州系が中心。その他に中東系、アジア系、先住民など。
言語:英語
宗教:キリスト教52%、無宗教30%(2016年国勢調査)
ちなみに、オーストラリアの元首はエリザベス二世。
エリザベス二世はイギリス女王であると同時に、オーストラリアの女王でもある。
以上の数字は外務省ホームページの「オーストラリア連邦(Commonwealth of Australia) 基礎データ」から。
日本とオーストラリアには、同じと反対がある。
オーストラリアは日本の真下にあるから、時差がほとんどない。
だから時間はほぼ同じだ。
*オーストラリアは広いから、標準時間が3つある。
でも、季節は反対。
日本が冬をむかえているとき、オーストラリアでは夏!
だからクリスマスは夏の行事になる。
サンタクロースがサーフィンをしている写真を見ると、「オーストラリアらしいなあ」とよく思う。
で、オーストラリアと日本の関係は?
両国は経済での結びつきがとても深い。
オーストラリアから日本への輸出:
石油・コークス及びれん炭(32%)、天然ガス及び製造ガス(29%)、金属鉱及びくず(18%)、牛肉(生鮮・冷凍)(5%)
*最近、オージービーフをあまり見なくなった。
日本からオーストラリアへの輸出:
自動車(44%)、鉱物性燃料(13%)、雑製品(衣類,家具等)(10%)
日本の約20倍というドでかいオーストラリアには、天然資源が豊富にある。
日本にはそれがない。
日本は四季に恵まれているけど、天然資源はとぼしい。
だから、それをオーストラリアに頼っている。
また、日本は天然資源もオーストラリア頼み。
オーストラリアは日本に鉄鉱石(輸入量の60%)を供給している。
石炭の2/3もオーストラリアのもの。
日本にエネルギーや鉱物資源を供給してくれる最大の国がオーストラリア。
日本はこうした鉱物やエネルギーをオーストラリアから輸入して、自動車や電化製品なんかをつくって世界に輸出している。
日本人にものづくりの力があったとしても、原料がなかったらお手上げ。
無から有をつくり出すのは神だけ。
そんな日本にとって、オーストラリアはとても大事な国だ。
日本とオーストラリアの関係はとても友好的。
オーストラリアでは日本に関心のある人が多くて、日本語熱も高い。
在日オーストラリア大使館のホームページにはこう書いてある。
現在も、日本語はオーストラリアの学校・大学で最も学習されている外国語で、小学校から大学まで、約36万人の学習者がいます。日本語学習者の数で見ると、オーストラリアは世界第4位になります。
でも、日本での英語熱はもっと高い。
オーストラリアは日本人に人気の留学先で、ボクの知っている人も、何人かオーストラリアで英語を学んでいる。
みんな、「オーストラリアを選んで正解だった!」と話す。
オージー(オーストラリア人)のフレンドリーさはハンパない。
広大な国土に住んでいる人たちは、心も大きかった。
シャイで引っ込み思案の人なら、「オーストラリア人からコミュニケーション術を学ぶ」という視点があってもいい。
英語よりそのほうが、その後の人生で役立つかもしれない。
でも、ひとつ注意。
オーストラリア英語はけっこうなまっている。
例えば、オーストラリア人は「day(デイ)」を「ダイ」と発音する。
オーストラリアで英語を勉強していた知り合いは、オーストラリア人の言う「ダタ」が分からなかった。
しばらく考えた後に、「データ」と分かる。
ただ、英語のなまりも地方や年齢によってちがう。
ということで、日本とオーストラリアは経済的に深いつながりがあるし、人々も友好的だ。
これは次回書く内容だけど、オーストラリア人は日本という国を信頼している。
最近おこなわれた世論調査では、「信頼できる外国」の2位が日本だった。
オーストラリアは日本にとって、「健全ではないライバル」と同時に健全なパートナーでもある。
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