日本は差別的？韓国は特別扱いを“当然”と思ってないか？

韓国は、世界の先進国としてのプライドを持っていたい。
でも発展途上国でいるなら、世界貿易機関（WTO）から優遇措置を受けることができる。
＊韓国は世界第12位の経済大国。
それで韓国は場面場面に応じて、先進国と発展途上国を使い分けている。

でもそんな都合のいい状態をトランプ大統領は認めない。
ツイッターで「世界で最も豊かな国々が、WTOルールを避けて特別扱いを受けるために発展途上国と自称している」と厳しく批判した。
韓国は実際には先進国だけど、発展途上国として特別扱いを受けていたい。
それでいま苦悩している。

くわしいことは前回の記事をどうぞ。

韓国は先進国か発展途上国か？米大統領の怒りに「苦悩必要」

「特権」を手放すことに深い苦悩を必要としている韓国の姿は、日本によって貿易上の優遇を認める「ホワイト国」から除外されたことに激怒するいまの姿とピッタリ重なる。
自分たちが特別扱いされることを韓国は当然と思っていないだろうか。

きょうもハンギョレ新聞の記事（2019-10-02）で、パク・テソン産業部貿易投資室長が日本を批判している。

「これは善良な意図の民間取引を阻害してはならないという国際輸出統制体制の基本精神と原則に反するもので、このような措置は輸出制限的で、韓国に限られた一方的かつ不当な差別措置だ」と批判した

韓国政府「日本の輸出規制、非常に差別的」…３カ月間で液体フッ化水素の輸出許可０件

そうは言うけど、日本はフォトレジスト、フッ化水素、フッ素ポリイミドの輸出を認めている。
ちゃんと手続きをすればOKは出るのだ。
だから日本を「非常に差別的」というのはあまりに感情的で的外れ。
根本的には、国際法や日本との約束を一方的に破った韓国側に大きな責任がある。
自分たちが優遇されるのを当然と思っているから、実態に応じた対応をされると「非常に差別的」、「一方的かつ不当な差別措置」を受けたと感じてしまう。

世界第12位の経済大国なのに、WTOでは発展途上国を”自称”する。
そうして優遇を維持しようと「苦悩」する韓国を見ると、自分たちへの特別扱いは「当然」と考えているようにしか見えない。