新元号「令和」が決定!アメリカと韓国の対照的な反応

 

いまのアメリカ日本大使はハガティさんという。
ということをきのう、こんなツイートを見てはじめて知った。

 

平成に代わる次の元号が「令和」と決まったのだけど、アメリカはどんな反応を示したか?

産経新聞の記事(2019.4.1)を見てみよう。

トランプ大統領も「深い理解と敬意示す」 ハガティ駐日米大使

4月1日に河野外務大臣と会ったハガティ大使は、「日本国民が新しい令和の時代を迎えることをお祝いしたい」と言ったあと、トランプ大統領も「新元号のニュースを受け、深い理解と敬意を表すると確信している」と話している。

時代に名前をつける元号という制度は、世界で日本にしかない。
アメリカは強くて活力のある国だけど歴史がない。
実際には「短い」ということなのだけど、アメリカ人は「うちの国には歴史がない」とよく言う。
それにアメリカは世界中の移民から成り立っている国だから、独自の伝統文化も少ない。
そんなアメリカ人の目から見ると、1300年以上の歴史のある元号にたいして「深い理解と敬意を表する」というのも納得だ。

‥なんてね。
アメリカ人が本音でどう思っているのかは分からない。
知り合いのアメリカ人は、菅官房長官が持っていた額を加工した画像をSNSに投稿して楽しんでいた。
「令和」の文字を「勝訴」や「餃子」に変えたものを投稿して、みんなで笑うような。

ハガティ大使やトランプ大統領もそんなコラ画像を見て、「LOL」と書き込んでいたかもしれない。
でも、なんだかんだ言って日本はアメリカの(わりと重要な)同盟国だし、本音はどうあれ、「お祝いしたい」「深い理解と敬意を表する」ぐらいのことは言うだろう。

そう言われて悪い気はしないから、アメリカでお祝い事があったら日本も同じようなことを言うはず。

さて、問題はハンバーガーではなくて、サムギョプサルのほうだ。

 

 

日本の新しい元号にたいして、韓国はどんな反応を示したか?

事実通信の記事(2019年04月02日)を見てみよう。

未来志向的な関係発展を=新元号で韓国政府

「令和」が発表されると韓国は、「今後も韓日関係が未来志向的に発展していくことを期待する」とコメントを発表した。
記事にはそれしか書いてない。
日本国民へのお祝いとか、日本の元号にたいする深い理解や敬意というアメリカ的なことばがまったくない。
ただ、自分の望みだけを伝えている。

もちろん日本政府も未来志向の日韓関係を期待しているのだけど、それを邪魔しているのは韓国だ。
慰安婦問題の解決を確認した日韓合意を事実上、破ってしまったのは韓国政府だった。
そして日本との約束を破り、徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じたのは韓国の最高裁判所で、韓国政府はこれを見て見ぬふりをしている。
だからいま、日韓関係は「戦後最悪」と呼ばれるほど悪化したのだ。

事実通信の記事にはこうある。

日本政府が是正措置や2国間協議を求めているにもかかわらず、韓国側は対応を先送りしており、打開の見通しは立っていない。

 

平成から令和になっても、日韓関係には何も関係はない。
韓国政府が日本の呼びかけを無視して、未来志向をただ期待しているだけだから、現実は何も動かない。
そもそも日本と韓国が見ている未来は同じものなのか?

今回の元号発表について、アメリカと韓国の反応は対照的だ。

アメリカはお祝いの気持ちや敬意を表すから、日本との関係は自然とうまくいく。
一方、韓国はそういう気持ちをしめさず、日本に誠意を見せることもなく、ただ関係改善をアピールする。
これでは、「未来志向的な発展」なんて望めない。

韓国人は直接的で、思ったことをストレートに表現するところがある。
アメリカ人にもそういうところがあるけど、もっとスマートなやり方や表現をすると思う。

 

ただ、韓国大使という人ではないけど、韓国大使館はこんなツイートをしていた。

「天皇陛下」って、ハングル文字で韓国国内でも書けるかな?
アメリカでは「エンペラー」と書いてもまったく問題はない。
未来志向の韓日関係はまだまだ遠い。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。