すこし前、インドネシア人とマレーシア人と一緒にハイキングとうなぎパイ工場へ行ってきた。
そのときいろんな話をきいたから、今回はその内容を書いていこうと思う。
今回は主にマレーシア人(20代の男女)の話。
インドネシア人の話はこれをどうぞ。
でもその前に、マレーシアについて簡単に知っておこう。
面積:約33万平方キロメートル(日本の約0.9倍)
人口:約3,200万人(2017年)
首都:クアラルンプール
民族:マレー系(約69%),中国系(約23%),インド系(約7%)
言語:マレー語(国語),中国語,タミール語,英語
宗教:イスラム教(連邦の宗教)(61%),仏教(20%),儒教・道教(1.0%),ヒンドゥー教(6.0%),キリスト教(9.0%),その他
以上の数字は外務省ホームページのマレーシア(Malaysia) 基礎データから。
マレーシアはインドネシアと違って、イスラーム教が国教になっている。
イスラーム教ではこんな像をつくって礼拝してはいけない。
こういうウナギの手すりならOK。
・日本はかわいい大国
上の手すりのように、日本の街にはかわいいものがたくさんある。
マンホールのふたにも、オシャレなものやかわいいものがあって少しうれしい。
マレーシアではマンホールのふたの写真を撮りたいと思ったことはないし、マレーシア人はそんな細かいところに気を配らない。
他の多くの外国人が指摘するように、このマレーシア人も道路工事のこんなものを見て「かわいい」を感じたという。
これではないけど、道中、アニメのキャラクターが画かれた車を見て「かわいい」と言っていた。
うなぎパイ工場
・うなぎパイ工場について
インドネシア人はウナギがお菓子になることにおどろいていた。
マレーシアやインドネシアでは、工場で働く人はここまで真剣に仕事をしない。
工場勤務は賃金が安くて、誰でもできるような単純作業が多い。
高い水準は求められず、おしゃべりをしながら仕事をする。
ここの人はお菓子の見た目で合否を判定しているけど、インドネシア人やマレーシア人にやらせたら、かなりデタラメなことになる。
*「マレーシア人は日本人ほど丁寧に仕事をしませんが、インドネシア人よりはましです」と、マレーシア人があとでこっそり言ってきた。
・日本はロボット大国
日本ではロボットをよく見る。
イベント会場やレストランにいたし、この前は銀行で見かけた。
ペッパーのことか?
マレーシアでロボットは少ないという。
これはひょっとしたら、イスラーム教と関係しているかも。
「人を創造するのは神だけ」というキリスト教やイスラーム教の考え方からすると、人間が人型ロボットをつくることはあまりよろしくないという。
技術的にどうかという前に、宗教のタブーに触れてはいけない。
だからホンダがアシモを開発するときには、エンジニアをローマのヴァチカンに派遣して、人間型ロボットを開発しても大丈夫か聖職者に話を聞いている。
ヴァチカンの大主教は、人類の役に立つものをつくるならかまわないと答えたという。
そのことはこの記事をどうぞ。
人間が人型ロボットを創造することは、イスラーム教の考え方としてはどうなのか?
彼らに聞いてみたけど、「イスラーム教に厳しい人は文句を言うかもしれませんけど、クルアーン(英語だとコーラン)と矛盾していないと思います。だからロボットをつくることは問題ないですよ」とのこと。
マレーシア人も写真を撮る時はピースサイン
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