外国人から見た日本の男性差別①その例:プリクラ店とレディスデー

 

はじめの一言

「この国の子供達は親切に取扱われるばかりではなく、他のいかなる国の子供達よりも多くの自由を持ち、その自由を濫用することはより少なく、気持のよい経験の、より多くの変化を持っている。(モース 明治時代)」

「日本絶賛語録 小学館」

 

 

今回の内容

・映画のレディスデー
・プリクラ店

 

前回まで、「宗教と女性差別」というテーマで書いてきた。
今回は、宗教は関係なし。

今まで日本にいる外国人の友だちとつきあっていて、彼らから指摘された日本の社会にある「男性差別」について書いていきたい。

・映画のレディスデー

日本のたいていの映画館では、「レディスデー」という日がある。
浜松市の映画館では毎週水曜日だけど、これは全国的にもそうみたい。
レディスデーには1800円の料金が1000円になる。 これもウィキペディアに書いてあるのと同じ。

レディスデー週1回、女性のみを対象とする曜日を設けている。割引額は1000円で、曜日は水曜日というところが大半である。 (ウィキペディア)

 

このレディスデーというのは外国にそういう日があって、それが日本にきたのだと思っていたけど、実際は逆らしく、アメリカ人やイギリス人からこう聞かれた。

「なんで日本の映画館には、レディスデーなんて日があるの?」

あれ?
「アメリカなら男性への差別になるから、ダメだな~」 ということになるらしい。
レディスデーについては、イギリス人も同じことを言う。 日本でも「レディスデーは男性差別になる」という批判があるらしくて、最近は「メンズデー」という日ができている。

しかし、今日ではこの割引は男性差別に繋がるとして、批判的な見方も大きい。それゆえ、メンズデー(後述)を設ける映画館が増えている。(ウィキペディア)

 

男性差別ではないけど、日本の映画館の特徴を聞いてみた。
ニューヨーク出身のアメリカ人は、日本の映画館にある「キャラメル味のポップコーン」が大好きだという。
あれも、てっきりアメリカから日本に来たのだと思っていた。 だけど、彼女はアメリカでは見たことも聞いたこともないという。
「キャラメル味のポップコーンは、日本生まれでしょ」という。
マジか!

 

 

・プリクラ店

イギリス人とフィリピン人の女の子と、プリクラを撮りに行ったときのこと。
日本語を読むことができるイギリス人が、ある表示を見て「なんですか、これは?」と驚きの声をあげる。

それがこの表示。
「このプリクラ店は、男性だけでは入ることができない」というもの。

 

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ネットで見てみたら、日本にはこうした店がけっこうある。
一緒にいたフィリピン人もそれを知って、「えっ?」と驚く。 というより、「こんな差別はありえない」と引いていた。
彼女たちには、プリクラショップが「男子禁制」である理由がまったく分からない。

ネットで調べると、「男性がいると気になってしまって、女性が楽しくプリクラを撮ることができないため」とあったのでそれを伝えた。
すると、「なんで男性がいたら、楽しめないの?」 「その感覚は理解できない」 とさらにワケが分からなくなってしまった。
この感性は日本の女子だけなのかも。

これがアメリカだったらどうなんだろう? と思って、アメリカ人の女の子に質問すると、「男性差別に決まってんじゃない。そんなの」 と予想どおりの反応。
でもこの後が違った。

「アメリカだったら、それは差別だと裁判に訴える人が絶対いる。裁判で勝ったら、大金を手に入れることができるから。アメリカでは、何かあったらすぐ訴えるのよ」

たしかにアメリカはそういう訴訟大国だった。
このとき、彼女は「アメリカ人は stupid(バカ)だから」と何度も言っていた。
最近、この子とスカイプで話をしたときも、「アメリカ人は stupid(バカ)だから」という言葉を何度も使う。

でもそれは訴訟社会のことではない。
「なんでドナルド・トランプ氏は人気があるのか?」 とボクがたずねると、「アメリカ人は stupid(バカ)だから」と言う。

 

以下、余談。

アメリカである女性がユニバーススタジオを訴えた。
ユニバーサルスタジオにあるお化け屋敷に入ったら、想像をはるかに越える恐怖を味わって「精神的苦痛を受けた」というバカバカ理由で。
でも、裁判所がその訴えを認めて、その女性は約150万円を手にいれている。

こういう人間を指して、「アメリカ人は stupid(バカ)」という人はけっこういる。

おまけのおまけ

2016年9月に「男性だけの入店はお断り」というイタリアンレストランがあったのだけど、批判が殺到して謝罪しに追い込まれた。

日本の夜明けはまだ遠い。
男性差別については次回、「女性専用車両」のことを書きます。

 

 

よかったら、こちらもどうですか?

宗教と女性差別②神道の女人禁制の理由とは?穢れと清め

宗教と女性差別③キリスト教(アクィナス)の女性観「女は失敗作」

イスラム教とは② 女性差別?一夫多妻制の理由とは

日本の特徴 民族宗教(神道)が世界宗教(仏教)と仲良し!

 

13 件のコメント

  • ですよね ひどすぎます
    性犯罪予備軍とかさわいでいたツイカスフェミが自分がショタコンの気持ち悪い性犯罪者だったとばれて
    闘争したのをさいきん拝見しました

    ひどすぎる全然自覚がなさすぎる

  • そんな闘争があったんですね。
    「差別だ!」というのはその人の感じ方の問題でもあります。
    その感じ方は文化の違いから生まれることもあります。
    むずかしいですね。

  • 私は、少し男性差別が行き過ぎていると思います!
    何でも、女性だからといって駅で痴漢しても、女性が捕まらないと言うのはおかしくないですか?

  • 同じことをしても、性別によって捕まらなかったらおかしいですね。
    痴漢行為をしたら、男女問わず捕まるべきです。
    ですけど、女性の痴漢行為ってどれだけあるんでしょう?

  • 「プリクラを楽しんでいる女性をナンパしたり、痴漢したり盗撮が相次ぎ、客離れが起きるなど施設サイドが非常に困ったからです。中には盗撮カメラを仕掛けて帰り、翌日にカメラを無くしたなどと店員に尋ねる客もいて、とうぜん警察に突き出したそうです」
    ↑プリクラの件はこういう背景があったからでは。
    男性側に都合が悪い情報を曖昧な言葉で隠してただ差別だと主張するのは少し引っ掛かります。なぜそういった対策が行われたかを、もし機会があれば少しでも知って頂きたいなと思いました。
    男女共にすごしやすい社会になるといいですね。

  • 店にそうした背景の説明はありませんでしたので詳細は不明です。だから想像するのは自由です。
    「男性側に都合が悪い情報を曖昧な言葉で隠して」の主体と根拠は何でしょうか?
    性別や肌の色など生まれつきそなわっているものを理由に「禁止」とすることは差別行為で、21世紀の世界で許されるものではありません。
    だからこのときいた外国人は驚いたのです。
    「男女共にすごしやすい社会になるといいですね。」という点にはまったく同感ですよ。

  • 男性側に都合が~というのはそもそも男性が迷惑行為をしなければ女性専用にならなかっただろうに、そこを透明化するなという意味です。
    何度もプリクラを撮ったことがありますが、実際女性専用になる前はそういった迷惑行為を何度も見てきました。
    もちろん本当の理由はその店に聞かなければわかりません。
    私の想像もあなたの想像も間違っていることもあるでしょう。
    逆に言えば私の想像した理由が当たっていた場合、差別ではありません。
    子供に防犯ベルを持たせていても「周囲の人間を犯罪者だと決めつけるな!差別だ!」と言いませんよね?
    犯罪を防ぐ為の区別と差別は全く違うものです。
    禁止となった背景を調べたり考えたりせずに、〇〇禁止=生まれつき備わっているものを理由とした差別だ、と安直に決めつけるのはおかしいと言いたかったのです。

  • 迷惑行為や犯罪行為があった場合、一般的には、それは個人の責任です。
    その人と同じ性や人種全体の問題にはなりません。
    だから防犯のためとはいえ、性別や国籍で人の出入りを禁止することは差別になるでしょう。
    女性専用車両も男性の立ち入りを禁止していません。
    差別になるかどうかは最終的には裁判所で判断するのですが、プリクラのような商業施設での「男性禁止」は認められないと思います。

  • 男性禁止が認められないことはわかりました。
    私も差別は反対です。
    ただ、例えば女性から男性への加害事件が多いせいで男性専用の施設ができたとして、新たな被害者が出でてしまうかもと考えると自分が使用したくても男性専用を廃止しろとは思いません。(あくまで私の場合ですが)
    日本での女性専用という差別を無くしたいなら、まずは性犯罪を無くしていくことから始めないと根本的な解決にならないと思いました。
    ↑は犯罪防止を理由に女性専用としているもののみについての意見です。
    これで最後のコメントにします、長々とお付き合い頂きありがとうございました。

  • 電車の「女性専用」という発想は基本的に反対ですけど、現実的に必要だと思っています。「アジール」という緊急避難的な意味で。
    痴漢などの性犯罪は厳罰をもってしても完全になくすことは不可能なので、超法規的措置をしないといけないこともあります。このことは以前記事に書きました。
    女性専用をなくすには、まず性犯罪や不快な行為をなくすという考え方には賛成です。私もその点にもっと配慮するべきだったと思います。
    あなたのコメントが考えるきっかけになりました。こちらこそありがとうございました。

  • 差別コスト調べたら?
    男女で賃金格差がなければレディースデーもいらないし、レディースデーというのはたんなる企業戦略のひとつでしかない。
    少し調べればメンズデーや老人向けのシルバーデー、男性専用ものも色々あるのに、レディースデーしかないと決めつけ粘着してるのが気持ち悪い。
    プリクラに至っては、元々プリクラ利用者が女性客が圧倒的に多いところを、男がそれを狙ってナンパ・痴漢・盗撮・精液がけ・スカート切り・撮影の邪魔などをする被害が相次いだから男性禁止のところが増えたんですけど。
    男による迷惑行為で女性客も減り収益が激減した店側が苦肉の策で男性禁止にしたのをどこが男性差別?
    これも調べればいくらでも被害情報が証拠つきで出てくる。
    調べれる能力が低いのかわざとやってるのかどっちなんですか?

  • これは外国人女性の視点ですから、日本人とは違うでしょうね。
    犯罪者が出たからといって、男性すべてをその前提でとらえることはできません。

  • ジェンダーレスの人とかマイノリティーのこと考えてるのかな? って思います
    女性だけど身体が男だった場合などですね。

    男性のみ駄目のアイコン写真を見ると、アメリカの体の色で使用できる手洗い場の写真を思い出しました。

    企業戦略で統計が出ている事実も知っていますが、目先の資金以上に、身体的特徴や思想に捕らわれない、もっと広いサービスで展開すべきだと考えます。例えばファーストデイは良い例だと思います。

    犯罪防止という観点から見ても、単に禁止にするのでは無く、スタッフの手の回らない部分なら、ビジネスモデルに不具合ありです。判明できる問題を見つけて改善してかないといけません。

    グローバル化進む。と言うよりは既に成っている社会の中で人種、性別、国籍、宗教など様々な価値観をリスペクトをするのは当然であり、特に産まれによって自主的に決められない身体的なことに関する禁止は、明らかに差別と言わざるを得ません。

    犯罪防止や企業戦略と言った背景は理解しています。ただ、方法が極端すぎます。他に様々な手段や対策練り改善していくべきだと考えます。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。