ネットで「一緒にいて疲れる人」を調べてみたら、こんな特徴があった。
・ナチュラルな上から目線
・結局全部自分の話
・私が一番正しい!自分の意見を周りに押し付ける人
・自分のことしか考えられない
・説教したがるに謝らない
・声が大きすぎる
共通しているのは「自己中!」ということ。
たしかに、まわりを自分に従わせようとする人は一緒にいて疲れる。
これらの条件に「言うことがコロコロ変わる」を加えるとお隣さんになる。
韓国の最高裁判所が、53年前に日韓が交わした合意をひっくり返してしまい、日本企業に賠償金を払うよう命じた。
このことはくり返し書いているので、くわしいことは前回を見てほしい。
最高裁の判決について、韓国の反応は分かれている。
日本側敗訴を当然としたうえで、日本に反省と謝罪を求める強気な意見があれば、これから始まる日本との外交戦を不安視する声もある。
なかには、これまでとは違う「本気で怒った日本」を韓国国民に伝える新聞もあった。
今回はそれを紹介しようと思う。
最高裁の判決の2日後、中央日報が泣きそうな記事(2018年11月01日)を載せていた。
<韓国、徴用工判決>日本メディア、「韓国疲れ」主張しながら非難一色
そのときの気分で約束を変える。
そんな自己中な相手は疲れますよ。
ただ韓国にとってショックなのは、いつもはやさしい朝日新聞や東京新聞まで批判的だったこと。
朝日新聞のこんな記事を引用している。
「韓国では大統領が司法機関を含む人事や予算などの権限を一手に握り、『皇帝と国王の力を足したほどの権力」』(大統領府の勤務経験者)を持つ。半面、その政治が世論に迎合しやすい例えとして、『法の上に“国民情緒法”がある』ともいわれる。今回も、世論の支持を得るための政治ゲームに徴用工問題が巻き込まれたとも言える」
さっき書いた「気分」というのは、「国民情緒」や「世論」と同じ。
大統領が国民の反日感情に迎合するから、こんなことになるのだ。
東京新聞については、こんな言葉を引用する。
「両国関係の法的基盤を揺るがしかねない司法的判断が『積弊清算』という政治の流れの中で出てきた」
朝日と東京新聞がこんな記事を載せたことで、中央日報は「これまで韓国に対して相対的に友好的な論調だったメディアだが、批判隊列に合流した」と少し絶望気味。
でも東京新聞の記事は、まだ韓国にやさしいと思うのだけど。
次に、いつも韓国に厳しい読売&産経新聞の論調を読者に伝えている。
韓国から見たら「日本屈指の進歩指向メディア」の朝日と東京新聞に対して、「保守性向の」読売新聞はこうだ。
「韓国では世論の圧力が強く、大法院の司法判断でさえ、国民感情に左右されやすいともされる」とし「徴用工問題に突き付けられた確定判決は、日韓間で長く共有してきた従来の見解や立場を踏まえず、韓国独自の一方的な歴史観が色濃く反映されるものとなった」と報道した。
そして韓国では、もはや公共の敵「日本国内で代表的右翼である」産経新聞はこう書く。
「国際協定や実定法よりも国民情緒を重視する韓国への視線は、政府内で冷め切っている」として「韓国の国際ルール違反といえる行為は枚挙にいとまがなく、政府内には『韓国疲れ』が蔓延している」と主張した。また「政府は北朝鮮問題に関して韓国との連携は維持するが、本音では韓国を相手にしない『戦略的放置』(政府高官)を強める考え」と伝えた。
では日本国民の考えは、友好から極右のどれに近いのか?
安倍首相が「国際法に照らしてあり得ない判断」「国際社会の常識では考えられないことが起きた」と怒れば、河野外相は「日韓間の法的基盤が根本から損なわれた」と韓国のカン外交部長官(外相)に抗議した。
これぐらいは韓国も予想済みだろうけど、民放テレビまで、韓国に批判的だったのは意外だったかもしれない。
ワイドショーに主演した専門家の声を紹介している。
「慰安婦問題などにおいて、これまで『韓国が何度もゴールポストを動かそうとしている』という話があったが、今度は最初からゴールポストをなくそうとしているようだ」というような趣旨の発言も出た。
でも合ってる。
最高裁の有罪判決は、1965年の日韓請求権協定を爆破したようなものだ。
動かすというレベルではない。
さらに書けば、中曽根元外相は「韓国は国家としての体をなしていない」とあきれ、新藤元総務相は「怒りを通り越してあきれる」と、さじを砲丸のように投げている。
もっとも、中曽根氏の言葉には「妄言だ!」と中央日報も怒っているけれど。
国民(ネット)の反応を見ると、韓国には完全な逆風が吹いている。
ネット掲示板で韓国に追い風が吹いたことは、これまでなかったけれど。
・批判しない理由がないからだろ
・擁護のしようが無いからな
・今やっても逆効果にしかならない
それくらいおかしなことやってるってこと
・韓国には疲れました
・本当に「論外」の出来事なんだよ 左右関係ない ただただ信頼できない相手になった
・韓国の新聞でさえヤバイと思ってるっぽいからね
・もうこれで完全に信用を無くしたからな
怒り通りこしたらだめだろ
・そら放送局のスポンサー様たちが激おこなんだからしょうがないだろ
・ペンは剣よりも強し
されど金には滅法弱し
慰安婦問題では、韓国は日本政府を批判していたから、民間企業には関係がなかった。
でも今回の徴用工訴訟では、新日鉄住金に損害賠償が命じられてしまった。
日本有数の大企業が巻き込まれたのだから、慰安婦問題とは日本の受け止め方は違う。
しかも、これから訴訟を起こされるかもしれない日本企業は約100社ほどあるという。
韓国最高裁の判決を支持するということは、スポンサー様を怒らせることになる。
日本のマスコミもいまの韓国は擁護不可だろう。
「ナチュラルな上から目線」
「私が一番正しい!自分の意見を周りに押し付ける人」
「説教したがるに謝らない」
こんな人に日本人は疲れるのだ。
さらに有力スポンサー企業を怒らせたツケはあまりに大きい。
”極右”の産経だけでなく、これまで韓国に対して友好的なマスコミまで「韓国疲れ」を主張しながら、一斉に非難するのもやむなし。
それぐらいのことをしたのだから。
ところで日本は、韓国に怒って疲れたあと、どんな反応を見せるのか?
きっと無関心だろう。
そして日韓関係は、太陽の消えた氷河期に突入だ。
こちらの記事もいかがですか?
ケンチャナヨ精神③韓流時代劇のデタラメ・戦国時代にハイヒール
法律より国民感情。「これが国?」怒る韓国人に冷ややかな日本人。
コメントを残す