「海外旅行あるある」のひとつ。
それは、街で変な日本語を見かけること。
まあ、間違いじゃあない。
これは意味不明。
一体どんな文を日本語にしたかったのか。
原文を知りたい。
上の2つは、タイの首都バンコクにあるショッピングモールで見つけたもの。
タイに限らず、外国では変な日本語をたまに見る。
でも、香港のこのトイレの説明はなかなかにヒドイ。
でも、それはお互いさま。
日本の街でも変な英語はそこらじゅうにある。
たとえば浜松駅にはこんな案内があった。
「Get Off」だと「降りろ!」という命令になってしまう。
ケンカを売っているのか?
これを見たアメリカ人が、「You heard me; ride’s over, get off」とフェイスブックに書き込んでいた。
こういう変な英語や不自然な英語はそれほど珍しくはないのだけど、大阪メトロの場合はひど過ぎた。
それでサイトの公開を休止してしまった。
アメーバタイムズの記事(2019年03月19日)
「堺筋線」を「Sakai Muscle line」と誤訳 大阪メトロ、外国語ページを非公開に
いま世界で日本は人気上昇中。
訪日外国人の数は2018年に3000万人を突破。
これは神武天皇が即位して以来(2678年前)、初めてのことだ。
そうした外国人観光客のために、大阪メトロは公式サイトを充実させようと考えた。
リアルタイムで新着情報や運行情報などを提供しようとしたかったらしい。
そのおもてなし精神はよし。
でも、詰めがあまかった。
そのために自動翻訳ソフトを導入したところ、誤訳が連発。
たとえば、「堺筋線」は「Sakai Muscle line(サカイ筋肉ライン?)」になってしまった。
「筋→筋肉→Muscle」という思考展開か?
では、「3両目付近」はどんな日本語になったでしょう?
答えは「near Eyes 3」
「天神橋筋六丁目」は?
これは「Tenjin bridge muscle 6-chome」になった。
大阪メトロの自動翻訳ソフトはどうしても筋肉が好きらしい。
こんな英語を見たらすぐにデタラメと気づくはずだけど、職員は翻訳ソフトの誤訳をノーチェックでそのまま掲載していたらしい。
でも、ネットの反応を見るとわりと好評だ。
・お茶吹いたわw
・せっかくだからムキムキの電車作っちゃえ
・さかいマッスルライン、語感よくない?
・こうやってAIが世界を明るくしていくんだと思う。
・堺筋肉ライン!強そう
・怪しい中華なサイトになってるんだ!
・大々的にテレビのニュースでも流れていて。担当者は真っ青でしょうが、ほっこりしてしまった。
・この流れで「烏丸線」が「Crow Circle line」となる模様。
もう堺筋線は「マッスルライン」でいいのでは?
覚えやすいし、筋肉は裏切らないというし。
ちなみに、以前「タイ焼き」を機械翻訳したら、「Thai grilled(タイ人が焼いた?)」とかいうポンコツな日本語が出てきて驚いた。
機械はどんなに高性能でもしょせんは道具。
道具に頼り切ってはダメってことですね。
おまけ
冒頭の日本語があったタイのショッピングモール
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20年強前の名古屋の市バスに初めて英語表記が導入されたときは、バス停=alright placeてなってました(笑)
バス利用も命懸けw
↑ alight placeは降車専用のバス停だけでした。普通のバス停はちゃんとbus stop ってなってただけに不思議。
alright placeは謎ですね。