日曜日の朝、いつものように朝マックをしていると、同じテーブルに20代の白人4人組が座ってきた。
彼らはアメリカの大学生で、福岡から北海道まで自転車で横断している最中。
橋の下で寝泊まりしているという元気でクレイジーな彼らから、日本の印象をいろいろと聞いてみた。
では、前回の続きです。
この4人
Q:福岡から浜松まで来る間で、危険なことやトラブルはあった?
とくにない。
困るといえばスポークが折れるとかの自転車の故障だけど、それは予想の範囲内。
でも、愛知県では車の運転が危ないと思ったよ。
国道一号線を走っていたのだけど、車が自転車のすぐ横を走るんだ。ほかのところと比べて、距離が近かったからそれが少し怖かったかな。
それと、急に曲がったりスピードが速かったりと運転が荒いと思う。愛知では2回ほど車とぶつかりそうになった。
危険を感じたのはそれぐらいだね。
愛知を英語にすると「Love Widom」という美しい言葉になるのだけど、車の運転に限ってはそれはない。
英会話の話題・雑学に:あなたの都道府県を英語で言うとこうなる。
愛知県の運転というと、悪名高い「名古屋走り」がある。
愛知県の名古屋市およびその近辺で見られる特有の行儀の悪い運転および道路交通法違反運転の総称である。 2018年現在、愛知県の交通事故死者数は15年連続で全国ワースト1位である。
全国ワースト1位については、「最大の要因は運転モラルの低さ」と愛知県警も指摘している。
浜松在住のボクの感覚だと、豊橋ですでにデンジャーゾーンだ。
彼らが住むアメリカ南部では道が広いから、自転車の横すれすれで車が通ることはないという。
アメリカ人大学生は名古屋の洗礼を受けてしまったらしい。
ちなみに彼らが2番目に危険を感じたところは大阪。
名古屋ほどじゃないけど、大阪も車の運転が荒いと感じたという。
まあ合ってる。
車の運転以外では危険を感じたことはない。
日本人はフレンドリーで話しかけると笑顔で応じてくれるし、おすすめの観光スポットやレストランを聞くとスマホで調べてくれる。
それに田舎では、よくおばあちゃんがあいさつをしてくれた。
彼らが好きなのは日本のこんな風景
Q:日本とアメリカの違いは?
日本はどこもよく似ている。
アメリカでは白人・黒人・ヒスパニックなどいろいろな人がいるけど、日本では福岡から浜松まで、どこの都市でも田舎でも、同じ肌と髪の色をした日本人ばかりいる。
良い悪いの問題ではなくて、アメリカは多様性のある国だけど日本は均一性の高い国だ。
*彼は「ホモジニアス(homogeneous):均一、同質である」という単語を使っていたと思う。
でも伏見稲荷は違う。
白人・黒人・アジア人がたくさんいて、日本人が少なかったことにおどろいた。
たしかにあそこに行くと、英語・中国語・タイ語とか世界中の言語が聞こえてきて、日本人がマイノリティーのように感じてしまう。
あそこの多国籍感はニューヨークのマンハッタンなみでは?
「人種のサラダボウル」という点では、伏見稲荷はまさにアメリカだ。
以下、次回に続きます。
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