昔、浜松から長崎に旅行をしようと思い、交通費や宿代などを計算したら、台湾や韓国を旅行するのと同じぐらいの値段になると分かって、長崎旅行をやめたことがある。
そんなことから、日本の国内旅行は高くつくというイメージを持っていたが、いまはそうでもないらしい。
朝鮮日報にこんなコラムがある(2017/08/20)。
【コラム】海外の方が割安と感じさせる韓国旅行事情
韓国人記者が日本を旅行して、食費・交通費・買い物などで1日に1万円はかかるだろうと考えていたが、実際にはいつもそんなに使わなかった。また、お金を貯めて日本旅行をしている韓国の女子高校生と会って驚いたという。
いっぽう、ハイシーズンに釜山を旅行すると、ホテル代として一泊約2万8千円かかるし、ビーチで「場所代」を払い、浮き輪やパラソルなどを借りるとかなり高額になる。
さらに韓国では、お金を出してもそれに見合うサービスを受けることができないという。約9500円の刺身の盛り合わせを注文しても、出てきたのは海藻ばかりで刺身はほんの少ししかない。
そんなことで国内旅行に魅力を感じず、海外旅行を選ぶ韓国人が多い。
その際、人気の国が日本だ。
日本を訪れる韓国人の数はどんどん増え、過去最高を記録した。
韓国の人が日本に来て、いろいろなものを見たり食べたりするのは良いし、日本人と交流することも有意義だ。しかし、出会いが必ずしもハッピーであるとは限らない。
Record chinaの記事によると、こんなめんどくさい大学生もいる(2017年8月18日)。
「日本の若者に正しい歴史を教え、謝罪を受けたい」韓国の大学生が日本中を回ってフリーハグ
韓国の大学生が日本各地を訪れるのはいいし、フリーハグも自由にしたらいい。でも、なんで日本の若者に「正しい歴史」を教え、日本人から謝罪を受けたいと思うのか。
韓国のある3人の大学生が、日本の若い若者の多くが慰安婦問題を知らないか、間違った知識を持っているから、「正しい歴史を教え、“謝罪の抱擁”を受ける」ことを目的に自転車の旅をすることを決意したという。
彼らは「12・28日韓慰安婦合意は無効だ」や「慰安婦の強制動員を謝罪せよ」と書いたポスターをかかげて、札幌・東京・福岡などを自転車で回り、そこで日本人とフリーハグをおこなった。毎回10〜20人を超える人たちがハグをしてくれ、彼らは活動の手応えを感じたらしい。
マスコミが報道すると、韓国のネットユーザーは惜しみない称賛を送った。
「政府が行う慰安婦関連の交渉や政策よりも問題解決に効果がありそう」
「彼らこそが勇者であり、真の愛国者だ」
「韓国の未来は明るい。国のために努力してくれた3人に拍手」
しかし、中には「日本人の気持ちも考えよう」や「政府も国民もおばあさんたちを利用するのはやめてほしい」といった声もあったようだ。とても少ないだろうけど。
これは日本人の感覚ではない。「韓国の若者に正しい歴史を教えたい」とか「韓国人から謝罪を受けたい」という理由で韓国へ行く日本人がいるとは思えない。歴史が違うという以前に発想が違いすぎる。
それはおいといて、訪日韓国人が増えると、日本人がこんな韓国人と出会ってしまう可能性は高くなる。
個人的にこれまで海外旅行をしていて、そんな日本人と会ったことがある。
その日本人がポーランドの宿で韓国人のバックパッカーと出会い、慰安婦問題について質問されたという。先ほどの大学生と同じように、「日本人に正しい歴史を教えて、謝罪させる」という態度で。
その日本人は慰安婦問題についてほとんど知らなかったから、「正しい歴史」とやらを聞かされた。そして、「なんで日本人は歴史を学ばないのか? 心から反省し謝罪しないのか?」と強い調子で言われ、その場の雰囲気で、彼はその韓国人に謝罪した。
詳しいことはこの記事で。
日本人バックパッカー、最悪のドミトリー体験 with 韓国人旅行者
頭を下げただけならまだいい。
なかには、韓国の大学生から慰安婦問題について責められ、その場で土下座して謝罪した日本の女子大生もいる。
慰安婦問題で今の日本人が知っておくこと。謝罪も罪悪感もはいらない。
「日本人から謝罪を受けたい」と言うけれど、韓国に対する日本の戦後補償問題については、1965年の日韓請求権協定で、完全かつ最終的に解決している。
さらに慰安婦問題も、2015年の日韓合意で最終的かつ不可逆的に解決している。
すでに2回も最終的に解決している。これでも「まだ解決していない!」と言うのなら、いったい何回、最終的に解決すればいいのか?
もうそんな韓国人を相手にする必要はない。
いつまでも終わらないのは、そういう韓国人の気持ちを満たそうとするからだ。
話をするべきなのは、「日本人の気持ちも考えよう」という良心的な韓国人だ。
日ごろの行ないが悪かったり、とんでもない親不孝をしたりしていると、真の愛国者と出会ってしまうかもしれない。
「日本人に正しい歴史を教えたい!」とか「日本人から謝罪を受けたい!」と言う勇者に、つかまってしまうかもしれない。
そうなったら、どうすればいいか?
1つ覚えておいてほしいことがある。
2017年の今、日本人が韓国に謝罪することは何もない。
だから、相手にする必要はない。
日本人が謝罪したところで、日本と韓国に良い影響をあたえることはない。
未来志向の日韓関係を求めるなら、謝ってはいけない。
謝罪したら終わり、ということにはならず、むしろまた始まってしまう。
フィリピンで英語を学んでいる日本人のブログを見ていたら、「韓国人から『慰安婦問題について知っているか?』と聞かれたことから話し合いになった」というものがあった。
でもその韓国人は日本側の意見を聞こうとしたのではない。
自分たちの歴史観を押し付けてきただけだ。
結局今日の話をしてどうしたかったのか?と聞いてみると、彼は『日本が韓国に行なったことが悪であると言う自分の意見を僕に主張し説得し認めさせたい』と言ってきた。
日本人と韓国人が出会う機会が多くなったら、いつどこで突然、歴史認識を問われるかわからない。
そうなったとき何も知らないと、謝罪するハメになってしまうかもしれない。
自分を守るためにも、慰安婦問題や他の歴史認識問題について、正しい知識を身につけよう。
そうすれば謝罪は不要とわかるから。
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コメント
コメント一覧 (2件)
外国人観光客が増えると言うことは日本の物価に耐える財産を持つ外国人が増えていることを指す。すなわち、日本の国力が諸外国に追い付かれつつあることの証左でもある為、喜ぶのが間違いとは言えないが喜んでばかりもいられないのも事実。
他国が経済的に力をつけてきたことは、海外に行って空港のある看板を見るとよく分かります。
日本企業のものはすごく減りました。
海外の経済力を利用するのが吉ですね。