はじめの一言
「ここでまた私は、日本が子供の天国であることを、くりかえさざるを得ない。世界中で日本ほど、子供が親切に取扱われ、そして子供の為に深い注意が払われる国はない。(モース 明治時代)」
「日本絶賛語録 小学館」
今回の内容
・欧米には痴漢がほとんどない
・日本にはHENTIが多い
・女性専用車両は男性差別か?
・アジールとしての女性専用車両
・欧米には痴漢がほとんどない
「女性専用車両は、男性への差別だ!」というアメリカ人の女の子に、こう言った。
「でも、日本の電車には痴漢がいるからね」
「そうそう!日本には、痴漢が多いよね。なんであんなに痴漢が多いの?」
誰が知るか。
日本に生まれ育ったボクからしたら、むしろ、なんで海外では痴漢がいないのかが不思議。
もちろん、まったくいないというわけではない。
けれど、知り合いのアメリカ人やイギリス人などにきいても、痴漢にあったという経験がないし、日本みたいな社会問題にもなっていないという。
なんで欧米には痴漢がほとんどいないのか?
ロンドン出身のイギリス人はこう言う。
「日本で痴漢にあうのは、満員ですごく混んでいるときでしょ?ロンドンの電車では、日本の満員電車のような状況がないから」
モラルの問題というより、痴漢にあうような状況がないらしい。
そういや、JRの前身の国鉄だった時代には、その混雑ぶりから「国鉄」ではなくて「酷鉄」と揶揄(やゆ)されることがあったのを思い出した。
ネットをみても欧米では痴漢が少ないし、日本に比べたらまったくといっていいほど問題にもなっていない。
その理由は、先ほど書いた満員という状況が少ないことの他、「女性が強い」ということがあるらしい。
痴漢被害にあったら、その場で女性が声を出して怒るという。
確かに欧米の女性に比べてたら、日本の女性は人前で怒るというのが苦手で、黙って我慢してしまう人が多い気がする。
タイの地下鉄には、「お坊さん優先席」がある。
・日本にはHENTIが多い。
「日本にはHENTAIが多いのよね」
そのアメリカ人の女の人が言う。
あ、また「ヘンタイ」という言葉を聞いた。
日本のスマホは、写真を撮るときに「カシャ」と操作音がする。
盗撮防止のためだけど、こんな携帯やスマホは海外にはないという。
世界の中で、日本のiPhoneだけには操作音があるという話も聞いたことがある。
そのため、イギリス人の男の友人から、こんなことを言われてからかわれた。
「なんでこんな機能が必要なのか分からない。日本では、そんなに盗撮好きなヤツやHENTAIが多いのか?」
このときに、イギリス人から「ヘンタイ」という言葉を聞いて驚いた。
ウィキペディアを見たら、「ヘンタイ」はいつの間にか「世界の共通語」になっている。
ウィキペディアでは、日本語以外に46の言語で “hentai”のページが立ち上がっている。中にはページ冒頭の記述に、Ja-Hentai.oga 音声[ヘルプ/ファイル] をつけて発音を聞くことのできるページもあり、事実上の世界共通語となっている。
(ウィキペディア)
前回書いたけど、日本で女性専用車両が導入されたのは「痴漢対策」のため。
痴漢ではないふつうの乗客がほとんどとはいえ、日本には「ヘンタイ」がたくさんいて、痴漢が深刻な社会問題になっていることは事実。
だから、スマホには操作音という機能があるんだろうし。
外国人からしたら、「女性専用車両なんて信じられないよ!男性への差別だろ?」と見えるかもしれないけど、外国ではヘンタイ(痴漢)が少ない。
外国の社会での基準を、そのまま日本の社会に当てはめて「男性差別」というのはちょっとムリがある。
インドの列車の車両には、「鉄格子」があった。
「強盗が入って来ないようにするため」
「乗客が外から入っ来たり、中から逃げたりしないため」
いろいろな理由を聞いた。
・女性専用車両は男性差別か?
でも個人的には、女性専用車両は男性差別にあたると思う。
ウィキペディアを見たらわかるけど、女性専用車両をもうけることには法的な根拠がない。
現在の日本の公共交通機関における「女性専用車両」について国土交通省では「鉄道事業者において、輸送サービスの一環として導入された女性等に配慮した鉄道車両」と定義しており、「男性の乗車に対しては禁止する法的根拠はなく、男性利用者の協力のもとに成り立っているもの」としている。
(ウィキペディア)
前回書いたけど、台湾では女性専用車両が登場したものの、それが「男性への差別になる」と認められてすぐに廃止された。
日本で法律として決められないというのは、これが男性差別にあたる可能性があるからだろう。
そういうことで、個人的には女性専用車両というのは男性への差別にあたると思っている。
と同時に、現状では「それは仕方がない」とも思う。
・アジールとしての女性専用車両
以前、痴漢にあったことがあるという女の子から、そのときの話を聞いたことことがある。
そのときは、ショックと恐怖で体が動かなくなって口も開けなかったし、それから3年たったあとでも、そのとき感じた怒りや屈辱は忘れないという。
女性専用車両が導入されて男性が不便を感じることはあるけど、ここまでの不快感を感じることはないだろう。
理想としては、ヘンタイ(痴漢)がいなくなって、女性専用車両の必要性がなくなればいい。
でも、現実的にムリでしょ。
これまでに考えられる限りの対策をしてきたけど、痴漢がなくなることはなかった。
痴漢をなくす手段なんて、現時点ではない。
先ほどの知り合いの子のように、動けなくなって声もあげられないような子がいたら、男性差別であってもこの車両の導入はやむを得ないかなあ、と思う。
それは、一種の「アジール」として。
そのことは次回書きます。
よかったら、こちらもどうですか?
宗教と女性差別③キリスト教(アクィナス)の女性観「女は失敗作」
https://matome.naver.jp/odai/2144778653919862201
欧米に痴漢がいないという話がそもそもデタラメのようです。
「日本人は英語ができない」という表現は正しい。でも、ネイティブ並みに英語ができる日本人もいる。個別の事例と全体の傾向は区別して考えたほうがいいですよ。
何かの根拠が「まとめサイト」というのもやめたほうがいいです。
シャッター音は日本人はカメラが好きだからつけたのであって盗撮防止の為じゃないですよ
コメントありがとうございます。
そうなんですか?
動作音の理由について開発者がこう言ってます。
「携帯電話にカメラを搭載すれば、必ず盗撮目的に使ってしまう輩が出てくるであろうと想定され、ますます悪評を重ねてしまうことになるとの危機感が高まり、即決即座にマナーモードでもシャッター音を鳴らす仕様に決定し、市場に投入した次第です」
この動きに他社も追従。こうして、日本の携帯電話は、たとえマナーモードであっても、カメラ音が鳴ることになった。この状況は、今でも続いている。
このことは、下の記事で確認することができますよ。
「マナーモードでもシャッター音が鳴る日本のiPhone その起源はあの芸能人」
http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/16/sexual-harassment_n_7076028.html
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1494070562520.html
こちらの記事をご覧ください。
イギリスの鉄道警察が作成した動画では、「痴漢にあった女性の9割は泣き寝入りしています。泣き寝入りをしないで通報してください。」というメッセージが送られています。
フランスの地下鉄には「痴漢は乗車するな。」というポスターが張られています。痴漢が少ないのであれば、このようなポスターが張られることはないはずです。
コメントありがとうございます。
多い/少ないは相対的なもので、0ではありません。
世界の国と比べれば、日本はもっとも治安が良い国のひとつです。
でも実際には、日本でもいろいろな犯罪が起きて警察がその対応に追われています。
犯罪は毎日起きていますが、外国と比べたら「日本は犯罪が少ない」ということはできます。
外国が日本と比べて痴漢が少ないというのもそれと同じです。
日本にいるイギリス人やフランス人に聞いても、「日本では痴漢が多い」ということは認めていましたよ。
イギリスは痴漢多くて女性専用車両導入しそうになったけど差別的だという声が多く上がって実現しなかった
日本ほどではないにしても、イギリスにも痴漢はいるでしょうね。
女性専用車両はやっぱりいろいろ問題がありますね。
【日本国】「日本は痴漢が日常茶飯事過ぎて危険だとイギリスに思われている」
という指摘を雑に検証してみた【英国】
https://togetter.com/li/1184305
「ロンドンの交通機関で痴漢に遭う確率は、日本(首都圏)の交通機関で痴漢に遭う確率の6.6倍」
‘Hundreds of thousands of women’ in France molested on public transport
https://www.thelocal.fr/20171220/hundreds-of-thousands-of-french-women-abused-on-public-transport
フランスでは2年間で少なくとも267000人の女性が公共交通機関で性的被害を受けた。
(痴漢、キス、レイプを含む)
日本に行くイギリス人に対して、イギリス政府が公式ウェブサイトに「Safety and security」を公表しています。
「https://www.gov.uk/foreign-travel-advice/japan/safety-and-security」で確認できます。
そこには、「Reports of inappropriate touching or ‘chikan’ of female passengers on commuter trains are fairly common」と、痴漢という言葉がそのまま使われています。
なんでイギリス政府はわざわざこんな日本語を使うのか感がる必要があるようですね。
それと「「ロンドンの交通機関で痴漢に遭う確率は、日本(首都圏)の交通機関で痴漢に遭う確率の6.6倍」については、こう結論が書いてあります。
「イギリスで交通機関を利用する女性客は、日本の首都圏で電車に乗る場合の6.6倍は気をつけたほうがいいですよ、という結論になるみたい」とあいまいな表現になっています。
このツイートの根拠はしっかり確認する必要がありますし、そもそもツイッター情報を鵜呑みにしない方がいいでしょうね。
「フランスでは2年間で少なくとも267000人の女性が公共交通機関で性的被害を受けた、このうち痴漢の被害はどのぐらいでしょう?
被害は、治安の悪いのところに集中していないでしょうか?
日本にいる友人のイギリス人とフランス人は、英仏で痴漢が日本のような社会問題になっているとは言いません。
女性専用車両に反対
そもそも女性専用車両が痴漢の根本的解決になってないのに、「女性専用車両」と言ういかにも痴漢対策してますよー的な張りぼての制度を、鉄道会社または役所が導入して満足してるのが信じられない。
すべての女性が女性専用車両に乗れるので無ければ乗れない女性が痴漢に遭うだけ。無意味。
痴漢対策として
1、男女で分ける
男女で車両を分けるのは、通勤ラッシュ時に混雑具合が男女で違うとクレーム案件。
2、路線を増やす
お金がかかる。東京などは地下もいっぱいで無理かも。
国や役所に期待。
3、本数を増やす
鉄道会社はあまりやりたく無さそう。
安全面から無理かも?
4、田舎を開発
都市にいろんな企業、店、役所が集まってるから電車が満員になる、そこでもっと田舎を開発してそこに役所、店、企業を移す。
ただ、お金がかかる。
なので、メリットがないと既存の企業は移らない。
女性専用車両を作って効果有りました?
劇的な効果は無いと思います。だって女性専用車両に女性全員乗れないのですから。
つまり、無駄に男女差別車両制度を作っただけだと思います。
まぁ、鉄道会社として痴漢対策してますよアピールには女性専用車両は最適なのでは無いでしょうか(笑)
熱い思いをいただきました。笑。
私は浜松にいるのでこの問題を身近に感じられません。
解決策も分かりません。
東京の問題は東京で解決してほしいと思うだけです。
満員電車じゃなくてもフツーに痴漢いますよ?夕方のそこそこ空いてる時間帯でも隣に立って尻触ってくる人、後ろに立って股間押し付けてくる人。混み具合はロンドンの地下鉄と同じかそれ以下でした。
日本では日常茶飯事すぎて泣き寝入りもクソもありません、「通報しろ」のポスターも貼ってないからいちいち警察呼んで騒いでいいのかもわからない。イギリスはいいよね、アメリカもだけど公共でそんなことしたら周りから男達が寄ってきて加害者フルボッコする。ちなみにイギリスで児童性犯罪者とか痴漢とかって最近は犯人見ると見た目がモロ移民というか中東ぽかったりパキスタン系とかだったりする。勿論純国民の性犯罪者だっているけど、やっぱ女性ナメてんのはアジア人が多いわ
満員電車でなくてもそんな惨状なんですね。
もうすぐイングランドとウェールズで、スカート内を盗撮する行為が違法になるそうです。
日本の感覚からすると、なんでいままで合法だったのかが分かりません。
そういうことをする人間が少ないのでしょうね。
アジアでは女性の地位が低く見られているかもです。
どちらかというと男性が女性を舐めているというよりは、海外に比べて女性が強くない感じ。蔑む意味じゃなくてね。海外の女性ってもっとはっきり意見する。
それはたしかに。
特に欧米の女性は強くて、ハッキリものを言う傾向がありますね。
イギリス人の女性と付き合っている日本人の男が、「この問題は話し合って解決しよう。お互い言いたいことはハッキリ言おう」と迫られてよくこまっています。
日本人女性の抵抗が弱いことが付け込まれている感はあります。